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無茶言わんといてーな! 何でもかんでも「棺に入れて!」 |終活・エンディングノート・大阪

こんにちは!
大阪で活動している
楽しく生きていくための終活ライフケアプランナー 吉原明日香です!


皆さん、お気に入りや大切な物って、ずっと手放したくないし
勝手に処分されるのも嫌だから
「自分が死んだら棺に入れてもらって、一緒に葬られたい」
と思ったこと、一度はありませんか?
その棺に入れる物を副葬品(ふくそうひん)と呼びます

しかし、火葬するにも"ルール"があって、棺に入れても良い物といけない物があります
今回はその"ルール"についてお伝えします。

副葬品として棺に入れられるもの 

①お花
②手紙や御朱印などの紙類
③写真(薄いアルバム1冊程度)
④衣類(燃えやすいもの)
⑤タバコ
⑥お菓子やフルーツなど食べ物(水分の多いものは不可)
⑦故人の思い入れがあるもの

棺に入れてはいけないもの 


①メガネ、サングラス、入れ歯
②ビン、缶などの飲み物(紙パックは可)
③辞書、辞典など分厚い本類(分厚いアルバムや日記など)
④アクセサリー(腕時計や指輪など)
⑤ お金
⑥ゴルフクラブや釣竿などの金属製品
⑦革•ガラス•ビニール•プラスティック•ゴム•ポリエステル•発泡スチロール…製品

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原則として、副葬品は可燃物のみとなっています。

葬儀社に相談したら、納棺出来ることもある


故人の思い入れのある人形やフィギュアは、ビニールやゴムなどで作られている場合が多いため、どうしても入れたい場合は葬儀社に相談して下さい。

お金(現金)は、燃やす行為が貨幣損傷等取締法にあたるため棺に入れてはいけませんが、地域によっては風習として棺に入れる場合もあるようです。
その場合も葬儀社や参列されるご家族•親族に確認をして下さい。

金歯がある場合は、一般的には火葬後に火葬場側で回収されるそうですが、希望すれば遺族が持ち帰ることができるそうですので、この場合も相談してみて下さい。

故人が好きだったから…と一升瓶や缶ビール、釣竿やゴルフクラブを入れるのは、燃えないため禁止となります。
お酒を入れてあげたい場合、葬儀社によっては紙コップにお酒を入れて納棺してくれることもあるそうです。

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また、結婚指輪は誰でも思い入れのある大切なものだとは思いますが、残念ながら副葬品として棺に入れることはできません。
ただアクセサリー類に関しては、火葬後に骨壷へ納めることは可能なので、結婚指輪はその際に納めることができます。

ペースメーカーが故人の体内に入っている場合は、火葬時に爆発の懸念があるため必ず葬儀社の方に確認して下さい。

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これは気持ちや個人の価値観の問題になりますが、
生きている方が写った写真を入れたい場合は、念のため写っている方に了承を得た方が後にトラブルに発展する可能性を避けられます。


私が実際に葬儀社のセミナーに参加した際に
入れないで、と言った物をこっそり入れるご遺族は結構多く、気付かないフリをしているけどほぼ100%気付いていて、毎回『もうっ💦』と思う(笑)」
と仰っていたのが印象的でした。

納棺出来る・出来ないのルールがあるのは、火葬炉の損傷を防ぐためだけではなく、故人の遺骨を守るためでもあります。(実際に遺骨へ色が移って変色してしまったり、遺骨の一部が溶けてしまうこともあるようです。)

みなさん、ルールは守りましょうね!!


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