便座の上に乗る理由を聞けない
タイに住んでいるときに、タイ人に聞いておけばよかったと思っていることが一つある。
それがトイレによく貼ってあるこの張り紙についてだ。
なぜか。なぜこのような体勢で用を足そうとするのか。それが疑問でしょうがなかった。
ちなみにこの張り紙は、トイレの個室のドアの内側に貼ってある。ちょうど用を足すときに、目の前に見える位置に貼ってあるのだ。
このイラストを見てわかるように、便座に座らずに、便座に乗って用を足すことを禁止しているのだ。
どうしてタイ人はこのような体勢で用を足すのだろうか。
そこで僕は二つ推測した。
一つは潔癖症説。潔癖症の人は国籍関係なくいると思うが、「便座に直接肌をつけたくない」という潔癖症のタイ人が多いという推測。
もう一つは洋式トイレ不慣れ説。昔ながらのタイ式トイレは和式トイレに似た形で、しゃがんだ姿勢で用を足すようになっている。この姿勢で用を足すことに身体が慣れてしまっていて、「もうこの体勢じゃないと無理」となっているという推測。
もしくはこの二つ以外に理由があるのか。自分としてはあんなに細い便座に乗ったりしたら、踏み外して便器の中に足がボチャンと落ちてしまわないかと不安になる気がする。
今度タイ人の友人に聞いてみようか。しかし用の足し方を聞くのもなんだか失礼な気もする。
このようにして思案を重ね、尋ねられず、今に至るのである。
2020年5月27日
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