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「上手くなるほど自信がなくなる現象」はマジだった

芸術系の趣味とかに多い気がするんですが、初心者ほど自信満々だったりしますよね。

実は最近、まさに自分がこの現象に見事に引っかかっていることに気がつきました。

学術的にはダニング=クルーガー効果とも言われるあの現象です。


ダニング=クルーガー効果とは

クッソ雑に説明しますと、

デキる人ほど自信がなく、
デキない人ほど自信満々

というやつです。
もちろん全員がそうとは限りませんが、だいたいこういう傾向があるようです。

時々いませんか?

野球とかやったこともないのに、
プロ野球を観ながら、
こんなミス俺でもしない」とか言う人。

小説どころか創作も素人なのに、
自分も練習すればこれより面白く書ける
みたいに言う人。

これって、
「難易度が分からないからじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、案外そうでもありません。

合理的に考えて、プロの小説家より素人の自分の方が面白い小説が書けるなんて、ほぼあり得ないじゃないですか。

それなのに結構な人が「自分の方ができる」
あるいは「練習したら自分の方ができる
って思ってしまうんです。

作品そのものと比較するならまだ「難易度が分からないから」で説明がつくんですが、

彼らは、自分の「順位」をめっちゃ高く見積もるんです。

「順位」を、ですよ。

しかもこれはどんな分野でも起こるようで、

・勉強
・スポーツ
・仕事
・恋愛

などなど…結構困ることも多そうですね。


しかし!
そんなこと言ってる私も、この困った現象のワナにハマっていたことに気づいたのです。


素人絵なのに自信満々

実は最近、noteのサムネ画像のために絵を描きはじめたんですが、

私、自分の絵、けっこう好きなんですよ。

なんなら毎回「えぇ!上手くなっとる!」
とか言って喜んでますよ。

自分の絵好きだし上手いと思ってるんですがね、描いているのはこれですよ。↓

※客観的に見て、絵をちゃんと描いてる方々に全く及ばないことは理解しております。絵師様の絵は皆さんとても魅力的です。マジで尊敬してます。

絵師の皆様には怒られそうな話ですが、

・背景を自分で描いてない
・勉強してない
・下書きしてない
・構図は他のイラストの丸パクリ
・描画ツール使いまくり
・そもそも指の位置違う

こんな感じで、もう言い出したらキリがないぐらい酷いんですよ。

な、の、に!

自分の絵に「個性」とか「魅力」があると思っちゃってるんですよ。

これを自覚した時「ウソだろ…」って思いましたけど、マジでそういう感覚なんです。


1番の武器が1番自信ない

信じられない話ですが、
私はとある表現スポーツで日本一手前までいったのに、

その表現スポーツの実力はゴミにしか思えないんですよ。

自分の作品なんて大嫌いだし、自分がキモすぎて練習すら出来ないんです。

この素人絵よりも自信ないですからね。

理屈で考えたら意味不明ですけど、

こんなど素人丸出しのイラストを見せる方が恥ずかしくないんですよ。

昔大会で優勝した時の作品見せる方が怖いんですよ。



自信がなくなるのは宿命?

この、「初心者とか下手な人ほど自信満々」な現象を自ら体験したわけですが、
(ダニング=クルーガー効果です) 

ここから考えると、

今は自信満々なイラストも、練習をしていけば自信がなくなっていくはずです。
(それが正しい認識ではありますが)

そうなると、私がやっていた表現スポーツは、練習すればもっと自信が下がっていくのでしょうか?

今以上に自信を持てる日は二度と来ないのでしょうか?

調べてみると、
どうやらそれは違うようです。


この現象には続きがあった

実はダニング=クルーガー効果にはまだ続きがありました。

経験を積むほど自信は下がるけど、
なんとそれは途中までの話で、

ある点を超えると「素人の自信満々」レベルまではいかないにしても、ある程度は自信が回復していくようです。

他サイト様より引用

さて、仮にこのグラフのように私の自信も変化していくと考えると、

今の立ち位置は「自信が下がっている途中」と言ったところでしょうか。

正確なところは分かりませんが、

少なくともいつかは、実力を磨くことで自信をつけることは可能なようです。

これは個人的にはかなりの朗報でした。
自信がない原因はメンタルだけだと思っていたからです。

なんなら「練習すればもっと自信がなくなるのかも」とすら思っていました。

だけどこれを知って、安心しました。

たしかに100%の自信はつかないし、
一旦は下がるかもしれないけど、
いつか自信がつき始める日は来るんだ

そう思えました。

そして、これを知ったからこそ、

「自信の有無に振り回されずに淡々と練習を積み重ねていこう」

という風に思えるようになりました。


まとめ

素人なのに絵には自信があって、
日本一手前までいった競技には自信がない。

そんな不思議な状態になっていた私は、

「初心者ほど自信満々になりがち」という、ダニング=クルーガー効果の罠にハマっていたようでした。

しかしこの現象には続きがあって、さらに練習を積み重ねると自信はある程度まで復活するようで、

「自信の有無に振り回されなくて良い」と分かりました。

今回は一つ、心理学的な効果を知れたので、より落ち着いて練習ができる心理状態が整ったように思います。


読んでいただきありがとうございました。

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