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コロナ禍のイベント会社が不況の飲食で0から1億の事業を立ち上げた話

赤坂(@asobi_startup)です。今回はこの一年で0から立ち上げ、1年のうちに最小限の投資で1億以上の事業にまで育った一つの事業の話をしたいと思います。

イベント業界と飲食業界はコロナ2大不況業界

コロナで大きな影響を受けた業界である2大業界は飲食業界とイベント業界といっても過言ではないと思います。

どちらも関連産業が多い業界で、現在でも多くの方がこの苦境で四苦八苦しているかと思います。そんな中で私たちは幸運にもイベントでなんとか復活を遂げることができました。

今回はその後、飲食業に進出して大きな投資なしで1億を超える実績を出せた経緯をまとめさせていただきたいと思います。

ある日気づいた「リモートワーク時代」のケータリングニーズ

どん底に喘いだ2020年の4月から復活の兆しを確かに感じた12月ごろだったかと思います。弊社取締役元親(@MotochikaD)が言いました。「赤坂さん、オンラインイベント中ってご飯、みんな食べてます!」最初は聞き流していた話でしたが、よく考えれば考えるほど、確かにその通り。コロナの前だって、イベント後はご飯ももちろん食べていたんです。つまり企業はその想定の予算を組んでいるわけで・・リモートになったらそれをしなくなることなんてなかった。リモートワーク時代のケータリングが市場として突如生まれたことになります。
・「食」という無限のニーズ
・プロフェッショナルプレイヤーがいないマーケット
・イベントとの親和性の高さは強みを活かせる可能性

何より日本中どこよりもオンラインでクライアントと接しているメンバーがイケると踏んでいる。そして何より苦境の飲食業界を助けられる可能性がある。動き出すには十分な理由でした。

2ヶ月で立ち上げスピードローンチしたオンラインフードデリバリー

そこからの動きだしは早く、協力パートナーの助けも借りて、2ヶ月後にはローンチに漕ぎ着けました。オンラインフードデリバリーが誕生しました。

https://ikusa.jp/service/online_food_delivery/
よろしければ動画をご覧ください。

「全て取り替えよう」試行錯誤を繰り返す。全てはコロナで学んだこと。

その後、未開拓のフードデリバリーの難しさは一言では言い表すことはできませんが、コロナで学んだ通り、全てを疑い。失敗から学んでいくことで新しい発見も多くありました。せっかく制作したメニューも、より良いものを求め、一度全て取り替えるなども経験しました(これは辛かった)。
また、初期は大きな人材リソースを避けず多くの負担がメンバーにかかってしまったことも大きな反省点です。対応が遅れ、多大な負荷を強いてしまった・・・反面そのおかげで質の高い反省点、改善に繋げるまでのやり切る力により事業が軌道に乗っていくのがわかりました。
先駆者がいない領域で勝つには、最前線にいる人の感覚を信じること、考え続けること、諦めないこと、そして最後までユーザー満足度を追うことしかありません。

広がるリモートケータリング事業、1年で売上1億、2万食以上を達成。

当初は1年も持たないのではと思われた事業でしたが、あれよあれよという間に成長し、なんと1年で売上1億を達成、このリモートケータリング事業とも言うべき事業は来期も大きな伸びを出せる状態になってきました。

イベントとはまた違う季節性があるのが面白いところ

主な特徴は以下の3点。
・企業独自の依頼に対応したサービス
・イベント以上の需要「会議」
・乗数的な伸びがあるサービス

コロナウィルスが落ち着いても機能性の高いリモート会議やリモートワークはなくなる理由はありません。仕事がセグメント化する大企業を中心に定着していくと思います。その中で社内のエンゲージメントを高める試みやより増えていく、質の高いサービスが求められていくと想像しています。

成功の要因は「需要」✖️「強み」 フードエンターテイメント事業始まる

今後はより我々の得意領域である「楽しい時間」をフードを中心にプロデュースする事業に育てていくつもりです。名付けてフードエンターテイメント事業。ご飯を介して、企業のコミュニケーションを増やす、エンゲージメントを増やすことができます。このようなサービスを増やしていく、満足度を高めていくのは弊社の最も得意とするところです。

https://ikusa.jp/service/online_food_delivery/gochi/
よろしければご覧ください。

成功のための3つのポイント

成功の要因は以下の3点に集約されると思っています。
①飲食事業に本気で協力してくれるパートナー
この時代だからこそ、普段は手を貸してくれない飲食の強力なパートナーがいました。即断即決で僕達と一緒にやってくれる判断をいただけたこと、絶え間ない改善に付き合ってくれているからこそできたことだと思います。
②BtoBの強みと現場感の確かさ
この時代でも企業のオンライン需要に向き合ってきたからこそ垂直立ち上げが可能でした。BtoBならではの需要の先回りと対応、提案力。決まったことを即座にクライアント展開できるチームで成した事業だと思います。
③先人をきれる人材
偉そうに書いてますが、実際の現場指揮官がこの事業の最重要人物です。取締役元親(@MotochikaD)の営業力と現場力、推進力。そして4月からの加入にも関わらず三週間後にはフードの女王になると宣言して何故かカメラマンに怒られていた女お鶴(@otsuru_pr)、それ以外にもいつくるかわからないクライアントコールに対応し続けたメンバーなど、壁をよじ登る人材が何人もいたことが最後の決め手だったと感じています。みんな本当にありがとう。

次は3億。時代はOODAループができる企業に微笑む

VUCA時代とも言われますが、いつの時代も変化は動き続けるものの味方だと感じます。事の成否は状況に応じて、瞬間瞬間に判断、目指す方向に軌道修正を続けていくOODAループが組織としてできるかにかかってるなと思い
ます。

そういった組織旋回力とも言える強みが活きた事業になりつつあります。次年度は3倍、3億を目指せる事業に育てるつもりです。一つの仕事でイベントとフードを同時に、最適な提案できることは自社にとってもクライアントにとっても良いこと。引き続き、またいい報告ができるよう改善を続けていきます。

ではまた。

今後のnote予定

事業をされている方、好きなことを仕事にすること、人を楽しませることで生きていきたいと思う人に少しでも役立ってもらえると嬉しいです。よろしければフォローいただけますと嬉しいです。
赤坂(@asobi_startup
広報お鶴(@otsuru_pr

予定している記事例
・自分の仕事観
・IKUSAの仕事内容
・遊びを売るためのビジネスモデル
・イベント業界の課題
イベント会社のコロナ禍の2年間の振り返り←書いた
粗々でも成果を出すWEBマーケティング←書いた
・イベント会社が1年間で1億の飲食事業を立ち上げた話←今回

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