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《自治体協働レポート》AsMama×富山県舟橋村③地域子育てで学生も保育実践「お子さんお預かりDay」は三方良し

2017年より、「子育て共助のまちづくりモデル事業」の一環として、「舟橋村アプリ」(子育てシェア)を活用した共助コミュニティづくりに取り組んできた富山県舟橋村。前回に続き、学生たちの取り組みへの参画について紹介します。

幼児教育を専攻する富山短期大学の学生と保育士、教員が中心となり、子ども・子育て支援、地域福祉の向上、若者の健全育成を行う非営利活動グループ「リボンfromとやま」。

5月は「お子さんお預かりDay&公園で遊ぼう」の担い手に挑戦しました!

「お子さんお預かりDay&公園で遊ぼう」とは、お迎え・買い物・家事・育児でママパパたちがバタバタと忙しい平日の夕方の親子を応援する、舟橋村×AsMamaのコラボ企画です。

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夕方、まだ遊び足りない子どもたちには、公園で身体を動かしたり自然に触れたりする”遊び&学び”の時間を提供。ママパパたちには、ほんのひとときですが子どもと離れて自分や家族のことに集中できる時間をプレゼントしています。

保護者に代わりAsMama認定シェア・コンシェルジュが村の子ども園に迎えに行き、そのまま公園でお預かりをすることもできますし、公園に集合いただいてのお預かりにも対応しています。
舟橋村の住民のみならず、富山市など近隣の関係人口も利用する大人気企画です。

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私たちAsMamaは、お預かりDayを通じて、地域住民同士が子どもたちを見守る居場所をつくり、無理のない頼りあい、ゆるやかな子育て共助、子育てシェアが気兼ねなくできるような人と人とのつながりを目指しています。

そのために、子育てに忙しい保護者が子どもたちと離れてホッと一息つけるよう、美味しいコーヒーを飲めるコーナーを作ったり、乳幼児から小学生までが公園でも安全に遊べるような遊びの工夫をしたり。

この日は、ネイチャーゲームのひとつ「折り紙バッタをさがそう」や、しっぽ取りゲーム、ゴム遊び、シャボン玉、チョークお絵かきなどで、十数名のお子さんが一緒に、ときには一人ひとりの好きなことで思い思いに、公園遊びを楽しんでいました。

富山短期大学で幼児教育を学ぶ学生たちは、子どもたちと初めて顔を合わせましたが、すぐに子どもたちの人気者に!

折り紙バッタ探しでは公園を駆け回って探す子どもたちにしっかり目を配り、しっぽ取りでは子どもの心を上手にくすぐるよう逃げたり追いかけたり。公園のしろつめ草で花飾りを作って女の子を喜ばせる学生や、紙芝居で子どもたちの集中力を引き出す学生も。

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さすが保育士の卵たちと感心しますが、子どもたちは地域のお兄さんお姉さんが全力で遊びに付き合ってくれるのが、うれしくて楽しくてたまらない様子。ご近所留学のように、疑似きょうだい体験自分の家族以外の大人と接することによって得られる楽しさや刺激、学び、多様な価値観は、子どもたちにとって、かけがえのない成長機会だとAsMamaは考えています。

一方で、学生たちにとっては幼児教育のOJT、まさに実践の場として非常に勉強にも経験にもなることでしょう。

子育て世帯からは、学生からシニアまで多世代の大人が子どもたちを見守って地域ぐるみで子育てをしてくれると好評です。

こうして地域子育てや共助コミュニティづくりに関与した学生たちや、地域の見守りの中で育った子どもたちが大人になり、子を持ち、また、地域ぐるみの子育てをする側になり・・・と支え合いはきっと世代を超えてつながっていきます。

頼られてうれしい人もいる、頼らせてもらって助かる人もいる、そして、頼ったほうもライフステージの変化とともに、頼られる側になっていく。

これがAsMamaの目指す頼りあい、持続可能な地域の共助・子育てコミュニティなのです。

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お預かりが終わるころには、子どもたちも学生たちも名残惜しそうにしていました。お互いに「また遊ぼうね」と元気よく手を振る姿。学生たちの感想は「保育実習のいいとこ取りです!本当に楽しかったぁ!」

平日は授業で忙しい学生たち。「夏休みになったらたくさん子育てのお手伝いができるかもしれない」と言っています。学校や机からはしばし離れて、楽しく関わることができる“地域子育て支援の実践の場”。

三方良しの「お子さんお預かりDay&公園で遊ぼう」で、舟橋村はこの夏もたくさんの笑顔があふれそうです。

【舟橋村の現況】
●舟橋村内の担い手人材の数:4 名
●周辺市町村の関係人口担い手数:21名
●交流イベント実施回数及び参加者組数:47回 434組(累計)
●子育てシェアアプリ登録世帯数(ID数):271人(2021 年4月末時点)

▼富山県舟橋村の共助コミュニティ創生の軌跡






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