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【本要約】タンパク質欲を満たせば、食事コントロールが出来る「食欲人」

読者さんに質問です。

タンパク質はカロリー制限のカギを握る栄養素です。それは何故でしょうか?

⇒早く知りたい方は目次から見つけて飛んでください!

こんにちは、けいごです。

健康的な生活を送る上で、食事は欠かせない要素です。しかしその食事のコントトロールが難しくもあります。

ついつい食べてしまう。。。これ解消出来れば苦労しません。本記事では、そのような欲を解決するための手段をまとめている本を紹介します。

「ついつい食べてしまうからダイエット出来ない」「健康的な生活を送るためには何を摂取すればよいのか知りたい」という方は是非読んでみて下さい!!

これを知れば、「ついつい食べてしまう」を解消してダイエットが成功する可能性が高くなります! 理想的な体を手に入れたら、やりたいことが更に出来るようになるでしょう!


動物は「ベストな食べ物」を知っている

霊長類、菌類、昆虫類、全ての生物は、適切な食事を知っています。本書で紹介されている様々なな生物の事例では、ある栄養素の割合が一定になるように食べ物を摂取しているという結果が出ています。

その栄養素は以下です。

タンパク質

例えば、本書で紹介されている菌類の事例では、「たんぱく質:炭水化物」の割合が、「2:1」になるような餌だけを摂取しました。また、コオロギは、タンパク質のために周りの草には目もくれず、共食いを始めたという事例を紹介しています。

このように、生物はタンパク質が一定になるように食べ物を摂取します。つまり、栄養を考えるうえで「タンパク質」が非常に重要な役割を果たすということです。

食べ物をエネルギーにする「主要栄養素」

食品のエネルギーを生み出しているのは、「主要栄養素」です。それは主に以下です。

・タンパク質:体内のあらゆるものの原料
・脂肪:すべての細胞を包む「膜」を作る
・炭水化物:エネルギーにもDNAにもなる
・ビタミン:電流を発生させる

生物は直感で必要な栄養が分かる

1日に3度、これらの「主要栄養素」を計算しながら食べなければいけないとしたら、どうでしょうか? 面倒どころではないですね。博士号でも持っていなければ出来ないし、計算に時間がかかってしまいます。

しかしそんなことをする必要はなく、菌類がしめしたように、自然はこの複雑な難題を、数学やコンピュータなしで処理する仕組みを持っています。

バッタの実験

本書では、バッタの実験が紹介されています。200匹のバッタを個々のケースに入れ、以下ような「比率の異なる餌を、成虫になるまで与え続けて栄養の摂取を調査する」というものです。

・高炭水化物、低タンパク質
・バランスのよい炭水化物と、タンパク質
・低炭水化物、高タンパク質

実際はもっと細分化されています

この実験の結果は、「適した炭水化物とタンパク質の比率に近ければ近いバッタほど、成虫になる速度が速かった」ということです。更に、以下のことが分かりました。

炭水化物の比率が多いものを食べたバッタ群は、「タンパク質が一定の数値になるような値まで炭水化物を食べ続けた」。しかし、その代わりに炭水化物を過剰に摂取しなければならないことになります。つまり、エネルギー過剰となり、肥満になりました。タンパク質が一定になるまで食べ続けてしまうためです。

反対に低炭水化物、高たんぱくのバッタ群は、痩せてしまい、短命だったということです。高たんぱくなため、炭水化物の摂取量が少なく、エネルギーが足りなくなるという結果となりました。

タンパク質が足りていれば、栄養バランスの良い食事が自然と出来る

この実験から分かることは、「タンパク質が栄養バランスのカギを握る」ということです。これは、バッタだけでなく、他の生物にも見られました。

アメリカは肥満が多いことで有名です。なぜ肥満が多くなるのかというと、著者は食品におけるタンパク質の量が減ったからという見方をしています。

国連食糧農業機関の調査によると、1961年から2000年にかけてのアメリカの平均的食事組織は変化しています。タンパク質の比率は、14%から12.5%に変わりました。その分上したのは、「炭水化物」と「脂肪」です。つまり、アメリカ人は、このタンパク質量を摂取するために、炭水化物や脂質を13パーセント増やす必要があるということになります。

その結果が体重増加ということです。

長寿の組み合わせは?

本書では、長寿のための食事を調査する実験を取り上げています。読者さんは、以下の内どの組み合わせが長寿になると思いますか?

①高炭水化物、低タンパク質
②低炭水化物、高タンパク質
③高脂質、低タンパク質

答えは、、、、と言いたいところですが、知りたい方は本書で!! 意外過ぎる答えで驚愕しました。本書を読めば、長寿のために避けた方がいい栄養素が分かります。また健康のために参考にするとよい、地域の食事もわかります。(因みに日本のどこかです。)

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