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【asparagusのシンプル部活動 No.2 】やったことのない競技の顧問を任されたときの最初の言葉

「今年からバレーボール部の顧問よろしく!」

「えーっ、したことないスポーツどうやって指導すんの…どうしよう…」

こうやって公立中学校の教師は4月のスタートをきる。いきなり伝えられる。ほんとにヤバイ業界だなと思う。

僕はこれまずっと未経験のスポーツの顧問になってきた。だから、部活動指導ではたくさん失敗した…
けど、いろんな経験をして、それなりに今は上手く部活動経営が出来ている気がする。

さて、そんな僕は、自分で「シンプル部活動」と銘打って、部活動の目的をたった1つに絞っている。

それは、

「努力するプロセスを体験させること」

これだけ。この目的達成のために、僕は部活動をしている。

詳しくは、

今日は、未経験の顧問になった時の最初のスタートに何を伝えるか。
僕がいつも生徒に伝えていることをまとめておく。

未経験の競技の顧問になった時は、一番最初の言葉が一番大切。



〈僕がいつも4月の一番最初に伝えること〉

僕はこの競技は未経験なんだ。
だから、みんなと一緒に成長していきたい。

人間って頑張ってる人を見ると、
その人のこと応援したくなるんだ。

僕は、みんなより初心者。
だから、みんな以上にバレーボールを頑張るよ。
バレーボールの勉強をたくさんする。
バレーボールの練習もする。
バレーボールの顧問の先生たちと友だちになって、練習試合もたくさん設定する。
そして、試合で勝てるようなチームを目指す。
そんなバレーボール初心者の顧問の姿をみんなに見てもらいたいんだ。

みんなから応援される顧問を目指すよ。
みんなから応援されないっていうことは、僕の頑張りが足りてないってことだと思う。
頑張りが足りないなら、いつでも伝えて。
みんなの意見を僕は否定したりしないから。

僕はみんなの頑張ってる姿を見て、全力で応援するし、支えていくよ。


こうやって伝えて、子どもたちと対等な関係を築く。ここから、全力でその競技の勉強と実践を繰り返す。最初はもちろん出来ないけど、失敗を恐れずチャレンジしていく姿を見せていく。

だって、期待イッパイで入部してきた子どもたちの前で、やる気が出ない教師なんていない。
子どもたちのために全力で頑張ろうと思っちゃうのが教師なんだから。

初心者という立場をおもいっきり全面に出してシンプルに部活動をする。

子どもたちはとても素直。
指導力が全然なくても案外ついてきてくれるし、応援してくれる。

公立中学校の部活動は複雑だ。
でも、それをシンプルに考えると楽になる。

今回はやったことのない競技の顧問を任されたときの最初の言葉。

ポイントは

初心者という立場を全面に出す!

ということ。

僕はこうやって部活動のスタートをきっている。

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