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高齢者の足爪のケアについて

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高齢者フットケアのについての知識や経験談などをまとめています。別マガ人の、「フットケアだより」はA4に内容をまとめてダウンロードできるようにしています。こちらも合わせてご活用くだ… もっと読む
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#訪問フットケア

勘違いが多い、痛みを予防する「正しい巻き爪の切り方」

勘違いが多い、痛みを予防する「正しい巻き爪の切り方」

先日、訪問フットケアが終わり、施設の担当者に報告や、お客様の近況の様子などを話していました時です。

思い出したように、質問をもらいました。

「実は、私も巻き爪なんだけど、どうしたら良いかしら?」

詳しく伺うと、

夜も痛くて起きてしまうことがある。

ドラッグストアで購入したプレートを爪に貼っているけれど効果をあまり感じられない。

ワイヤーなどの補正方法を試してみたいと思うけれど、どこに行

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巻き爪です。さらに厚みもありますが、ケアしてもらえますか?

巻き爪です。さらに厚みもありますが、ケアしてもらえますか?

先日、新規の施設からのお問い合わせがありました。

ご入居の爪のケアでお困り、フットケアで対応できないかとの内容でした。

爪の状態は「巻き爪、さらに厚みもある変形爪」

そしてタイトルのご質問がありました。

フットケアの範囲内でしたら、どんな変形でもケアできます。私たちが提供しているフットケアは、予防的ケアです。目的は医療機関にお世話にならないようすること。定期的に足を観察・お手入れをしてトラ

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「ふれる」ことが、認知症予防になる

「ふれる」ことが、認知症予防になる

昨日の記事の続きになります。

歩くことで脳への血流がが良くなり、アセチルコリンの量が増加することによって脳のダメージが軽減されることが認知症予防に効果があると期待できる。

という内容でした。

昨日のリンク記事と同じです。

昨日まとめた以外にも、さらに興味深いことがありました。

皮膚をさすったり関節を動かしても、アセチルコリンが放出実験結果※出典:東京都長寿健康医療センター研究所

歩くこ

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爪切りニッパーの使い方(自分の足の爪切り)

爪切りニッパーの使い方(自分の足の爪切り)

1年前の記事ですが、コンスタントに読んでもらっている記事があります。

爪切りニッパー、持ち方わかりますか?<介護現場の小さな悩み・・・>

記事内の動画も、他の動画より何倍も再生されています。

今記事は、セルフケアの時のニッパーの持ち方です。

巻き爪や、厚くて硬い爪を切ろうと思っても、普通の爪切りだと切りにくい!ってことがあります。

テレビショッピングの通信販売や、ネットの広告で「爪切り用

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高齢者フットケア  ご自宅への訪問ケアについて

高齢者フットケア  ご自宅への訪問ケアについて

湘南あしケア訪問サービスは、主に入居型の施設を訪問先としています。

しかし施設に入居していても、ご自宅で生活をしていても足爪ケアでお困りの方はとても多いです。

生活をご自宅でしていて介護認定を受けていれば、通所サービス(デイサービス)を利用していて、入浴後に切ってもらえるかもしれません。

ですが通所サービスでも、スタッフは時間に追われていたり、変形爪のケアをする技術がないと、切ってもらえずに

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高齢者の定期フットケア・春からのケアの工夫

高齢者の定期フットケア・春からのケアの工夫

寒暖差が激しいこの頃です。まだ春は遠いかな・・・と思いますが、少しずつ朝の寒さが緩んでいるように感じます。

花粉症の症状も若干、出てまいりました。

来週はもう3月。いよいよ春ですね。

足の爪ケアを始めて12回目の春です。毎年のことですが、ケアの中で感じる「春」があります。

なんだと思いますか?

爪ってどのくらい伸びるの?実は春から夏にかけて、爪の伸びが速くなります。

爪の伸びる速度、ご

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かかとのガサガサ、軽石でこすってない?

かかとのガサガサ、軽石でこすってない?

そろそろ、お肌の乾燥が気になる時季です。

かかとの角質が硬くなって、ガサガサしてきたら要注意です。

冬に向けてお手入れをしましょう。

ひどくなるとヒビ割れて痛みが出ることもあります。

小さい頃、母とお風呂に入ると一生懸命、軽石でかかとをこすってお手入れをしていました。

実はこれは要注意のお手入れ法です。

軽石ってなんだ?用途を検索をしてみたら、いろいろと出てきました。

やはり、かかと

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介護施設で継続する、フットケアの仕組み

介護施設で継続する、フットケアの仕組み

「フットケアの基本」という、1day講座を開講していたことがあります。

介護施設で働く介護スタッフや、看護師。家族の足のケアをしたい、など様々な立場の方が受講してくださいました。

特に施設で働いている方は、入居者の足のケアを施設全体でどうにかしたい!との想いがある方が多かったです。

フットケアの目的を明確にするなぜ、フットケアが必要なのかを理解することが大切です。

特に高齢者のフットケアは

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お持ちのスニーカーの価値を3倍、あげる方法

お持ちのスニーカーの価値を3倍、あげる方法

整形外科2件ほど、フットケア外来を担当させて頂いております。
高齢者施設の訪問フットケアとは、足のトラブルの事情が大きく違います。
「巻き爪」「タコ・ウオノメ」の方が非常に多い!

ちなみに高齢者施設では、「肥厚爪」「肥厚爪+巻き爪」の方が多いです。
普段の訪問ケアでは、巻き爪でも痛みが無い方が多いのですが、整形外科クリニック内ということもあり、フットケア外来の患者さんは痛みがある方がほとんどです

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訪問自粛の施設からのご質問・・・変系爪のケア、おすすめのグラインダー ありますか?

訪問自粛の施設からのご質問・・・変系爪のケア、おすすめのグラインダー ありますか?

新型コロナ騒動で、訪問フットケアが中止になっている施設の看護師さんから質問がありました。

訪問フットケアが中止になり、3ヶ月位上になりました。

看護師さんがこまめに確認しながら、できる範囲でのケアをしてくれています。

<質問内容>

変形爪の方のケアに、グラインダー を使ってみようかと思っているのですが、1万円程度でおすすめのものをご紹介ください。

フットケアを習得していない人が、変形爪を

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5月2日、祖母の誕生日に思う。眠るように旅立つことはむずかしい

5月2日、祖母の誕生日に思う。眠るように旅立つことはむずかしい

3年前。102歳の誕生日を迎えた7月に転倒。

骨折なくてよかった・・・と喜んでいたのに、誤嚥性肺炎で入院からあっという間に天国へ。

最後に、高齢者の転倒がいかに怖いかを教えてくれた。

102歳の転倒まで自力に特養に8年、お世話になっていた。

90歳を超えてから転倒して大腿骨骨折のけがをしたけれど、寝たきりになることなく歩けるようになった。

入院時のオムツ生活が、どうしても我慢できずトイレ

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5月の目標と、「フットケアだより」拡散かんげい

5月の目標と、「フットケアだより」拡散かんげい

2020年すでに3分の1がおわってしまった。

5月にはいったとたん、「緊急事態宣言」の延長か?と、、、

訪問中止の延期も何件かはいり、学校の休校も月末まで延長。

4月はなんとなく忙しくおわってしまったけれど、5月は目標をもって過ごさないとダラダラしてしまいそうだ。

目標はひくめに設定、じぶんに甘く(笑とはいえ、体育会系ではないのでたかい目標だとなえてつづかない気がするので、ひくめ設定。

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けっきょく、「高齢者フットケア」が好きだってこと

けっきょく、「高齢者フットケア」が好きだってこと

2月下旬から少しずつ、コロナの影響が出てきた、高齢者フットケアサービス。

「濃厚接触業者」なので当然、3月は半分以下、4月は9割減。

施術ができないさみしさはなんだろう?と、かんがえてみた時、「濃厚接触」不足からきているのかも・・・と、思いあたった。

オンラインに切り替わらないものコロナの影響でリモートワークがすすんだり、対面しなくとも成立するサービスが増えたりと世の中、この2ヶ月くらいで急

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