20190212_楷書_永字八法_自筆_SM

お習字―体験入学 2019年2月12日

2019年2月12日に、前から気になっていた近所の書道教室を訪ねてみました。

この教室は、うちの奥さんがお散歩の時に見つけて目を付けていたお教室です。いちど電話してみたら落ち着いた感じの声の女性だったようで、雰囲気が良さそうとのこと。

お伺いする旨を先に電話でお伝えし、マンションの一室にあるお教室を訪ねました。部屋は20畳くらいのワンルームで畳敷き。靴を脱いであがり、先生にご挨拶をしました。先生は銀髪の美しい上品な方です。
もうひとりサポートの先生。こちらも白髪の女性がいらっしゃいます。
おふたりは文机を並べて、お教室全体が見えるように正座していらっしゃいます。

先生はお教室の仕組みや方針、お月謝などをひと通りご説明くださいました。そしてこう仰いました。

とりあえずいまちょっと書いてみたら?

「姫さまむちゃじゃー!」とミトじいがあたまの中でさけぶのを聴きながら、とりあえず丁寧に、しかしかたくなに、拒否しました。
日ごろ字なぞ書かないのに、いきなり筆なんて。今日はお教室の仕組みをお伺いして、家でゆっくりと考えようと思っていたのです。

しかし先生はすでに紙と筆を出して、

紙は一帖60円、筆は中筆1800円。これは購入していただきます。今日は体験入学ですので、受講料はいただきません。

とおっしゃって、先生のすぐ前の席をお示しになりました。

先生は「あなたお習字を始めたくていらっしゃったのよね」という顔でこちらを見ています。まあ確かにそれはそうですね。腹を決めて「では」という感じで紙と筆をいただき、とりあえず席に着きました。(一帖ってなんだろう。)

そしていただいたお手本が、こちらです。

※先生のお手本なので転載はご遠慮ください。今後は自筆のもののみ掲載します。

これは……うつくしい……

このお手本をひとめ見て、このお教室にきて良かったと思いました。そして……

下記は30分ほど苦戦した結果わたしが書いた、小学校以来はじめて書いた筆の字です。

※だれもいらないでしょうが、こちらは転載してくださって結構です。

まるで幼稚園生のフィンガーペイントのような字です。とても筆で書いたとは思えません。記録のために恥を忍んで載せておきます。(朱墨のお直しのうつくしいこと……)

この先生のお手本とわたしの悲惨な字の差をまのあたりにして「すこしでもうつくしい字がかけるようになりたい」と本気で思ったのが、始まりでした。


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