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軽症なはずの子ども達に与える重大ダメージ 前編

やっと桜が開花し始めましたね🌸

マスクで迎える春は何年目になったのだろう…
小学生息子の顔は、マスクをしていなくてもくっきりとマスクが浮き出ている。
冬でも日焼けするんだなぁ。
小学三年からずっとマスクの息子。
今年からは五年生です。

低年齢であればある程、コロナ禍の生活に順応している。

これ、大人は勿論なんだけど
子どもは成長過程に組み込まれてしまった。
と言う思いがあります。
物事を快不快ではなく、色々な感情に変化させてゆく最中の子ども達に今回の生活が色々な面で影響している事はこれからどんどん研究されてゆくと思います。
なので、専門的な意見ではなく
母として、この生活で気がついた事をいくつか記録したいと思いました。


  • 小学生の親として

  • teenagerの親として

  • オカンの心


小学生の親として

我が家としては、そんなに神経質にコロナと向き合う家庭ではないです。
今まで、手洗いうがいは息子がセルフでするようになってから声かけしていましたが、
よりガイダンスをスピーカー並みに!する事もなく、毎日の検温くらいで日常はそんなに大きく変化させる事もなかったと思う。
だが、彼の唯一の社会の入り口になる、学校はそりゃ、すごい影響力だった。
あわよくば精神旺盛な彼が、ごまかさず手をしっかり洗うようになり、消毒にやたら厳しくなり、毎日ポッケにはハンカチ王子(古っっ)かっ。と思うくらいにハンカチ持参し、マスクは着用していなくても着用してるくらいの日焼け顔になった。
行事がなくなっても、「仕方ないよな。コロナやもん。」と言い、
「もし自分がなって友達にうつしたら大変やから。」と自ら自粛し、
オンラインでお友達と遊ぶ日々…
オカンは、心底心配になったよ。
あんたのメンタルが!
けれど、二年過ぎた今では、案外この年齢の子どもは順応性が高いのか、
マナーも存在するが、騒ぎ方も知っている。
何でも楽しんでやれるのが、この年齢の良いところ。
環境の変化を楽しんでいる時もみられ、
どうにかして、コミュニケーションを成立させる術を知っているかのようにも見える。
大人のように、「zoomだとレスポンスが良くなくて」
なんて事も、相手の状況もさほど気にせず、
ラグすらも味方につけるかのように成立させている風景がある。

けれど、それはうちの子の話で、実際は環境に慣れない子もいるだろう。
私が見てきた小学生の中では、確認強迫かと思う程、確認作業の多い子がいる。
例えば、いつも使用している私物、鉛筆やノートなんかの記名を毎回自分の物で間違いないか?と確認に来る。
勿論、文字は読めるのに。時間の確認も多かったりする。
いくつか読んだコロナ禍の子どもに関する論文の中では、
確認強迫洗浄強迫は分かりやすく現れる症状の一つらしい。
これらの症状の根源は様々だろう、私は専門家ではないので憶測になるんだけど…
自己責任の拡大 という表現があっているかな?

例えば
“もし、これをしていなかったら後で何かあった時に誰かに責められる”
戸締まりをしなくて、空き巣に入られたら普通は自分が困る。
けれど、それに付け加えて旦那さんがその事をとても責める場合や、
その事で自分の存在価値に傷をつけられる。という場合に過剰な確認に現れる。

大人も、右往左往するコロナ禍で子ども達は、いつもと同じ事をして過剰に注意を受けたり、自分の事を否定された。と感じる機会が今までより増えたと思う。
これらの経験を、大人はきちんと理解し、この生活が二年以上続いている今
もう一度、子どもへの対応を個々に振り返る必要があるように思う。


teenagerの親として

娘は中学から高校にかけてがこの二年だった。
中高一貫なので受験がなかった。今年から不登校で何とか進級して二年生になる。
彼女の場合は、楽しみにしていた
修学旅行や体育大会、文化祭や賞を取って招待されるイベント等、全ての行事が変更や中止になった。
お互いの家庭の状況や職業等、色々な配慮もできる年齢で友達や社会の状況もある程度意識する中の学校生活。
オンライン授業も出席扱いになる中、日常生活の睡眠、社会活動が少しづつ変化した。
笑顔が減り、イライラする姿を目にする事も多かったが、
話を聞こうと何気なくいつもの感じで話しかけても、話はしてくれるが、彼女の心の中はしっかりガードされている事が多くなった。
まぁ、お年頃だし…自分もあの頃は友達ばっかりだったし、と思ってある程度の距離感は配慮していた。
けれど、実際は交友関係は問題ないようだけど、彼女は心が疲れてしまったようだ。
本人もはっきりした理由はわからないが学校へは行けない。
頑張りたくない。
勉強したくない。
楽しくない。
という気持ちの存在はわかるが、説明まではできない。

これらの私が経験した事で
noteやTwitter等でも状況を見たり、不登校について、未成年の自殺者についてを目にする事も増えた。
やっぱり、コロナを切って考えるのは難しかった。

国立成育医療研究センターのHPに興味のある事が掲載されていたので紹介したい。
こちらではコロナ禍の子どもに対してのメンタルケア、その子どもを支える親に対してのメンタルケアを目的とする資料もたくさん掲載があるので、興味があれば是非見てほしい。
コロナ禍における思春期の子どもとその保護者のこころの実態報告書
は、中でも興味深かった。
抑うつ状態の子が増えている。そこをしっかり認識する事ができた。


これから、ますます増えてゆくであろう子ども達のこのような実態を
もっと一人一人の大人が真剣に考えてゆく時期だし、
もっと意識的に情報を認識したいと思った。
長くなりそうなので、次回に オカンの心と、もう一つ論文を紹介したい。

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