見出し画像

「半沢直樹」の黒崎がいる!

 ドラマ「半沢直樹」見ている方はご存じでしょうが、半沢は、金融庁の検査官の黒崎と度々対決します。見ているうちにお互いを認め合った好敵手にさえ見て来ます笑。

 私も仕事がら、いろいろな行政などからの監査を受けることが多々あります。厚生労働省、厚生局、保健所、年金事務所、税務署、労基署などなど。
 出来れば避けて通りたい仕事です笑。

 ある日の社会保険関係の監査の時のこと

 社会保険事務の関係の監査を受けることとなったのですが、担当の女性職員が不安だと言うので、私が立ち会うことになりました。しかし、結局は全て私が対応することになります。相手の監査官はとても横柄な態度で私たちを見下すような監査官だったのですが、何とか無事に終わることが出来ました。

 監査が終わって彼女が言いました。

女性職員:「アシタカさん、ずるいですね笑。」

アシタカ:「ん? 何で?」

女性職員:「アシタカさん、さっきいろいろ質問してましたよね。」
     「あれ、本当は全部知ってたでしょ?」
     「私は、吹き出しそうで大変だったんですから笑。」


 そうです。全部知っていました笑。

 相手の監査官がとても偉そうにしていて、こちらを見下すような横柄な態度だったのでそうしたんです笑。
 そういう偉そうな態度の監査官は、往々にして「教えてやる」ことが大好きです。「教える」でなく、「教えてやる」が好きなんです笑。バカに「教えてやる」ことが好きな人には、私は躊躇なくバカになり切ります笑。

 迷える子羊

 になり切ります笑。

 雨に濡れた子犬

 
 のような目で相手を見つめ、教えを乞います笑。
 かくして、監査官が気持ちいいまま無事に監査を終えたりします笑。


バカを演じた昔の日本の外交のお話


 日露戦争後の1905年のポーツマス会議で日本全権大使の小村寿太郎は、ロシアの全権ウイッテと交渉し、日露講和条約(ポーツマス条約)を調印しました。
 交渉の間はロシアの全権ウイッテたちは日本人にわからないようにと、お互いにフランス語で会話をしていました。完全に日本人をバカにしていたのです。
 調印が終わった後、ウイッテは見下したように小村寿太郎「ポーツマスにはいつまで滞在されますか」フランス語で話しかけます。
 ロシアの随行員が通訳をしようとすると小村は断って、「今日すぐにボストンに向かい、ニューヨークに行く予定です」と流暢なフランス語で答えたのです。

 ウイッテたちは、一瞬、呆気にとられて小村の顔を見つめました。

 実は、小村フランス語が堪能であり、少しでも会議を有利に進めるために小村はあえて英語でのやりとりに終始していたんです。

 ウイッテたちは、小村フランス語に通じながら会議中にそれをかくしていたことに初めて気づき驚愕します。その時に初めて自分たちの会話が小村に漏れていたことを知ったからです。
 実は小村は相当な曲者でした。

 昔の日本人は、なかなかやるなと思ったお話。

 話を戻しますが、
 実は、私の業界には「半沢直樹」黒崎のような、とても有名な監査官がいます。誰もが彼が監査に来るとなれば震えあがります
 その黒崎が来るとき、なぜかいつも私が対応させられるのです。
 うちの職場では、

「黒崎 vs アシタカ」


 の構図が定番になりつつあります。
 もはや私は、

「半沢直樹」気分です笑。


 来週末、黒崎が監査にやって来ます汗。
 私と全く関係のない部署の監査であり、業務内容も知らない私が対応するのってどうなん?と思いますが。

 完全にみんな逃げてます笑

 押し付けられております笑

 
 さて、今度は何になり切りましょうか?

 迷える子羊も、雨に濡れた子犬も、もう通用しそうにありません。

 
 やっぱり

「半沢直樹」?


ですかね笑。

「倍返しだ!」

とか、やってみたいな笑。
そんなんしたら、たぶん

土下座だな笑。


私がね…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?