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自分の得意をいかして楽しく♪ 音楽教室も子育てもAsMamaも三方winの作り方

趣味や特技や経験をいかし、仕事と並行して活動できるAsMama認定シェア・コンシェルジュ。今回ご紹介するのは、ピアノ&リトミック講師として音楽教室も主宰している、宮城県仙台市在住の山中春枝さん。AsMamaシェア・コンシェルジュ・アワード2020では、送迎託児支援数で東北No.1の活躍をおさめました。

アプリ「子育てシェア」を活用し、教室に通う生徒やその知り合いの送迎・託児をサポートすることは、保護者ニーズにもマッチ。リトミック体験など得意をいかした交流イベントも好評です。

―山中さんが「子育てシェア」を知り、活動に参加しようと思われたキッカケは何でしたか?

私は音楽教室を主宰しているのですが、その関係でAsMama社員からイベント出演の相談を受けたのが最初のきっかけです。そのとき「子育てシェア」の存在を知りました。AsMamaのホームぺージも見て、活動理念や子育てを頼りあうというコンセプトに共感しました。

ママサポ山中春枝

私自身、まだ子どもたちが小さいころに、体調不良などでご近所さんに預かってもらった経験があって。自分も他のお子さんを預かったりして役に立てたらいいなと思い、AsMamaのシェア・コンシェルジュ(当時ママサポ®︎)認定研修を受けました。オンラインで研修を受けられるのも、自分の生活スタイルにあっていて、一歩を踏み出しやすかったです。

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―音楽教室を主宰しながら、シェア・コンシェルジュとしてどんな活動をなさってますか?

主に、(1)送迎・託児と(2)交流会開催の2つの柱ですね。

(1)送迎・託児では、音楽教室の生徒さんを主にサポートしています。

「子育てシェア」は顔見知り同士でモノのシェアや送迎・託児のシェアなど子育てを頼りあえるしくみ。子どもの預け先を探すマッチングサイトではありません。自分の教室の生徒の場合、保護者も子どももお互いに知り合いで関係性・信頼性があるので、送迎・託児の依頼にもすぐお応えできます。

一方で、生徒さんの知り合いを預かったり、知り合いがクチコミで紹介してくれたことがきっかけで預かったりもしています。その場合には、事前の親子面談にて、日ごろの様子やアレルギーの有無など、預けるほうも預かるほうも安心・安全に互いに頼りあえるよう話を重ねて信頼関係を築いてから、が前提です。

私は「依頼をなるべく断らない」がモットーです。ごくたまに、他の託児所もやっていないような時間帯、たとえば早朝や夜間の依頼もくるんです。保護者の方もそれで困って私のところに相談にきていると思うので、なるべく引き受けるようにしています。

また、気兼ねなく頼ってもらえるよう「早朝や夜間でもいつでも大丈夫だから、気軽に預けてね!」と常日頃から発信するようにもしていますね。どうしても都合があわない時は、その方がつながっている他のシェア・コンシェルジュさんや子育てシェアユーザーの友人を紹介することも。

私の周りや一般の子育てシェアユーザーにも、保育士の資格や経験があったり、子育て経験が豊富にあって時間に融通がきく世代の方など「預かれるよ」という方は結構いらっしゃいます。

そういう方たちと日ごろからつながり、交流できる場や機会を提供して頼りあいのご縁をつなぐのも、シェア・コンシェルジュ活動のひとつですね。

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(2)顔見知り同士の頼りあいだからこそ、日ごろから子育てシェアつながりを増やせる機会づくりが重要で交流イベントがそのキッカケなんです。リトミックや工作、絵本を使った企画、季節のイベント等、何か面白いアイデアがうかんだら企画・開催しています。

他のシェア・コンシェルジュさんと一緒にコラボ開催したり、最近はオンラインの交流会もやりますね。オンラインでは仙台以外、全国の方が参加してくださるので、全国各地につながりができて面白いです。

―「早朝や夜間でも困ったときは預かるよ」と言ってくれる人が近くにいるというのは地域の方にとっては心強いですね。一方で、家族の理解を得るのは大変ではないですか?

早朝や夜間の依頼は、そんなに頻繁にはないですからね。息子が野球をやっていたこともあり、早起きは親子ともにそんなに苦ではないんです(笑)。

逆に、小さな子どもをお預りすることで、我が子にとってのメリットもいっぱいありました。息子が中学生のころには、お預りした子を背中に乗せてお馬さんになったり、本気の追いかけっこをしたり、私にはできないような遊びをいっぱいしてくれていました。

中学生男子にとって、小さな子どもと遊ぶ機会も普通はそうありません。とても貴重な機会だったと思います。子どもたちやそのお母さんたちに大好評で「遊んでくれてありがとう」「楽しくてとても喜んでいたよ」などと声をかけてもらったことも、息子にとっては嬉しかったのではないでしょうか。親としても、きょうだい体験のようで、お互いに良い成長機会、貴重な体験になっていると思いましたね。

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また、私がAsMamaの交流イベントの運営スタッフとして働くときには、よく娘を一緒に連れて行っていました。AsMamaでは、年齢に応じた条件で子ども同伴で仕事ができるんです。

娘は工作ワークショップの手伝い等をしてくれていましたが、小さい子のお手本役になってくれて、イベント運営の戦力のひとりとしても大活躍してくれました。一緒に働くシェア・コンシェルジュ仲間からも「おつかれさま」「ありがとう」の言葉をよくいただいてました。お仕事体験、社会経験になりました。

お預りのときも、子どもたちが遊び相手として活躍してくれると、私がやることは安全かどうかを見ておくことくらいだったりするので、いただいた謝礼はそのまま子どもたちのお小遣いとしてあげたりもしています。子どもにとっては、そうしたごほうびも嬉しいようです。

自分の子育てをしながらの活動、他の子どもを預かるメリットは沢山ありますね。

―AsMamaの活動と子育てがよい相乗効果を生んでいるんですね。音楽教室の仕事も多忙な中、活動時間を捻出するコツはありますか?

自分の生活スケジュールでも対応可能なように、相手の希望を聞きながら、お預り時間や内容をカスタマイズするのがコツでしょうか。

「なるべく断らない」がモットーなので、時間が合わないという理由では断りません。例えば、音楽教室のレッスンが15時~18時に入っているときに、「15時~17時に預かってほしい」と依頼が来た場合。普通に考えたら、時間が合わないから、予定があるから、とお断りしますよね。

でも私は、依頼より早めの14時頃にお迎えにいき、15時から一緒にレッスンをし、18時過ぎに自宅まで送り届けるといったように、スケジュールに合わせ柔軟に調整した提案をしています。

お預りしている子には、その間、他の生徒さんと一緒にレッスンを楽しんでもらいます。生徒の保護者の方たちは、私がシェア・コンシェルジュとしてお預り活動をしていることをご存じなので、クレームになったことはありません。生徒の子どもたちも、新しいお友だちを加えて楽しく過ごしてくれています。自分が主宰する音楽教室だからできることかもしれませんね。

もちろん、依頼をくださった方に相談しながら「こんなふうに預かるけど、〇〇ちゃん・〇〇くんは嫌じゃないかな?」と事前に確認するよう意識しています。また、自分の都合で前後の時間延長を提案した場合には、もともと依頼された時間分の託児の謝金しかいただかないようにしています。

―自分のスケジュールに応じて無理なくやりくりされていらっしゃるのが素敵です。山中さんは、得意の音楽をいかした預りにも定評がありますね。

お預り中は、歌を歌ったりピアノを弾いたりしていますね。あとは、お絵かきのときに、歌やリズムを取り入れたり、絵本の読み聞かせにも音遊びの要素を入れたり、眠たそうなときには歌を歌いながらゆらゆらしたり。

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―1時間600円(※)とは思えない、ピアノ&リトミック講師ならではの付加価値つき託児ですね。

私にとっては音楽も子育ても毎日の生活の一部なので、何か特別なことをしている感覚はありません。

(※)共助コミュニティアプリ「子育てシェア」での送迎・託児謝礼は1時間500円~700円(基本500円、AsMama認定シェア・コンシェルジュ、保育系資格保有で+100円)で自動計算される。おやつ・食事・入浴のオプション費用設定もあり。交通費や経費は支援側が入力、立候補時に依頼者に表示。事前に金額を確認した上で「子育てシェア」が成立する。顔見知り同士の頼りあいなので、双方合意があれば「お気持ちだけ(0円)」設定や、付加価値をつけて加算することも可能。

ー最後に、山中さんにとって、シェア・コンシェルジュはどういう存在か教えてください。

ご近所の方々が子育てで困ったときに、思い出してもらえる存在です。

生徒への連絡や、普段発信しているブログ、Instagram等でも、子育てシェアやシェア・コンシェルジュのことを紹介しています。いま必要じゃなくても困ったときに思い出してもらえるように

頼る・頼られるということは、どっちにとっても勇気が必要ですよね。まだまだ頼ることも頼られることも苦手なお母さまお父さまが多いと思いますが「この人には頼っていいんだ」と思ってもらえるような存在でありたいですね。


Interviewer 川添華子
Interviewee AsMama認定シェア・コンシェルジュ山中春枝さん 

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Interviewee Profile
2013年シェア・コンシェルジュ(当時ママサポ®︎)認定。
石川県出身、宮城県仙台市在住。大学生と中学生、2児の母。
芸術大学の音楽学部ピアノ科卒業、ピアノ&リトミック講師「音楽教室いろは」主宰。0歳から出来てママも楽しいカリキュラムで、オンラインレッスンにも対応。筝の教室も開きたいと計画中。
モットーは「親子で楽しく学ぶ、仕事も子どもと一緒に楽しむ!

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▼AsMama認定シェア・コンシェルジュインタビュー


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