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部門長が育休取得を経て感じた、Asobicaの組織力とは

みなさんこんにちは!
Asobicaで広報PRを担当しています、やないです。

Asobicaは、コミュニティ運営を通してロイヤル顧客の育成・蓄積・分析を行う「coorum(コーラム)」をメインプロダクトに、「顧客中心の経営をスタンダードにする」ことを目指しています。

今回の記事では、育児休業制度を活用し約1か月の業務のお休みを取得した、マーケティング部部長 間瀬さんへのインタビュー内容をご紹介します。
世間では、主要企業における男性の育休取得は5割に迫っている *1ということもあり、スタートアップに限らず多くの企業において、男性の育児休業制度取得はまだまだ100%といかないのが実情ではないでしょうか。

*1 日本経済新聞 「男性の育休取得5割迫る、多様性改革じわり 日経調査」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC251F40V21C23A0000000/

Asobicaでは、育児休業制度だけでなく、業務に復帰しながら子育てするメンバーをサポートする子の看護休暇や、一緒に暮らす家族の介護をするメンバーをサポートする家族の介護休暇を設けています。所属している多様なメンバーが活躍できる環境を整え続け、個人・組織のパフォーマンスを最大化することを目的に21個の福利厚生があります。

スタートアップで男性が育児休業制度を取得する際の工夫や、Asobicaの組織体制のリアルを感じていただけたらうれしいです。

\お話を聞いたAsobicaメンバー/

間瀬大貴(ませ・たいき)
Asobica マーケティング部 部長
BtoC向けのIT媒体を提供する会社でマーケティングを経験。その後、メーカーへ転職し、マーケティングや商品開発、新規プロジェクトの立ち上げ、ブランディングを経験。その後、BtoB企業へ転職し、BtoBマーケティングを3年ほど経験し、Asobicaへ転職。現職に至る。


初めての子育て。家庭で仕組みづくりをするために育休を取得

ーまず、育児休業制度を取得しようと思ったきっかけがあれば教えてください。

妻も自分も初めての経験ですし、100%育児・家事に向き合える時間を作りたいと思っていました。その中で、これまで仕事優先だった生活から、子育てを中心に生活サイクルを整える必要があるので、妻と一緒に、どう役割分担していくのがいいのかを相談する時間にしたいとも考えてました。

ー育休を2回取られていたと思うのですが、どのようにスケジュールを決めたんですか?

出生児育児休業制度は、生後8週間のうちに最大4週間取得できる制度なのですが、2分割することが可能なんです。私も妻も、子育ては初めてだったので、妻と子供を第一優先にしたいのと、私の育休が終わった後の生活サイクルや役割分担を決めるためには、どういった取得の仕方が良いのか考えました。

上記のように、最初の1週間は妻は身体を休めながら、私は育児に慣れる期間に当てました。その後、妻が実家にいる間の2週間、私は仕事に復帰して、仕事終わりの夜から次の日の朝までは妻の実家に行く生活を送りました。

最後に、妻が自宅に戻ってからの3週間お休みをいただき、実家でのサポートなしで、育児と家事のバランスやサイクルを決める期間にしました。この期間では、役割分担しながら私が仕事復帰した後のことも考えることができましたね。

ー業務に復帰したとき、実際にお子様との生活はどのような感じでしたか?

妻が居てこそできることですが、仕事と家事の両立ができていると思います(あくまで主観になってしまいますが)。育休を取得している間、自分が仕事に戻っても、どこまでなら一人で回せるのか、特に協力が必要な育児・家事は何かを話し合っていました。仕事をしながらどれくらい家事分担ができるのか、ある程度育休中にシミュレーションができたのは良かったです

ーちなみに、奥様とはどういった役割分担なんですか?

細かい分担はもっとあるんですが、仕事を一度19時で切り上げて、子供をお風呂に入れてミルクを上げて寝かしつけてます。お風呂に入れると長く寝てくれるので、逆に19時にお風呂はマストですね。あとは時間ごとに何をすればいいか洗い出して、妻と私で分け合うようにしています。

ー間瀬さんのお話を聞いてると、育児も仕事と同じで奥様とのコミュニケーションが大事というのがよく分かります。

今、子供の面倒を見ることしか話してないですけど、家事全般もやらないといけないので、お互い会話しながら負担がかかりすぎないように話し合っています。私の仕事が忙しい時は、妻に負荷をかけることが多くなってしまうため、それも長く続かないように意識しています。

育休取得ができたのは、Asobicaに自分ごとで考えるカルチャーがあったから

ーでは、会社のメンバーの反応をお聞きしたいのですが、同じ部のメンバー、特にマネージャーはどんな反応でしたか?

しっかり休んでくださいって言ってくれましたね。その期間は絶対連絡しないですって言って、「まさか〜」と思ってたんですけど本当になかったです。逆に寂しかった(笑)マネージャーの林さんだけでなく、メンバーたちも自分たちで対応できることは自分たちでやる、という意思をすごく感じました。

マーケティング部は他部署との連携が必須の部署ですが、育休に入る直前までセールス部の部門長と時間を使って議論していた内容を、林さんが全て引き継いでくれました。

ー頼もしいですね!Asobicaの会社としての対応でよかったことはありますか?

全社的に、育休を取得する人をサポートする体制や意識が高くて驚きました。バックオフィスの対応も素晴らしく、私が部門長なので、承認関係の仕事も多くありますが、育休に入った瞬間パタリと来なくなりました。承認ルートの切り替えや、部門長への連絡事項もマネージャーの林さんに切り替えてもらい、出産から育休を優先できる環境を整えてくださいました。

あと、他部署の部門長たちが意識的に声をかけてくれたり、連携してくれたり、マーケティング部自体を気にかけてくれていました。自部署で自走できるメンバーが多い・バックオフィスのスムーズさ・他部署の横断での連携、以上の3つが揃っていたので、部長レイヤーでも育休をとれたと感じます。

ー成長中のスタートアップでこれだけ安心しながらお休みを取れるというのは、結構すごいことなのかもしれないですね。

なかなかないと思いますね!いろんな会社で働いてきましたが、Asobicaには、助け合う・協力するカルチャーが元々根付いているからこそ、育休を取得することを総務や人事に丸投げするのではなく、自分ごととして考えるメンバーが多いです。また、Asobicaに入社するときに決めていたことのひとつに、自部署のメンバーに積極的に権限移譲を行うことを掲げていたんですが、日頃から単純な指示をするのではなく、背景や事業観点から伝えるようにして、じゃあ具体的に何をするのかは本人たちに任せるようにしていたのも、大事だったのかなと感じます。

ー自分で意思決定する場面が多ければ多いほど、メンバーのみなさんのスキルアップに広がりがもてそうですね。

そうですね。BtoBマーケティングは組織が大きくなればなるほど細分化されて、それに合わせて役割も細分化されていきますが、「WEB広告の運用はできるけどマーケティングの戦略を考えることはできない」ということがあるのはよくないと思っていて、ある程度担当するプロモーション施策で経験と成果を出すことができたら、主担当を変えるようにしています。みんなが部門長を担当できるくらい成長する機会をつくっていきたいですね。

間瀬さんが部門長を務めるマーケティング部のメンバー

Asobicaメンバーのキャリアを守る制度や方針を全社で考えていきたい

ー育休から戻られた際に、実際に感じた部内の変化はありますか?

自部署のメンバー全員に言えることですけど、施策は何も滞っていなかったですし、数字への意識はむしろ上がっていたので、自分が半年くらい休んだとしても問題ないだろうなと感じました。自分が実施した施策がどうインパクトをもたらしたのか、要因と結果もセットで分析できていたと感じます。

ー間瀬さん自身は、戻ってきてから働き方の変化はありましたか?
めちゃめちゃあります!変わりました!まずは、先ほどの権限移譲の話と同じく、今まではすべてのプロモーション施策のミーティングに出席して、すべて確認していたんですが、やめました!というかする必要がなくなりました。今は、何の仮説をもって、検証を行い結果仮説通りなのか、仮説と違う場合何が違って次どうすればいいのか?その考え方のすり合わせを行い、方針が間違っていなかったら具体的な施策内容についてはあまり口出ししないようになりました。

ー今は、お子様が中心の生活だと思うのですが、仕事を切り上げる時間にも変化はありましたか?

19時にお風呂にいれないといけないので、19時までに一旦仕事を終わらせないといけないという意識はあるかな。自分だけじゃなくて、子供への影響があるので、仕事にもより身が入ります。

ー今までのお話を踏まえて改めてお伺いしますが、やっぱりお子様が産まれると生活は変わりますか?

変わりますよ〜!19時に仕事を切り上げるという働き方や、育児や家事を妻に任せきりにしないやり方は、育休があったから意識的に変えることができました。育休を取ってよかったです。会社のメンバーに感謝ですね。

ーでは最後に、育休を取得する方と、育休をサポートする方に向けて伝えたいことはありますか?

育休を取得する方とサポートする方へ、どちらにも伝えたいのは、個人でどうにかできる話ではないので、まずは取得できる環境を作っていくことが大事だなと。自分も入社してから1年間、自部署のメンバーに部署方針に同意してもらえるよう動いてきました。自分だけじゃなくて、チームのメンバーとどのようにして補完関係を意識してキャリアを作っていくかを考えてコミュニケーションをとるのと、全員がリーダーシップをもって業務や組織づくりに従事することが大事だと思います。

Asobicaでいうと、働き方のバランスは自分でハンドリングできますし、一緒に働くメンバーを尊重する関係は整っているので、そのメリットを最大化させていきたいですね。個人的には、社内のタスクフォースで育休支援プロジェクトをやりたいなと思っています。出産を迎える人や、若いメンバー、既に経験しているメンバーが入り混じって、自分のキャリアを守るためにどういう人事制度やマネジメント方針が必要なのか、全社で考えていきたいですね。

ー間瀬さん、素敵なお話をありがとうございました!


今回はAsobicaにおける男性の育児休暇取得にスポットを当て、お話をお伺いしました。Asobicaではメンバーのスキルを最大化できる制度を整え続け、ママ、パパ社員はもちろん、すべてのメンバーにとって、働きやすい環境をつくっていくことを目指していきます。

Asobicaでは現在、インサイドセールス、フィールドセールスをはじめとしたポジションで採用強化中です。ママ、パパ社員のみなさんもぜひ候補にいれていただけたら幸いです、
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