海10秒、五右衛門風呂、薪割り・焚き火、釣り船チャレンジも!淡路島版パラダイスデー(asobi基地式サマースクール)で体験できること
2023年夏休みの目玉は、asobi基地ユニバーシティ式のサマースクール「パラダイスデー2023夏休みスペシャル(淡路島)」。
昨年の夏プログラムからはガラッと変わって、普通のキャンプやシャワートレッキングではなく、ゲストハウスを丸ごと貸切にしてのサマースクールになりました。
狙いはどこにあるのか、子どもたちはどんな体験ができるのか、asobi基地ユニバーシティのよりかね隊長がじっくり紹介ます。
島の海辺で過ごす、忘れられない夏休みを……!
走って10秒できれいな海
よりかね隊長です。ここでは、お風呂に入るよりも、海に入るほうが簡単です。ええ、大げさに言っているわけじゃなく、本当に。
地図を見てください。
いくつか建物が密集していて、そのうしろはトランポリンがあったりニワトリがいたりする庭&駐車場。そして本当にすぐに海です。
中庭を裏手に出て、海まで約50〜60mといったところでしょうか。小中学生がダッシュすれば、冗談抜きで10秒ですね。
おまけに、風がないときは「ここは琵琶湖」と言われてもわからないくらい海が穏やかだし、水もきれいなんです。
入り江はテトラポットで守られているので、深みにハマる心配がなく、沖に流されるリスクもありません。写真では小さい子が浮き輪一つで遊んでいますが、子ども用プールで遊ぶのと変わらないので、ここで遊ぶ限りはライフジャケットなしで大丈夫です。
asobi基地ユニバーシティでは、必ず大人を連れて行くルールではあるものの、これほど気軽に入れてしまう海もなかなかないです。
さすが「島」ですよね。
子どもたちはきっと、真っ黒に日焼けして帰るんでしょう。
拠点はここ!遊び心たっぷりの民家ゲストハウス(貸切)
外観からして、遊び心を感じますよね。古い民家をベースにしたゲストハウスです。
中をのぞいてみます。
部屋は和室です。3〜4人で1部屋を使います。
視察に行ったときは3月だったので布団のお世話になりましたが、パラダイスデーは真夏の7月下旬なので、お腹に1枚かければ眠れてしまいます。ブランケットや寝袋を持ってきてください(布団のレンタルもありますが、別料金で、数量限定です)。
リビングスペース。ゲストハウスのオーナーの趣味で、漫画がいっぱい。
奥側はキッチンエリア。
パラダイスデーではいつもそうですが、食事は自炊です。1人3,000円を持ち寄り、みんなで自由に使える軍資金に。好きなものを作って食べます。
もちろん、こんだてを考え、必要な食材をリストアップし、買い出しに行き、誰かが作り、誰かが片付ける必要があります。自分たちで責任を持つから、自由があるんです。
洗濯機もあります。1回100円で使えます。
5日間分の着替えはとんでもない量になるので、洗濯する前提で荷物を最小限にするのもアリですね。
でも、自分で洗濯して、自分で干して、自分で取り込むんです。いきなりはできないので、やった経験のない子は自宅で練習してきてくださいよ。
ゲストハウスの敷地にあるもの。なんじゃこりゃー!?
まず目に飛び込んでくるのが、トランポリンです。無料ですよ、もちろん。好きなときに好きなだけ遊べます。
中庭では、焚き火や火遊びができます。
中庭から南西側に抜けると、薪割りコーナー。
パラダイスデーでは、淡路島じゃなくても、火遊びや薪割りは定番ですね。
子どもたちにとっては薪割りは遊びですが、ゲストハウス花野の内湯のお湯は、薪で沸かしているので、湯沸かしのお手伝いになります。
そして!大注目の五右衛門風呂。
すごい煙そうに見えますよね。実はこのとき煙突が詰まっていまして。
沸かしてみたんですが2時間以上かかりました😂
が、わりとそのすぐ後にメンテナンスが入り、直ったそうです。1時間半くらいで沸かせるかな?😂😂😂
大人だと一人、子どもでも二人が限界な感じなんですけど、それでもこれだけ時間がかかるんですよね(ここでは海に入るほうが簡単な理由、わかっていただけましたか!)。
パラダイスデーでは、子どもたちを3チームくらいに分けて、「五右衛門風呂の日」を作って、“自分で沸かして入る” にチャレンジしてもらおうと思います!
くるくる市に掘り出し物があるかも?
敷地内には「くるくる市」があります。
リサイクルショップのようなものですが、ここでは売買はありません。お金が発生するのは、欲しいものがあったときに払う管理費100円/1つのみ。
服、靴、生活小物、おもちゃ、CDやレコード、漫画などなど、けっこう色々なものがありまして、見ているだけでもおもしろいです。
子どもたちにとっては、忘れ物をしたときの天の助けになりそう。徒歩圏にコンビニとかはまったくないのですが、くるくる市用に余分にお金をもたせてあげてください。
食材の宝庫・淡路島
玉ねぎが有名な淡路島ですが、それ以外の野菜ほか農産物や、チリメンモンスター満載のちりめんじゃこなど海鮮まで、びっくりするほど食材が美味しく、宝庫でした。
玉ねぎももちろん美味しかったですよ。炭火で火を通したら、エグみが完全に消えて、まるで白菜を食べているような食感!
子どもたちの自炊の買い出しでも、なるべく直売所ほか、地場食材を購入できるように、あちこち連れていきたいと思っています。
やりたい子は釣り船チャレンジも!
3月の現地視察時に、2つの釣り船に乗ってきました。「島」「瀬戸内海」とくれば、釣りをしないわけにはいきませんよね。
釣り船も様々で、中には昔気質でとっつきにくい船長もいるんですが、乗ったうちの1つ「義丸」さんは、初心者やビギナー相手でもとてもよくしてくる船長さんでした。
一つひとつ気配りをしてくれますし、こうやって釣ってください、という指示もはっきりしていてわかりやすい。ライン(釣り糸)が絡まってしまったときも、すぐに対処してくれます。
これならば、ということで、さっそく船長に相談しまして、子どもだけでの釣り船チャーターが決定。
オプションにはなりますが、釣り船にチャレンジしてみたい子は、ぜひ申し込んでくださいね。
ルール、規律、協調性etc.をすっかり手放して、視座を高く持ちたい。
子どもたちの成長には最低5日間は必要
さて、昨年の夏は、無印良品津南キャンプ場でのキャンプや、嬬恋村でのシャワートレッキング&キャンプなどを2泊3日でやりました。
あれはあれでいい体験ができたのですが、今年は大きく方向転換をしました。だんだん、asobi基地ユニバーシティの本当の価値、あるいは全力でやるべきことが見えてきたように思っています。
一つは、2泊3日では、自然体験はできても、asobi基地ユニバーシティらしい「自分たちの責任で決めて、自由にやってみる」は中途半端で終わってしまうという事実です。
私たちにとっても、「ああ、この子はこういう子なんだ」とわかった頃に終わってしまい、また次の子が遊びに来る。不完全燃焼感が拭えませんでした。
asobi基地ユニバーシティのプログラムでは、石垣島7日間生活が最も「らしい」だろうと感じていますが、それはやはり子どもたち一人ひとりとじっくり向き合える時間があるからです。
子どもたち自身も、これだけの時間があれば、asobi基地ユニバーシティのやり方に慣れ、自分なりに少しずつ変化していく余白が得られる。そう考えると、2泊3日ではなく、最低でも5日間は必要だというのが結論です。
ルール、規律、協調性etc.では実社会で通用しない
そしてもう一つ、パラダイスデー夏休みスペシャルには、大きなテーマがあります。
春休みにもパラダイスデー5日間スペシャルをやりましたが、「ああ、これが理想的なスタイルなんだ」というのが本当によくわかりました。
私たち、子どもの頃から、学校やらなんやらで、集団生活では協調性が大事、ルールや規律を守ることが大事、と刷り込まれてきています。
自然体験やサマースクール、サマーキャンプでも同様です。こうした団体や組織が、力を合わせてなにかをやり遂げる経験ができることを価値に掲げるケースは多いです。
それはそれでもちろん良いんです。間違っているわけではありません。
ただ、私たち大人は、社会に出て精一杯生きる中で、ルール・規律・協調性なんかを、それほど絶対的なものだとは思っていません。
なぜなら、ルールや規律があるのは当たり前で、その上でじゃあどうするのが得か、頭のいい人、狡猾な人、客観的な人……などなど百戦錬磨が無数にいるのが社会だからです。
こういうものはカードゲームで言えば「ゲームのルールを覚える」段階のお話。ルールを理解した上で、じゃあどういう戦略で行こうか、という一段上の視座が社会では必要です。
さらに言えば、ルールをわざと無視しようとする人、規律を守るのが苦手な人、追い詰められて理屈では考えられない行動に出る人……そんな無秩序があるのが社会です。
どこであっても(社会であっても)自分らしくいられることが大切
だったら、もうすぐ社会に出ていく将来が視野に入る10代前半の子たちのためのプログラムで、ルールだの、規律だの、協調性だの言っているわけにはいきません。
世の中には、自分と考え方の違う人も、どうしてもリズムの合わない人もいる。放っておくと自分がやりにくくなってしまったり、実害を被ったりすることだってある。
そういう、実際の社会に近い環境の中で、自分なりに関わり方、対処の仕方を見つけて、(周囲に合わせるんじゃなく)自分らしくいられる方法を探すという経験こそをしてほしい。
自分で考えて選択して、失敗したり成功したり、強烈な実感を得て、行動を変え、適応し、私たちは成長していくんだと思います。パラダイスデーはまさに、その社会に出る練習ができる場だと思っています。
そして、普段は半人前と見られ「ああしなさい、こうしなさい」と言われることの多い年代の子どもたちですが、心は大人になりかかっていて、一人前と扱われることが大きなエネルギーになります。
主導権を与えられることで、毎日見ているはずの親が驚くほど、色々なことができたり、さまざまなことに興味を向けたり、目をみはるような成長をしていきます。
自分たちの力で、自分たちだけですごす、島の夏休み。きっと忘れられない時間になるはずです!
*****
【7/23-7/27】パラダイスデー2023夏休みスペシャル|兵庫県・淡路島 – 募集要項
※2023年4月16日(日)22:00〜申し込み開始
最新プログラムの募集開始情報や、キャンセル再募集のお知らせは、LINE公式アカウントにて配信しています。ぜひ「友だち追加」してくださいね。
☆asobi基地ユニバーシティ LINE公式アカウント
https://lin.ee/J6Qqgpk
◆【2023年春休み〜夏休み】キャンプ、サマースクール、石垣島7日間生活ほか自然体験プログラムまとめ https://asobikichi-univ.com/natureex-spring-summer-2023-9126.html
◆2023夏休みプログラム比較(開催地、日程、参加費用、特徴) https://asobikichi-univ.com/2023summer-program-list-9611.html
◆なぜ「自由」と「自己決定」なのか。それが最速の学びだから! https://note.com/asobikichi_univ/n/nd2a3ff846a49
◆asobi基地ユニバーシティのプログラムの特長|子どもたちの見守り方、場作りの仕方を徹底解説 https://note.com/asobikichi_univ/n/n32300803238f
◆【Q&A】asobi基地ユニバーシティよくある質問まとめ|一人で参加できる?送り迎えは?うちの子にあう? https://note.com/asobikichi_univ/n/n74889f383560
◆保護者の感想、口コミ、評判 https://asobikichi-univ.com/program-reputation
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?