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045.認知症テスト

義父(95)が警察に保護された日から2週間。
顔半分は、まだ紫色のまま。
Alexa越しでも痛々しい。。

警察の一件の日の週末は、訪問診療の日だった。
あいにく立ち会いもAlexa越しで参加もできなかったのだけど、午後になり看護師から連絡が入った。

認知症が進んでいると。

認知症テストをしたところ、答えられない質問は、

「今、フランス語で答えたんだ!分かりますか!?」

と楽しそうに言うらしい。

あはは。なかなか面白いこと言うやん!
電話口で、声を上げて笑ってしまった💦!

想像できるけど、その場に居たかったよ。

フランス語と言っても、恐らく、
🇫🇷メルシーブクー
や、
🇫🇷コマンタレブー
レベルだと思うが、とにかく分からないことは、外国語(の挨拶)を使って誤魔化すらしい。

もっとも、見破られているから、誤魔化せてないのだけど。

診断は、“新しいことの記憶ができていない様子”。

この結果に対して、どうしたら良いという提案はなく、ただ、一人で出かけるのは危ないから介護サービス使って付き添いをお願いしては、どうかとのこと。

いま、年度末で平日に時間を取るのが難しいことや、週末は来客の予定が続き、私がなかなか顔を出せていないのが気になる様子で、毎日アレタサ(Alexa)で連絡がくる様になった。
慣れたもので、円滑になってきた。

最近は、5分くらいで終わる会話。
カメラをオンにして少し話をするだけで、安心してくれる様子なので、これはこれで良かった。

桜が咲き出したら、義父と人が少ない公園に花見でも行こうかと思う。
少しでも明るいお陽さんの下で空を見上げたい。

認知症が進む中、義父にとっての「自分らしく」とはどういうことなんだろう。
なかなか難しいお題を、本人に聞いてみよう。

つづく。

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