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【目的編】資本家の祖国キャピタリア建国運動【万国の資本家よ団結せよ!】

資本家の祖国キャピタリア建国運動が目指すは資本家階級が世界的に団結し、万国の資本家を有権者とする議会を設立し、憲法を制定し、政府を組織し、裁判所を分立し、あたかも国家のような世界的組織「資本家の祖国キャピタリア」を創建することや!

本稿ではその目的を解説するで!

その1 人命の保護と私有財産の保全

ソビエト連邦の崩壊後、西側諸国では福祉制度が衰退し、貧富の差が拡大!

特にアメリカで資本主義への批判が若者の間で高まり、社会主義的思想が勢力を増しておる!

万が一アメリカが赤化した場合、内戦や経済の集団化、暴力的な階級闘争が起こり、アメリカ国内だけで何百何千万という犠牲者が出る可能性があるで!

また、赤化したアメリカが新たなソ連となれば、革命の輸出、第二の冷戦、世界規模での紛争や大規模な衝突は避けられず、最悪の場合は世界大戦を招き、アメリカを中心に世界中で億単位の人命が失われる可能性があるで!

ワイら資本家階級には社会主義などの反資本主義運動から自分と家族の命と財産、故郷と同郷人、祖国と同胞を守る義務がある! また人道的に考えて可能な範囲で外国や外国人のことも護ってやるべくできる範囲で最善を尽くす努力義務があると考えるで!

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その2 貧困や環境破壊、戦争などの問題への対処

しばしば資本主義のせいにされる富の格差、環境破壊、戦争といった世界的な問題に対処する必要があるで!

これらの問題への対処は個々の資本家の能力を超えているため、資本家階級全体の議会と政府を組織し、資源を集中して集団的に問題解決に当たる必要があり、それには資本家の祖国キャピタリアの建国が絶対に必要や!!

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その3 天下泰平

陰謀論者は戦争を資本家階級の企みということにしたがるが、現実には商売繁盛には平和が不可欠や! ウクライナ侵攻にはうちの家業も影響を受けて非常に迷惑しておるで! 当たり前なことやけど戦争は商売の邪魔や!

近年における紛争の頻発と世界の不安定化の根本にはいわゆるパックス・アメリカーナ(アメリカの天下)とパックス・ロシアーナ(ロシアの天下)の崩壊から来る覇権国家の不在があると考えられるで!

2013年にオバマ大統領が「アメリカはもはや世界の警察官ではない」と述べてパックス・アメリカーナの終焉を宣言し、2022年のウクライナ侵略の失敗によりロシア軍の弱体が露呈してパクス・ロシアーナも崩壊したことで、いまでは国際社会全体に「警察不在」の不穏な空気が広がり、各地で火の手が上がり始めておる状況や!! 

したがって世界平和の立て直しと維持にはほかの追随を許さない強力な経済力を有する覇権国家ないしは連合を立ち上げるのが最も手っ取り早い解決策やと言えるで!

そこで資本家の祖国キャピタリアが実現した暁には金に飽かせて最強の軍隊をつくり世界の警察を再建! 資本家による世界平和パクス・キャピタリカを実現するで! 社会主義国家の軍隊を紅軍とか赤軍とか言うのをリスペクトしてこの軍隊を金色の軍隊ゴールデン・アーミーと名付けよう! 金下泰平!

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その4 貧困撲滅

戦後、世界は長きにわたったアメリカの平和パクス・アメリカーナとアメリカ主導の資本主義の下で、著しい経済的発展を遂げ、何十億もの人々が貧困から脱し、世界的規模で経済格差が大幅に減少し、福祉レベルが大幅に向上したで!

近年は自国第一主義になびきがちなアメリカやが、戦後長きにわたってアメリカは海運の安全を保証し、しばしば自国の国益を犠牲にしてまで巨大な消費市場を開放し、豊富な資本を投資し、供給連鎖サプライチェーンを構築し、世界規模化グローバリゼーションを成し遂げたことは、間違いなく人類史に残る偉業やったで! 戦後の世界的な高度成長の実現には合衆国の存在が不可欠やった! 

その退場は悲しいことではあるが、人類にはそれを嘆いている時間がないで! 早急に後任を確保する必要がある! 円滑な交代が成功し、平和と経済成長が持続すれば、貧困は二三十年以内に完全に撲滅されるであろう! 円滑な交代にもし失敗すれば、世界は今後の成長が望めないばかりか、東アジア経済が破綻し衰退する可能性もある!

資本家の祖国キャピタリアはアメリカから超大国の地位を継承し、資本主義を存続させて経済成長を維持し、貧困撲滅の大偉業を成し遂げなくてはならないで!

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その5 資本家をマジョリティ多勢

資本家階級は世界を支配していると見なされがちやが、歴史的に迫害、虐殺、略奪の対象となることが多々あったで! アメリカのような現代の資本主義的な民主主義国家においてさえも、99%の非資本家を善とし、1%の資本家は悪であるとして、後者への批判や攻撃が正当化される風潮があるで!

これは一部には、資本家階級が無勢マイノリティであるため、多勢マジョリティの専制に対して脆弱であることが原因やと考えられる!

そこでワイらは資本家階級が多勢マジョリティの地位を占める国家を創建し、資本家階級の利害を代表・遂行させたいと考える次第やで!

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その6 プロレタリア根絶

労働者階級撲滅予算を設け、無数の新しい会社を設立し、その株式を労働者に分配することで、彼らを新しい資本家にし、彼らを資本家の祖国キャピタリアの有権者として取り込んでいくで!

これにより彼等が資本主義の受益者となれば、反資本主義的なイデオロギーは彼等自身の財産を脅かすものとなり、自然と支持を失い衰退していくことやろう! 最終的には全人類を資本家階級にすることで労働者階級を根絶するで! 

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その7 民主主義の防衛

近代民主主義体制と呼ばれているシステム、つまり資本家ブルジョワ民主主義は、資本主義経済で成長した資本家階級が、財産権をはじめとする民権を要求・獲得していく過程で成立したものや!

そのため、経済的自由権は近代的民権の前提であり両者は根本的に不可分の関係にある! たとえば東洋の開発独裁諸国(韓国、台湾、中国)において資本主義的経済成長は市民の自由および権利の著しい拡大を伴いしばしば民主化をもたらした一方、共産主義の理論のもとに経済的自由権を廃止した東側諸国の全てでは民主的制度の一切が即座に破綻し人権が停止したで!

もちろん民主主義の未来の繁栄のためにも経済的自由権は不可欠であり、国際政治が反資本主義者に乗っ取られるような事態は絶対に避けなければならん!

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その8 資本主義の防衛

ワイらはかつて美しい夢を描いた!
貧困と戦争が消滅し、皆が幸福な未来像である!
もしグローバル化が終焉し、戦国時代が到来すれば、その夢は永遠に破れるであろう!

ワイら資本家階級は国際社会全体の安定と自由と発展の維持に寄与しなくてはならん! 資本家の祖国キャピタリアの建国は人類の歴史を正しい方向に修正し、世界を救う大事業である!

いまや世界の経済は相互に依存しておる! アメリカによる資本主義の秩序が崩れれば、近年著しい発展を遂げつつあるアジアとアフリカの多くの開発途上国はたちまち経済的混乱と不安定に陥り、未来を閉ざされる危険性があるで! 

アメリカ的資本主義の理念の下で築かれた自由貿易や国際協力の枠組みが崩れれば、世界中での貧困と不平等が増し、全体主義や独裁政権が台頭するやろう!

我々資本家階級は国際社会においても資本主義経済の維持と推進に努め、全体の繁栄と安定を図らなあかん! そして反資本主義勢力の台頭を阻止し、自由と民主主義の価値を広め、次世代にも継承していく責任がある!

資本主義社会の存続と繁栄のために、我々は国内外において経済的自由と人権を守るために積極的に行動し、自身の利益だけでなく、全人類の幸福と平和を追求することが求められるんやで!

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