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【本要約】定年後のお金「見える化」入門

本書を読めば、定年までに備えるべきお金がざっくりわかります。
若いうちから、呆然とした悩みを消しておきましょう。

こんにちは、けいごです。

定年後のお金、何を準備すればいいかわからないですよね。年金、介護、生活費、果たして何をどうすれば良いのでしょうか。

本記事では、そのような「定年後のお金」がわからない方に向けて書かれている「定年後のお金見える化入門」という本紹介します。


老後のお金の失敗例

老後のお金ですが、一体どのような失敗例があるのでしょうか? 2つの例を紹介します。

どんぶり勘定が抜けない

80代になったAさんは、貯金が殆ど残っていませんでした。退職金と、それなりの蓄えで暮らすことになります。
しかし、使って旅行に出かけたり、趣味の高級車を2年ごとに買い替えたりと、無計画に散財しました。

その結果現在では、夫婦の年金月額21万円だけが頼りとなり、生活するのが精一杯になってしまいました。

今後病気や介護が必要になってしまったら、お金に困窮してしまいます。

死ぬまで使いきれない大金

一方、お金には困っていない失敗例もあります。
Bさんは、慎重な方で若い時から節約をして定年直前には2億の貯蓄がありました。

しかし、定年後の現在もひたすらお金を使わない生活をしていて、このペースだと死ぬまでにお金を使いきれない生活をすることになります。

Bさんは、「こんなことなら、もっとやっておきたいことがあったのに」と後悔しています。

他にも、退職金を投資に使ってしまったりなど、様々な失敗がありますが、この2つの例にならない為にも、まずは以下が重要です。

「今どのくらいの生活費をかけているのか」を把握する

老後に考えるべきお金のこと

老後に把握するべきお金てして、以下の4つがあります。

  • 年金

  • 基本生活費

  • 医療・介護の費用

これらを把握することで、定年後に計画的なお金の活用が出来ます。それぞれ以下に、具体的にまとめていきます。

年金

年金には以下の3つの種類があります。

  • 老齢年金:65歳になるともらえる

  • 障害年金:障害を持った時にもらえる

  • 遺族年金:親族が亡くなった時にもらえる

ここでは、老齢年金のみ説明します。

老齢年金は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」があります。それぞれ自営業者は、老齢基礎年金が受給できて、会社員は老齢厚生年金を受給できます。

受給金額の把握方法は、ねんきん定期便や年金ネットで定期的に把握しましょう。


年金ネット

基本生活費の把握

定年後に向けてどれくらいの資産があれば良いのかを考える為には、定年後の資産を予測する必要があります。

ここでは、ざっくりでいいので以下について、現在かかっている生活費を把握します。ここ6月の平均を計算すると良いでしょう。

  • 食料

  • 水道・光熱費

  • 被覆及び履き物

  • 交通・通信

  • 家具・家事用品

  • その他消費支出

  • 家賃や住宅ローン

これらを計算して、基本生活費がわかったら定年後でどのくらい変化するのかを考えます。基本的にどの項目も大きくは変化しない為、ご自身で変化すると考えられる部分を変えれば問題ありません。例えば持ち家の場合、定年後には退職金で完済する可能性もあります。そういった点を考慮します。

その後、65歳〜90歳である25年間分で、合計がいくらになるのかを計算してみます。これが、老後に必要な基本生活費です。

医療・介護の費用

医療関係費は、入院したとしても自己負担は意外と少ないです。主な傷病の1日あたりの入院費用も退院患者の平均在日数では、一番多くかかる悪性腫瘍の場合、100万円かかります。
しかし、実際には自己負担3割と高額療養費制度で9万弱で済みます。

もちろん、家族が持病持ちの場合は、必要な費用を上乗せして考える必要があります。

では、介護の費用はどうでしょうか。
介護の費用は、個々によって大きく異なるため、予測が難しいです。その場合は、統計値を参考にします。

生命保険文化センターの調査では、介護に要した費用のうち、介護に要した期間は一人たり平均61.1ヶ月。毎月の平均費用は8万3000円となっています。

つまり83000円×61.1ヶ月=507万円ということになります。また、介護当たっては月々費用のほかに住宅回収などの一時金もあります。同調査ではこちらの合計が74万円となっています。

これらの合計金額が581万円です。もしも夫婦であれば、この2倍の金額が必要であることがわかります。

介護費用としてはこの金額を用意しておきましょう。

定年後の「ちょい働き」で大体の人は問題解決する

ここまでまとめてきましたが、定年後のお金の問題や老後2000万円問題も「ちょい働き」で解決できることがわかります。

老後2千万円問題で考えると、夫婦で足りない金額は30年間で月5.5万円ですが、夫婦で5.5万円と言うことは、一人月3万円づつ稼げば足りると言うことになります。

先ほどの581万円の介護費用分の貯蓄と、毎月3万円の労働収入、そして自分の趣味にかかる費用を計算することで、ほとんどのお金の問題を解決できます。

もちろん、歳を取れば身体も衰えて働けなくなる時期も訪れることを考慮し、収入を得る必要があります。

このように、定年後にかかるお金は収支を把握して、資産を考慮しながら計画的に使うことでお金の心配はなくなります。

お金に対してよくわからない不安を抱えているあなたも、是非今から資産と収入、支出を把握しましょう。

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