あしがくま

お習字や読み聞かせなど、日々の生活について少しずつ書いてみます。あしはくまですがひとで…

あしがくま

お習字や読み聞かせなど、日々の生活について少しずつ書いてみます。あしはくまですがひとです。

マガジン

  • お習字―娘の習いごとのつもりが自分で入門してしまった

    むすめの習いごとのつもりでお習字教室を探していて、自分がうっかり入門してしまいました。楽しいので記録をつけてみます。いつかむすめも興味をもってくれればよいが……

最近の記事

お習字―手紙文「事業後援の音楽会プログラム……」2019年9月19日

「手紙文」のつづきです。 9月19日のお手本は「ませ その後 一寸御話申上げおきました 某社会」まででしたので、今日はつづきの「事業後援の音楽会プログラム 本日とと(ど)いてまいり」までです。下記はわたしのものです。 また「能」を母字とする「の」が出てきました。前にも見たことがあったので、先生のお手本を見た時にパッと読めたことがほんとうにうれしかったです。この調子でだんだんと変体仮名を憶えていくことができれば、そのうちに名筆も少しは理解できるようになりそうです。 とにか

    • お習字―行書「柳蔭堤畔閑行」2019年9月17日

      9月17日の漢字のお手本は、行書の「柳蔭堤畔閑行」です。 「堤」が右に傾いでしまいました…… 「柳」は意外に横長の形をしています。 「閑」の門構えは省略されていますが、いままでこの上の「点」は構えの中心に来るものだと思っていました。実はこの「点」は門構えの左部分の一部なので、中心線よりも左に来るのが正しいそうです。 練習あるのみです。毎日お稽古を続けます。

      • お習字―手紙文「ませ その節一寸御話申し上け……」2019年9月17日

        さて「手紙文」のつづきです。 9月10日のお手本は「りまして 失禮いたしました 御ゆるし下さい」まででしたので、今日はつづきの「ませ その後 一寸御話申上げおきました 某社会」までです。下記はわたしのものです。 最初の二文字は「ませ」です。「ま」は「万」の、「せ」は「世」の変体仮名です。 パッと見読めません。ちょっと梵字のようにも見えます。変体仮名はひとつづつ憶えていくしかないので、丁寧に「古典かな字鑑」を紐解いて調べていきます。 これは「その節」です。「の」は前にも

        • お習字―楷書・行書「清曠涼夜月」2019年9月10日

          9月10日のお手本は、楷書・行書の両方で「清曠涼夜月」です。 これは前回に引き続き「書道美術」教書の十月号の漢字規定の課題です。 とりあえず書いてみました。 楷書 楷書はどうも線がきれいに書けません。全体的に思い切りの悪いガタガタした線になっています。筆を動かす速度や、含ませる墨の量を調節したりしながら研究です。 行書 行書の方が誤魔化しがきくので、一見楷書よりもよく書けているように見えますが、これはワナです。 これを10月15日の提出日まで、ひと月ほど練習します

        お習字―手紙文「事業後援の音楽会プログラム……」2019年9月19日

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        • お習字―娘の習いごとのつもりが自分で入門してしまった
          15本

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          お習字―手紙文「あがりまして 失禮いたしました……」2019年9月10日

          さて今日は「手紙文」のつづきです。 9月3日のお手本は「拝啓 その後ますますお元気ですか 先達はあか」まででしたので、今日はつづきの「りまして 失禮いたしました 御ゆるし下さい」までです。下記はわたしのものです。 「て」がずいぶん太くなってしまいました。「失禮」の「禮」は「礼」の旧字体だそうです。「礼」でも良いのですが、しっかり重みをもたせるために「禮」にしていらっしゃるそうです。 はじめの「りまして」は「わまして」のように見えますが、これは「り」は「利」、「わ」か「和

          お習字―手紙文「あがりまして 失禮いたしました……」2019年9月10日

          お習字―楷書「流雲吐華月」教書提出用 2019年9月5日

          九月教書の提出用が書けました。楷書の「流雲吐華月」です。 楷書と行書の両方を練習していたのですが、先生曰く「最初ということですので楷書で出しましょう」とのことです。 「華」という字がつぶれてしましたが、これがいちばんよく書けているそうです(「まだマシ」をやさしく言っていただいています)。 さて、初めての提出はどうなることでしょう。

          お習字―楷書「流雲吐華月」教書提出用 2019年9月5日

          お習字―手紙文「拝啓 その後ますますお元気ですか……」2019年9月3日

          さてお習字も始めてから早7か月が過ぎようとしています。新たに今度は「手紙文」というものが始まりました。 手紙文では、漢字は「草書」、仮名は「変体仮名」を使うそうです。まず、そもそも私には読むことすらできません…… 読めないのに書けるのでしょうか。 9月3日のお手本は「拝啓 その後ますますお元気ですか 先達はあか(りまして)」。下記はわたしのものです。 なんとか先生のお手本をまねして書いてみました。まだ草書、変体仮名になれないので、いまいち自分でどのような文字を書いている

          お習字―手紙文「拝啓 その後ますますお元気ですか……」2019年9月3日

          お習字―行書「一統太平世界」2019年9月3日

          9月3日のお手本は行書「一統太平世界」です。 行書は楷書に比べてなんとなくできているように見えてしまうところがワナだと思っています。 先生には「統」の「ル」の形、「世」は横長の字である点を、ご指摘いただきました。「界」ももう少し天地が詰まっていた方がかたちがよかったと思いました。 とにかくお稽古を続けます。練習あるのみです。

          お習字―行書「一統太平世界」2019年9月3日

          お習字―楷書「永字八法」2019年2月12日~9月4日

          2月12日の体験入学のときに書いた「永字八法」を、定期的に書いてみています。どのくらい筆が動くようになったのかの確認です。 2月12日―体験入学時 これが、一番最初の体験入学時のものです。こどものフィンガーペイントのようなすごいことになっています。中央にある先生の朱墨のお手本とくらべると、いもむしのようです…… 3月7日 お稽古を開始して1か月弱です。なんとか筆の線らしくはなりました。しかし、起筆と終筆のかたちがうつくしくないです。 5月11日 3か月たってそこそ

          お習字―楷書「永字八法」2019年2月12日~9月4日

          お習字―楷書・行書「流雲吐華月」2019年8月3日

          8月3日のお手本は、楷書・行書の両方で「流雲吐華月」です。 これは「書道美術」という教書の九月号の漢字規定の課題だそうです。このような課題を提出し、級や段に挑戦するようです。これから毎月この書道美術にそって規定の課題を提出し、昇級に挑戦していきます(大丈夫か)。 わたしは初めてなので「新」級となるようです。果たして受かるのか、どきどきします。 書道美術九月号 課題ページ 先生から楷書、行書のお手本をいただき、とりあえず書いてみます。お手本は先生のお手なので、教書の字

          お習字―楷書・行書「流雲吐華月」2019年8月3日

          お習字―俳句「かなしさや……」2019年8月22日

          8月22日のお手本は俳句です。 かなしさや 釣の糸吹く あきの風 蕪村 仮名は書いているととても好きです。やわらかい曲線でしぜんに筆が流れていくところが、日本人らしくて気持ちがいいです。 しかし書いた字を見ると、まだ筆はこびに自信がないのがよくわかります。先生にも「慎重なのは良いが筆はこびが遅すぎる」とご指摘いただいています。勢いがないので、線が左右に迷ってガタガタしているのがわかります。 とにかくお稽古を続けます。練習あるのみです。

          お習字―俳句「かなしさや……」2019年8月22日

          お習字―お道具

          今回はお道具について書きます。私は初心者なので、特にお道具に詳しいわけではありません。あくまでも、自分がどのような道具でお稽古を始めて、どのようにお稽古に行っているのかのご紹介です。 筆 (左)一休園 浮草 二号 (中)翠祥堂 清和 五号 (右)京都龍枝堂 登龍門 中 筆の中心には「命毛(いのちげ)」があります。まずはこの命毛が線の中心を通るように心がけてください - 先生 墨墨はこれです。摺ると、硯とこすれるなめらかな感触が気持ちいいです。ほのかなお香のかおりがしま

          お習字―お道具

          お習字―「楷書」「仮名」「行書」「連綿体」「俳句」2019年2月14日~8月24日

          さて、初めてのお稽古です。お月謝と入会申込書をもってお教室に向かいます。 さっそく前回とおなじ先生の目の前の席を確保します。わたしは正座が苦手なので、座椅子をお借りしてすこし足を浮かせて座ります。 先生は、わたしがほんとうにまた現れて入会したのが、すこし嬉しそうです。顔からして二度と来ないパターンに分類されていたのかもしれません。 男の生徒さんは、あなたを入れて3人しかいないのよ。 なんて嬉しそうにおっしゃいます。あとでなにか重いものでも持たされるのでしょうか。 初め

          お習字―「楷書」「仮名」「行書」「連綿体」「俳句」2019年2月14日~8月24日

          お習字―体験入学 2019年2月12日

          2019年2月12日に、前から気になっていた近所の書道教室を訪ねてみました。 この教室は、うちの奥さんがお散歩の時に見つけて目を付けていたお教室です。いちど電話してみたら落ち着いた感じの声の女性だったようで、雰囲気が良さそうとのこと。 お伺いする旨を先に電話でお伝えし、マンションの一室にあるお教室を訪ねました。部屋は20畳くらいのワンルームで畳敷き。靴を脱いであがり、先生にご挨拶をしました。先生は銀髪の美しい上品な方です。 もうひとりサポートの先生。こちらも白髪の女性がい

          お習字―体験入学 2019年2月12日

          お習字―はじめたきっかけ

          もともとは、小学生の娘の手習いのために、書道教室を探していたのです。 ところが、お父さんの方が興味をもってしまい、無謀にも47歳にして近所の書道教室に入門してしまいました。 小学校の習字からまともに筆を持ったこともありません。 仕事はパソコンなので、手で字を書くこともほとんどありません。 まったくの初心者です。 しかし始めてみると、びっくりするほど面白く、深い世界だということが分かってきました。 本気できちんと学びたいと思ったので、自分の記録のためにお稽古の進捗を書いてみ

          お習字―はじめたきっかけ