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【父の日】現在を生きるきっかけを作ってくれたお父さんとお母さん

『僕は父の日が嫌いでした』

私の友人が、街頭募金でお花屋さんの行列を見て言った言葉だそうです。
友人は1歳の時に父を癌で亡くしました。
父との想い出はなく、父の日が近づくたびに学校で『お父さんへの感謝の手紙や作文を書きましょう』という授業があると、何を書けばいいのか悩んだそうです。

小さいころからお父さんやお母さんと暮らせない子どもたちの中には、
同じような悩みを抱える子どもも少なくないのではないでしょうか?
私もそのひとりでした。

『おじいちゃんの似顔絵』

2歳のころに父を亡くした私は、毎日のように面倒を見てくれたおじいちゃんを父のように慕っていました。
そんなある日、父の日が近づき保育園では『お父さんの似顔絵を描きましょう』という時間がありました。
私は、当たり前のようにおじいちゃんの似顔絵を描きました。
日頃から髪の毛を丸刈りにしていたおじいちゃんを描くのは簡単でした。
描いているときに保育園の先生が

『あやちゃんはお母さんでもおばあちゃんの絵でもいいからね』

と言いました。
おじいちゃんのことを否定されたみたいですこし嫌な気持ちになりました。
おじいちゃんの絵を描き進めていくと、

『なんでそんなにはげているの?』

と友達のひとりが笑いました。
私は自分の絵の描き方が変だっただけなのだと思い込みました。
でも心の奥では

『おじいちゃんはお父さんじゃない、、、』

『お父さんのいない私はみんなと違うのかも』

それからは父の日を避けていたように感じます。
それでも、母や祖母が『父のいない寂しさ』を心配しているかもしれない
と思い、
『おじいちゃんがお父さんだと思ってる』
と言うようにしていました。

【私たちの父の日】

親をなくした子どもたちにとって父の日や母の日は悩ましい日であるかもしれません。

あしなが育英会の調査によると
日本には親をなくした子どもが40万人いるといいます。

この40万人の子どもたちの
現在を生きる【きっかけ】をつくってくれたお父さんやお母さんを

悩むきっかけになんて、なってほしくないなと思います。

父の日を避けていた私も22歳になりました。

あしなが育英会やあしなが学生募金と出会って、今の大学に出会って、大切な人々に出会って

生きていてよかったと思える瞬間を何度も経験することが出来ました。 

そんな瞬間を経験できたのは

母と父が出会い、私を産んでくれたこと

これが最初のきっかけなんじゃないかと思います。

だから、今日はそんなきっかけを作ってくれたお父さん、お母さんに感謝を伝えたいと思います。

『生きるきっかけをつくってくれてありがとう』

中には生きていてすごく苦しい子どもたちもたくさんいます。

そんな子どもたちも生きている限り幸せを追い求めてほしいなと思います。

だからこそ、生きる【きっかけ】をつくってくれたお父さんやお母さんが

【夢を諦めるきっかけ】

になることのないよう


【夢を追うための学ぶ機会】


みなさんと一緒に支えていけたらと考えています!
今後とも温かいご支援・ご協力・深い深いご理解のほど、
よろしくお願いします。

【著者:タカハラアヤ】

▼タカハラアヤはクラウドファンディングのプロジェクトページを開設しています。
https://camp-fire.jp/projects/view/268410

▼タカハラアヤや友人が活動するあしなが学生募金事務局の活動については下記のURLからご確認いただけます。
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