カフェを開くよ、明日
バンコクの街を歩いていると、割と多く目に入るのがカフェだと思う。僕の感覚だと、日本の街を歩いているときより、5倍くらいは遭遇する確率が高い。
スタバやamazon(タイ生まれのカフェ)などのチェーン店がたくさんある。それだけではなく、個人経営の店もよく見かける。そのおかげで、暑いバンコクの街歩きも無理なくできる。すぐにカフェを見つけられる安心感は大きい。
そのバンコクの西の方、中華街や王宮の周辺は下町で、他の地区に比べるとカフェが少ないと感じていたのだけれど、インド人街の近くをたまたま歩いていたときにカフェを見つけた。
お店の名前は「Petitesweet by Boom」。清潔感のある店内に、かわいいインテリアがたくさん飾られている。木目の壁もかわいい。
店では飲み物だけでなく、ケーキも売られている。オーナーは20代前半の女性で、製菓学校で勉強したパティシエだった。卒業してすぐに店を出したらしい。僕はそれを聞いて、卒業してすぐに店を出せることにまず驚いた。 行動力とバイタリティーに溢れている。
彼女の話を聞いていると、「カフェを開業する」ということが、日本でそれをすることよりもなぜか容易なことのように聞こえてくるのが不思議だ。
タイ人は、それくらい何事もスピード感をもって行うというか、行うことに躊躇がないという印象を受ける。例えばあそこのビルが壊されたと思ったら、いつの間にかもう遊園地ができている。これくらい大規模なことでさえだ。
日本で1ヶ月かかることが、タイでは1日しかかからないような感覚。 そういう水が流れるようにスムーズな決断や判断に、タイ人は秀でていると常々思う。
五感で生きるタイ人の行動の痕跡が、タイの町の随所に溢れている。それがあの魅力的な町を形成しているのだから、そのやり方はあながち間違っていないのだと思う。
2020年6月1日
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