【番外編】花音の物語|猫の扁平上皮癌
命日なので、ゆずの初めての家族、花音のお話しを少し。
2000年の夏、教え子のアパートのドアの前に佇む子猫が現れ、放っておけず部屋に招き入れたその子から夜中に電話をもらいました。
「なんか、死にそうなんだけど、どうしたらいい?」
子猫は重度の風邪を引いているとのことで、目の拭き方、水の上げ方などを伝えました。
翌日病院に連れていくといっていたけれど、また電話がきて
「頭にくるんだけど?もうじき死ぬからそこらへんに捨ててこいってさ!!!」
と。聞くと頭からノミとりの薬をスプレ