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大事なことだけ、大切にする

娘が1歳になるまでの私の子育てルールは、3つだった。

その1.抱き癖は気にしない

その2.添い乳はしない

その3.頭ごなしに「ダメ!」と言わない

結局、「どうなりたいか」が大事 参照)


最低限のルール、ではあるのだが、自分の中ではほぼほぼ守れてきたかなと思っている。


娘が卒乳してからは、必然的に「その2」がなくなり、その後「食」に関するルールは設定していない。

というのも、栄養バランスやマナーなど、気にし始めると「食」に関することって際限なく出てきそうで、それをぜんぶ守れる自信などないし、義務的に守ろうとすることなんて本質的に大事なことではないのでは?とも思ってしまい、結果「こだわりすぎない(=ルールは作らない)」に落ち着いた。



そして、娘が1歳5か月の今。

改めて、「私は何を大切にして、娘と過ごしているかな」と振り返ってみた。


私の子育てルール(最新版)

その1.無理やり「バイバイ」させない

その2.「泣かないの」は言わない

その3.「ごめんね」じゃなくて「ありがとう」を伝える


「これをルールにしよう!」と意気込んで決めたわけではない。

ただ、ベースに「娘の個性を尊重したい」と「私も娘も楽しく過ごしたい」というのが私の中にあって、その上でのマイルールだ。

その1.無理やり「バイバイ」させない

これね。娘に「バイバイ」って言ってくれる大人に対して、親の私が娘の手を持って振らせる・・・っていうのに、私は違和感があって。
身体の機能として、まだ「手を振る」ことが出来ない月齢であっても、無理やり手を振らせることに抵抗を感じる。
「やらせてる感」というのをクセづけさせたくない、という気持ちもある。

「こんにちは」とか「じゃあ、失礼します」とか、大人同士が挨拶していれば、娘も自然にコミュニケーションの取り方を学んでいくんじゃないかと思う。

実際、いままで一度も娘に無理やりバイバイさせたことないけど、今では娘は「バイバイ」と声をかけられたら、ニコニコして「ばっばぁい」と言う。(気分によって、言わないときももちろんある・・が、それも良し)


その2.「泣かないの」は言わない

娘のお宮参りの頃。
私の両親にも来てもらって、一緒にスタジオで写真を撮ったのだが、当然娘はこちらの思い通りにニコニコしてはくれず、1カットごとに泣く。

スタジオの方がおもちゃを見せたり、声をかけてくれてあやしてくれるのだが、どうしても時間がかかる。

すると母が、「〇〇(娘)ちゃん、泣かない泣かない」と声をかけた。

・・・いや、さすがに無理でしょ。


とっさに私は「泣いたっていいよ」と言った。

本当に泣いたって良いと思っていたから。(そりゃ、写真スタジオの方には迷惑をかけてしまうけど)


撮影の場面だけじゃない。
意外と私の母は、娘のグズグズに対して「そんな泣かないのよー」と言う。

でも私は、グズって娘が泣くことに対して、「泣かないの」と言って押さえつけたくないのだ。

涙が出たり、笑ったり怒ったり、感情は出してほしい。
自分の本音を自分で自覚できる人であってほしいから。


その3.「ごめんね」じゃなくて「ありがとう」を伝える

保育園にお迎えに行った時。なるべく「遅くなってごめんねー」とは言わないようにしている。
そういう気持ちになってしまうのは否めないが、それを口に出さないようにしたい。
だから、「待っててくれてありがとう」と伝える。


朝、私がトイレに行ったり顔を洗っているのを娘がベッドの上で待っててくれる時も。
お風呂で、私が髪を洗うのを待っててくれる時も。

ぜんぶ「ありがとう」
(私、ずいぶん待たせてるな・・・)

今日も元気でいてくれて、ありがとう。

やっぱり、口に出す言葉はポジティブな響きの方が、幸せになれるから。


これは娘に対してだけじゃなく、夫にも「ありがとう」を伝えたいと思っている。




これから娘も成長し、自分でやれることが増えてきたら、また子育てルールが変わってくるんだと思う。

「子育てルール」じゃなくて、「どうしたら家族が楽しく、幸せに過ごせるか?」を夫も娘も一緒に案出しできるようになるかもしれない。

そうなったら、きっと楽しい。


マイルールの設定で一番守るべきは、

無理なく、自然に、続けられること。

そして、日常生活になじむもの。

あれもこれもなんて出来ないし、続けられないから、本当に大切な「これだけは」が守れれば良いんだと思う。

私のルールは、私が大切にしていることから生まれているけど、いつか娘にとっても大切なことが明確になっていったら嬉しい。



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