なんでもかんでも集客に繋げようとするからつまらなくなる

最近シンプルにそう思ってます。

撮影にしてもブログにしても動画にしても。もっと言えば美容師という仕事においても。

前置き…売上が全て！！って考え方の人には全く共感出来ないであろう内容です。

Astiに入社させてもらう前の大手サロンでも集客担当みたいな業務を何年もやってて、自惚れかもしれませんが、成果もそこそこには出してたと思うんですが、その上でそう思います。

もちろん、美容師という【職業】である以上、売上とかお客様を呼ぶって大事な事だし、やらなきゃいけない事だと考えてるので、それはそれで意識しなきゃなんですが、経験上集客、売上を評価基準にしすぎると、美容師としての楽しさとか、数字じゃない部分での大事な部分を見失うことがあるんですよね。

これについては自分が憧れた、目指した美容師像にもよるんですけど僕の場合は簡単に言えば…

お客様にヘアスタイルを通じて感動を与えれて、素敵なスタイルの作れて、ヘアスタイルを通じて多くの人に支持される美容師

憧れたんですよ。

集客だとか売上はそれについてくる形が理想なんです。

お客様にヘアスタイルを通じて…って部分はサロンワークにおいてのことになるから、集客とはまた少し違うので、素敵なスタイルを作れる…って部分での考えです。

⬆︎

僕が好きなのは、雰囲気ある感じだったり、自分の好きなカットだったり、『自分らしさ』があるスタイルが好きなんですよね。オシャレどうこうは見た人の感じ方だからあれですが、自分が良いと思うかどうかがまずって意味で。

ちなみに、業界大手集客サイトはスタイルのpv数（見られてる数）が分かるんですが、前いたサロンでも、Asti Unjourでもこのスタイルが1番pv数を稼げるんですよ⬇︎

僕が昔カットカラーして、そのノリでついでにサラッと撮ったスタイルなんですが、モデルさんは勿論可愛いんです。ただ、撮影する前提ではなく作ったスタイルです。外ハネボブ、暗髪という万人受けする要素の多いとてもナチュラルな感じ。

つまり、集客出来るスタイル＝自分の好きなスタイル

ということに残念ながら今のところ僕はなってないわけです。

が、好きなスタイルの方は万人受けしなくてもそこそこ指名はもらえてます。

さらに言えば、最近よく見かけるこういうの。

ちょっと前に分かりやすさを出す為説明文みたいなのを入れてみたんですが…分かりやすさを重視するとなんか…正直、僕はなんかダサいというか、野暮ったいというか、「こういうのはあんまりやりたくないな…」思ったんですが、インスタでこういう感じの投稿が増え出した時期だったので、集客の為！って思いやりました。

加えて言うと、こういうお客様のバックショットもここ何年かで増えましたね。

僕もやってましたが、メイクとかファッションとか、自分の意思が反映されないんで今はやめましたが、集客サイトの営業さんともミーティングした時に最近はこういうのも集客かけやすいみたいなアドバイスはもらいましたが…。

まぁリアルな仕事なんでそこは全然アリだとは思いますし、今はまだ集客かけやすいとは思うんですが、2.3年後は…？

スタイル撮影はやりつつバックショットもやる！なら、撮影感覚も鈍らないでしょうから良いんですが、バックショットしかスタイルが無い美容師っていうのも僕には違うんですよね。美容師になることを夢見た昔の自分がそれを見たら憧れなかったでしょうし。

誤解がないようにいっておくと、家庭があってとにかくそれを守る！！とかそういう状況だとまた話が違ってきますし、こういう集客方法を全否定してるわけではなく、心の底から良い！！こういうのが好き！って思ってれば良いんです。　

守るものの優先順位とかもありますし、オシャレだとかダサいとか、好きとか嫌いとか感覚的なものの尺度は人それぞれですから。

ただ、心の底では良いとは思ってないのに、集客しなきゃ！って意識に支配されすぎてやってると、僕は嫌になる！って話で。

撮影にしても何にしても、ちゃんと自分の良いと思うものを打ち出す、表現するってことが僕が美容師をやってる上で大切な事なんです。

集客の為だけにブログはやってますが、それ以外の部分でnoteをやってるし。

ヘアスタイルは勿論、ファッションも、メイクも考えて（メイクに対してはメイクしてくれる子に丸投げしちゃう事もあるけど）流行とかも考えつつ、自分の好きを作るから楽しいし、結果それが集客に繋がれば…

というか、【好き】を集客に繋げる、良いと思ってくれる人を多く獲得するっていう方向で考えないから自分のなりたい、憧れた美容師像っていうベースがブレるし、集客ばっかに目がいっちゃって、流れに振り回される形になってつまらなくなっちゃうんだろうな。って僕は思います。

ただし、好きな事やって数字がついてこないもダメだと思いますし、ちゃんとバランスを考えて、美容師を楽しめる美容師になります！

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