内臓脂肪を減らす薬「アライ」KARTE4
2024年2月、ゆで卵の作り方がバズっていた。
どうやら少量の水の方が時短で簡単に作れるらしい。
早速、作ってみた。4分だけ火にかけて5分放置で出来上がった。
殻もこちらの方が剥きやすかった。
完全にこれまでの常識が覆った。
2023年12月上旬、糖尿病患者に使う激ヤセ薬が問題となっていた。
誰でも簡単にネット上の診察で手に入れられるらしい。
糖尿病患者ではない人がダイエット目的で使用していた。
自分は糖尿病を患っていた。
すぐに病院に行き、同じ薬を手に入れた。
この薬で奇跡的な大幅ダイエットに成功した。
時は遡ること2019年、当時体重は120kgまで増えていた。
日々の食欲は増すばかりですぐにお腹が空く状態だった。
同時に空腹が怖かった。いつも満たされている状態でいたかった。
幸せな気持ちになりたかった。
幸せな気持ちになりたいからお金は使われる。
お金は幸せになるためのチケットだと思う。
食事、バッグ、時計、車、お酒、住む場所を手に入れて、
幸せな気持ちを手に入れる。幸せとお金を交換する。
幸せではないから、幸せな気持ちを手に入れようとする。
食事をすることによって幸せな気持ちを手に入れたかった。
少し動くだけで息が切れ、額から滝のような汗が出てくる。
自転車に乗ればサドルが食い込み、お尻が悲鳴を上げる。
ウォーキングでは、内側の太ももがこすれて股擦れが痛い。
頻繁に腹が減るので集中力は続かない。
ずっと激ヤセ薬があればいいなと思っていた。
2019年人生MAX体重の120kgでしんどかった。
これ以上の増量はさすがにやばいと思い、
ネットでダイエット薬を探していた。
ほどなく海外製のいい感じの薬をみつけた。
その名は「ゼニカル」という薬だった。
この薬は油分が腸内で吸収されることなく排出するタイプのヤセ薬になる。
個人輸入代行のサイトで注文した。
当時、買った薬がまだ残っている。
さすがに使用期限は切れているが、捨てられないでいる。
すぐに使用をやめた為、ほとんど残っている。
注文したサイトの口コミを読むと、良い点と悪い点が書いてあった。
注意点には、たまにうんこを漏らすと書いてある。
問題なく使用してる人もいるみたいだ。
薬があわなかった人もいるのだろう。
前向きに捉え、自分なら大丈夫だと言い聞かせながら、
痩せられるのならうんこぐらいなんとかなると思い、
女性用ナプキンをネットで購入した。
変態趣味はないのだが装着してみた。
装着したとき情けなくなったがしょうがない。
使い始めて二日目、まったくうんこの匂いがしなくなった。
うんこの固形物と油が完全に分離している。
流しても黄色いドロドロした油が便器にこびりついてなかなか流れない。
三日目の朝、事件が起きた。
起きると、お尻の穴が妙にヌルヌルして気持ち悪かった。
手で触ってみると、肛門からうんこの油が漏れ出ていた。
肛門のしまりがゆるいから出てきたのではなく、
自分の意志とは無関係に油が滲み出ていた。
期待して用意していた女性用ナプキンは役に立たなかった。
寝てるとき動いてズレたようだ。そもそも防御する穴の場所も面積も違う。
120kgあるおっさんのお尻の穴からの油を防ぐには耐えられなかった。
敷布団には真っ黄色の油が染み込んでいた。
ズボン、トランクスを貫通し、べっとり生地に染み込んでいた。
薬の影響で匂いがまったくしないのが救いだった。
掃除はさすがにしんどかった。
たぶん自分には合わない薬だった。
2024年4月8日、日本でもこのタイプの薬が販売されることになった。
日本初の内臓脂肪減少薬、その名は「アライ」という薬だ。
上の図の「対策・アドバイス」に油漏れと書いてある。
過去のあの苦い経験には名前が付いていた。
日本製の薬は海外製のものよりも弱いと聞いていた。
調べてみるとドイツ製の「ゼニカル」は、
有効成分のオルリスタットが120mgで、
日本製の「アライ」は、60mgと半分の量だった。
日本人の場合は成分の少ない日本製の方が、
減量に向いているのではないだろうか。
上の図に、便漏れパッドと書いてあるがはじめて聞いた。
ウエスト周りの大きな人が使えるように、
アライ専用の油漏れパッドを開発してみてはどうだろうか。
大柄な男性が女性用ナプキンを使ったり、
おむつを使用するのにはどうしても抵抗がある。
悲劇を繰り返さないためにも、パッドの性能アップに期待したい!
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