β-274 おとなってむせきにん

創作するなら、バッドエンドと血みどろの攻防を繰り広げながら、絶望させていきたいと考えてはいるものの、公序良俗にしたがって、なかなか表に出せないあした・の・β<ベータ>です。

こんな私にも倫理は最低限必修されていて、これを表に出したところで、誰も喜ぶひとなんかいないし、いたとしたら、身の危険が晒されるように思える。

よって、なかなか表に出せない。

どう展開させたほうが合理的な残虐性を生み出せるかはわからないし、わからないほうがいい、このまま善良でないにしても、大きな咎めもなく一般社会で生活していくとしたら。

だけど、私があと数年で鬼籍に入るようなことがあれば別。

できることなら、死後出版したい、俗世間の対応とやらに堪えられる自信はない、もちろんベストセラーになろうとは思ってはいないし、なれないと思うからその心配すら杞憂なんだろうけど、この世界、もし万が一反響を大なり小なり呼んでしまうのであるならば、とてもじゃないと耐え続けることは不可能に近い。

大きな一歩を踏み出したほうがいいとは言われてはいるものの、それはあくまで世の"大人"たちが思い浮かべているのは、社会において、立派な職業に就くであるとか、大きな偉業を成し遂げてほしいだとか、国家事業の壮大なプロジェクトの一員になって、貢献していくだとか、その一方でどんな形であれ、幸せな家庭を築いてほしいだとか、そういうのが大多数であって、音楽で食べていきたいだの、絵を描いて生業にしたいのだの、小説を書いてヒットしたいだのなんて言い出したら、猛反対を受けるし、その内容が心温まるほっこりした話ならともかく、なんにも救われないなんとも後味の悪いものだと知った暁には、勘当されたとしてもおかしくはないおはなしでありまして。

そういうのはわかっているし、できることなら、大きな問題もなく、幸せに過ごしたい、これが理想。

しかし、年齢であったり置かれている状況であったりというようなものが原因で乗り越えなくてはいけない困難なものにぶつかるときもあったり、選択肢を間違えて圧倒的に不利な状況に立たされて、言い返せなかったり、突然襲われてひどい仕打ちを受けたり、冷たい視線を浴びせられたり、ということはないことはないとは思う。

その時にどうして"大人"たちは、慰めの言葉も無しに、他人事のように、「早く成長した姿を見せろ」となど言ったり、そういう眼差しを向けたりするのだろうか。

もちろん、乗り越えていかないと、幸福は手に入らないというのも事実ではあるんだけど。

だが、そう簡単に成長した姿であったり、できないことができるようになったりするんだろうか、むしろ強制することで萎縮してしまうということをわかっていないんだろうか。

あまりにも独善的過ぎて、付き合ってもいられない、必須ならともかく、推奨や最善だと思ってるのなら、押し付けないでもらいたい。

すべてがすべて、おんなじやり方で成長したり覚えていったりしてると思うなよ。

そう思ったときの私は、とてつもなく、流行りのチェンソーマンだったり、ドロヘドロだったり、呪術廻戦だったりという漫画を読むか、もしくはバッドエンド、どこから読んでも救いようのない共感することなど絶対にない、少なくとも良いとこの家庭でぬくぬく育ったひとには、というような創作の構想を立案してしまうことがある。

これまで、それなりに不当な仕打ちを受けてしまった身としては、なんとしてでも逝くまでに経験を誇張しつつ、いろんなことを調べつつ、その残忍窮まりないものを完成したいところなんだけど、まだなかなか究極のところを生み出せてはいないし、毎日そういうことを考えて過ごしていると、殺られてしまうし、ほんとなら楽しいことを考えて過ごしたい。

だからせめてもの、こうして不可解な仕打ちを受けたときに集中して、執筆しなければならないんだろうなあと感じるきょうでした。

しっかし、"大人"、それも成人して数十年経つと、時代の幅を超えてまでおんなじような価値観を押し付けて、従わせようとするんだ、もうとっくに時代は変わっているんだし、旧態依然の考え方を踏襲していくってなると、ほんとに将来がなくなっていくとは思うんだけれどなあ、わからないし、わかる気もないか、まったく。

私がそういう老いぼれになったときは、そんなことは言いたくないけどね、そういうふうになってしまうのかなあ、せめて完全にわからなかったとしても、説教と自慢はなるべく避けたいところではあるかな、自慢するほどのものもなければ、説教なんてもってのほか。

適当に生きて、「なにやってだこいつ」って思われるくらいなら、ベストなんだろうけど、果たしてそう歩むことができるのだろうか。

わからない、だから面白い。

でも、つまらない結果になるの知ってるなら、抗え。

ただ、それだけ。

ここまで読んでいただいてありがとうございます(人''▽`) 間髪入れずに言ってみますか・・・ よろしければ!でもまさかね・・・