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シンガポールでSTAY@HOME 8月5日(木)通算486日目 フェーズ2強化版(2回目)の15日目

昨年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在は、漁港やKTVでクラスターが発生したことにより、店内での飲食が一切できないフェーズ2強化版に戻りました。

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8月5日(木)通算486日目 フェーズ2強化版(2回目)の15日目

 我が家には、たこ焼き器がある。しかもホットプレートのようにコンセントに挿し込んで使うタイプではなく、コンロの上に乗せて加熱する鉄製だ。出身地を離れて久しいものの、母も私も関西出身ということもあり、シンガポールに来た当初からたこ焼き器が欲しかった。しかし、その頃の当地では売られていなかったのだ。日本から持ってこれば良かったのだが、電圧が違うこともあり、その発想もなかった。その結果、母は一時帰国の際に買ってきたのが、この鉄製のたこ焼き器だ。

 普段使っているフライパンや鍋は、テフロン加工されている。鉄製をいつも使っていたら、このたこ焼き器も簡単に使えたかもしれないが、どうにも苦手意識があり、ずっと避けてきた。ただ、ここ最近は明石焼きが食べたくなり、面倒臭さと天秤にかけた結果、調理に踏み切ることにしたのだ。インターネットで調べて、油をしっかりと鉄にならしていく。以前、この手順を踏まずにたこ焼きを作ったせいか、生地が全然剥がれずに困ったことがある。

 手順をしっかり守ったお陰か、今回は上手く焼き上げることができた。本来ならダシに三つ葉を浮かべて、そこに明石焼き入れながら食べるのだが、当地では三つ葉をあまり見かけないため、今回はネギと大葉で代用する。食べると焼いた香ばしさや、椀の中で吸い込んだダシが口の中でじゅわっと広がる。

 以前は「また帰国した時に食べよう」と思っていた物が多かった。しかし、帰国できない状態も長くなり、調達できる物で作って食べてしまおうという発想に変化してきている。そのお陰で苦手意識のあった調理器具が使えるようになったのだから、ある意味幸いなのかもしれない。

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