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3/12放送分【雅とイケズ】

生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめた感動エッセイをつづっています。スタートして4年目。noteでも公開することにしました。過去分も随時アップ中。目録はこちら〔21年度〕〔~20年度

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22/03/12放送分
「京都の、いわゆるイケズを考える」アンコール放送(20/12/04)
井上 章一 先生

前回の講義で聞き逃していた内容がありました。

「千年の都の歴史が伝える宮廷文化、その都に共に生きる庶民にも浸透する雅のプライドがある。しかしその裏には、それぞれの家業を守り伝えなければならない、屈託を秘めたイケズの心が面々と育ち受け継がれていた。この屈託を隠したプライドは他の街には無い複雑な気持ちである」
との考察です。

この表からは分かりにくい深い庶民感覚を内包した京都 の洛外、琵琶湖、瀬田川でボートを漕いでいた各大学のクル ーに比べると、我々のように淀川でのクルーはひょっとした ら荒くれの田舎侍だったのかもしれないと思いました。

学生時代には気付くことはなかったのですが、ボートというそれぞれの自然環境の中でさせていただくスポーツは、その位置する水域のもつ歴史、文化の恩恵も受けていたのでした。
今思えば僕達を育んでくれたのは、自然と共にあった農村地帯としての東淀川の環境だったと気付きました。この環境の中で青春を過ごさせていただいたことに改めて感謝しました。

遅ればせながら、機会があればこの見方をボート仲間や後輩に語り継げる日がくればと思いました。京都の雅とイケズの講義の考察から新鮮なヒントをいただきました。

22/03/17
アストロケン

過去にも感想を書きました。

3/5放送分【「いちご白書」メモリー】<前 次>3/19放送分【もりだくさんすぎる学びへの挑戦】

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