2024年夏のデンマーク旅行 −1−
2024年8月8日
デンマーク滞在1日目。
初めて夏のデンマークを訪れ、その明るさにくらくらして来る。こんなに明るいデンマークはなんだか違う、私の中のデンマークの印象と噛み合わない。「暗くて寒い」のが私のデンマークに対する印象。一番最初に訪れた季節が冬の始まりだったのもあるし、その後も冬にしか行かなかったからなおさらだ。初めて訪れた季節が夏だったらそこまでデンマークを気に入らなかったかもしれない。冬の香りがして暗い、それが私の好きなデンマークなのだ。私の出身地も冬が長く、その間ずっと暗くて寒い、冬のデンマークは地元に似ている。だから、デンマークの冬の暗さ寒さが妙に落ち着く。日本の太平洋側に住む人からしたら、この冬の暗さは耐えられないことかもしれないけど。
まずは、中央駅から人魚姫まで散歩。今回で4回目のデンマーク旅行だが、今まで人魚姫を見たことが無かった。
観光客で賑わうストロイエを進み、ニューハウンまではスイスイ歩ける。余裕。楽しい。ニューハウンで赤いソーセージRød pølseのホットドッグを食べて休憩。
ニューハウンまで来ると、もう十分散歩したのでは?、という気持ちがだんだん膨らんで来る。が、アマリエンボーはすぐだし、とりあえずそこまで行こうと気を取り直して進む。Ofelia Pladsのあたりは、港町コペンハーゲンの雰囲気を一番感じられて好き。この日は晴れていて素晴らしい景色だった。
アマリエンボーまで来ると散歩に疲れて、人魚姫は見なくてもいい気がして来る。対岸のゴミ処理場を眺めて『コペンハーゲンに山を』観たなとか、ここは『アナザーラウンド』でマッツ・ミケルセン演じるマーティン先生が踊っていたな、とか思いながら最後の区間をなんとか歩き切った。
そして、五稜郭的なところを登りやっとこ人魚姫に到着。ここだけ異常な人だかりで、なんだか人魚姫はお疲れ気味に見えた。たぶん、船で近くまで来るのが疲れない方法だと思う。帰りは中央駅まで電車に乗った。しかし、人魚姫から最寄駅までも遠かった、1kmぐらい。初日から飛ばし過ぎ。みんなは真似しちゃダメ。
中央駅に戻った後は、オーデンセに向かう列車に乗り込んだ。列車では、お父さんと幼稚園生ぐらいの子と相席。子どもはおばあちゃん家に行った帰りのようで、二人はそれぞれお気に入りのグミを食べてHyggeな時間を過ごしていた。
シェランとフュンの間の橋を越えると、あっという間にオーデンセに到着。心地のいいアパートメントで明るい夏の夜を楽しんで、この日は終わり。
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