愛着があるか、否か。
レコードは、ただ「愛着」なのです。
近頃のレコードブームで、自分までがそのブームに乗らされてるみたいで、いささか不愉快だが、私の場合、レコードは「愛着」があるから、子ども時代からだから、ずっとそうだから、という明確な理由があります。
私の手元には、ずっとずっと前から、レコードがありました。
レコードにこだわりません。
レコードじゃなくたって、CDだって、DVDだっていいです、好きです。でもカセットテープやビデオテープは、もう用はないです。すでにあるものに関しては、もうそれしかないから、そりゃあ大事にしてるけど、今後新たにそのフォーマットで提供されたくはないかな。
ライブ盤とか、長いもの、映像がメインなものは、レコードである必要はなく、CDやDVDの銀盤でいいと思う。
あ、これは、レコードで欲しいなと思えるものだけは、レコードフォーマットで欲しいけど、そうでなければ、べつにCDでなくても、配信のダウンロードでも構わない。ただ、サブスクってのは、あまり使い道ないかな?タダで使えるなら、使ってもいいかな?とは思うけど、その程度。
なぜ、レコードはCDに置き換わったか?
音質のことや、めんどくささもあるけど、場所とりなんだよ。重いし。
モノとして、美術品としての価値は大いにレコードはあるけど、増えてくると置場所に困るのだ。
だから、一時期 流行った紙ジャケットCDが何気にベストなかたちだったかなと思うが、紙代がかさむから、あまり売れなかったよね。
更には、そのCDでさえも、置場所に困る人が増え、MDですら邪魔扱い。
結局は、ストリーミングに落ち着いたのかもしれないが、それはまた一部の人に限ってであり、やはりまだ、CDやレコードのフォーマットでの形態は必要不可欠なんだよ。
シティポップを引き合いに出すのは、いけ好かない。
ブームだからとか、海外で評価されてるからと、すぐに何でもシティポップのカテゴリに入れたり、シティポップの復刻ばかりに力を入れたりは、「売れるから発売する」であり、「いいものを作る」ではないでしょ?
よくないとは言わない。だけど、なんか露骨にシティポップと、すぐ口にするのが、いけ好かないね。
日本人がよくやる手口だよ。
売らんとばかりに。
愛着があるからこそ。
子ども時代から愛してきたモノたち、やはり今も愛しい。
おこづかいが、レコードに化けてた私にとって、やはり、レコードとは愛着以外の何ものでもなく、それはあなたにとっての愛着のあるモノと同じです。
イギリスなんかは、90年代になってCDメインになっても、レコード発売がなくなることはなかったね。
そんななか、私は買ってた人だから。
一般的には、なくなっていた。
でも、アーティストによっては、コーネリアスとか、普通にレコードを発売していたよね。限定盤扱いではあったけど。それは今だって同じじゃん。
だから、私にしてみりゃ、レコードブームが再燃したからといって、何も変わらないわけで、ただ、商品が増えたなというのと、ずいぶんと高くなったな、という印象でしかない。
レコードで一儲けしようという根性は、これまたいけ好かないね。
安くしろ!!
売れてるなら、安くしろよ!
売れそうだから、高値つけてボッタクろうだなんて、愚の骨頂!!
石川さゆりの6曲入りの新作レコード、5500円だと?!
バカにすんな!!
2500円の価値しかない!!と私は思う。
2500円なら、買ってみようかと思うが、そういうことです!
自分がつけた値と、売値とがマッチングしていれば、買ってもいいかなの範疇に入るが、それ以外は予選落ち。
もう、誰かに、何かに踊らされるなんて、まっぴらゴメンです!!
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