【実話シリーズ】私に起こった出来事25引っ越したい
前回のお話はこちら
毎日暑いですね。
ホシヨミストグレースあかねです。
この話もいよいよ 終盤に入っていきます。
唯一 明るい兆しがあったのは 職場のこと。
ようやくワンオペ作業から解放されることになりました。
新しくスタッフとしてきてくださった方は 即戦力でとても熱心にお仕事に
取り組んでくださいました。
はじめはお互い気を使いあってきましたが だんだんと慣れてきて
ペースもわかってきて 今ではなくてはならない存在
大活躍していただいています。
この時期にしては本当に 私にとって唯一の「良いこと」でした。
さて この頃マンションの問題も少しずつ前に進み出しました。
なかなか見つからなかった建築士さんとようやく連絡が取れるようになり
近いうちに現場を調査し 意見書を作成していただく段取りができました。
建築士さんのお話によると 同じような工事の不備は 他の物件でも
あるとのこと。
また工事中に考えられることなどをわかりやすく説明してくださいました。
調査に立ち会い その後意見書が出来上がるまでは1ヶ月ほどかかりましたが
これで 調停交渉に臨むとができる状況になりました。
こうしてみるとマンション問題も一見平和になってきたかのように思いますが
別の問題が登場していました。
「クレーマー」です。
クレーマーと言っていいのかどうかはわかりませんが
とにかく毎月なんらかのクレームが文書によってご意見箱に投函されていました。
主にお1人の人物でしたが時には複数名の方が投書されていました。
例えば
「夜間にエントランスの明かりが暗くて足元が見えにくい
もっと照度を上げてほしい」
という要望があり照度を上げたところそれに対して別の方が
「夜間の照明が明るすぎる。省エネで 照度を下げるべきだ。
共益費の無駄遣い・・・」というご意見が返ってきたり
・カメムシがベランダで大発生してるのでなんとかしてほしい
・コロナ対策をもっと万全にするため 全入り口に消毒液を設置してほしい
・隣?上の階?近くから夜中に日曜大工のような物音がするので
なんとかしてほしい
とかとか
マンションあるあるな問題かもしれませんが
なかなか解決に至るには難易度が高いものから
どーでもいいことまで 多数の要望が寄せられていました。
ご近所付き合いの問題に発展しかねないので 時には個別に
面談したり 訪問してご意見を直接伺うということもありました。
また 今回の工事不備の交渉の件で
総会での承認を得て 毎度理事会議事録で報告していることについて
「なんでそんなことまでするのか?」
や「費用の無駄遣い」と
今更な意見を いう人も出てきました。
ご意見箱に投書してくださる方はそれでもましなほうで
バッタリ道で出会った時に直接意見をぶつけてくる方や
直接家にまで訪問してクレームを訴えに来られる時もありました。
理事というだけで 何もかも「受け止めなくてはならないのか?」
と思うと 生きた心地がしませんでした。
このころから本気で
「このマンションを近いうちに引っ越すべき」と
考えるようになりました。
が 今引っ越せば 逃げることになる・・・
そんな自分のことも 許せない気がして
自分で自分を責めていたのかもしれません。
この頃・・・精神的にもかなりキツく感じてきました。
そして 夏休みが過ぎ 娘が部活を引退し 本格的に受験モードに
突入していきました。
続く
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