自分というリソースの配分をベストな状態にもっていく
『幸せな選択、不幸な選択』を読んでいて興味深かったのは、人間に搭載されている機能としてシステム1とシステム2があるということ。
人間の脳には生来的に組み込まれて自動的な処理を担当する”システム1”と、論理的で熟考型推論を担当する”システム2”が備わっており、人の行動はシステム2よりシステム1によるところがはるかに大きい。
本で書いてあるシステム1とシステム2は上記の通り。
システム1は毎日家の鍵を閉めたり、オフィスに行ったりする行為だ。あまりにも自然に行なっているため閉めたかどうか忘れていたり、出張で行く先が違うのにオフィスに向かおうとしたりする。
システム1は人間が習慣を作ってエネルギーを節約したいからやっているようだ。
これは自分の料理にも当てはまっているなと思った。
平日の料理は、大抵考えなくて良い”システム1料理”。野菜が入っていれば良いことにしている。あとは食べやすいように加工する。好きな味や調理法は知っているのでそれを繰り返す。
システム2の料理は、考えないとできない。私の場合、レシピを見て作るのもそれに当たる。まず買い物から変えなくてはならない。レシピの材料でいつも買わないものを買う必要がある。レシピ通りやるにしてもいつもの自分の手順とは違うので考える。だから結構大変。
料理より他のことに時間を使いたい場合は、エネルギーをさかないようにする。システム1はそのための施策だ。
だけど料理を楽しみたい時もあるから、その時は料理に時間を使う。
料理を最低限しかしない私と、楽しむ私が両方いて分人的に生きている。
それは自分というリソースをどう配分するかということで、その配分のベストを探すのは結構重要だ。これは時期によっても変わる。
おそらくビジネスではそれをポートフォリオというのだと思うけれど、生活にも応用できる。
一度ベストなものを見つけたら、しばらく変えない方が幸福度は保たれるらしい。ベストな配分を見つけていこう。
今日はこんなところに着地しました。
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