20190917_手紙文_ませ_その節一寸御話申し上け_自筆_SM

お習字―手紙文「ませ その節一寸御話申し上け……」2019年9月17日

さて「手紙文」のつづきです。

9月10日のお手本は「りまして 失禮いたしました 御ゆるし下さい」まででしたので、今日はつづきの「ませ その後 一寸御話申上げおきました 某社会」までです。下記はわたしのものです。

20190917_手紙文_ませ その節一寸御話申し上け_自筆_SM

最初の二文字は「ませ」です。「ま」は「万」の、「せ」は「世」の変体仮名です。

20190917_手紙文_ませ_自筆_SM

パッと見読めません。ちょっと梵字のようにも見えます。変体仮名はひとつづつ憶えていくしかないので、丁寧に「古典かな字鑑」を紐解いて調べていきます。

20190917_手紙文_その節_自筆_SM

これは「その節」です。「の」は前にも出てきましたが「能」の変体仮名です。これは前回憶えたのですぐに読めました。嬉しい。
下は「節」の草書です。

20190917_手紙文_け_自筆_SM

これは「け(げ)」です。「希」の変体仮名です。ほんとうは「(申し上)げ」なのですが、濁点は省きます。

とにかく変体仮名はひとつひとつ丁寧に憶えていくしかありません。
まだまだ勉強することがいっぱいです。とにかく毎日お稽古を続けます。


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