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セクシャルマイノリティは、LGBTだけじゃない。

「セクシャルマイノリティー」というと「ああ、あのLGBTとかいうやつ?」という返しをされる

うーん。惜しい。

まあ、私もちょっと前までは、アセクシャルという語を知る前までは、そして自分がアセクシャルだと気付くまでは、それくらいの認識だった。

同性を愛する人、両性を愛する人、性同一という特徴を持つ人。性的な少数者と言われて思いつくのはそれくらい。

でも、本当はそれだけじゃない。

最近ではLGBTQとか、LGBTQIA +という表記が出てきて、カテゴライズしきれない人々の存在や、LGBT内の多様性にもフォーカスが当たってきている。

LGBTQのQはQuestioning(自分の性別が「?」な状態)やQueer(アイデンティティなき概念)を意味する。LGBTQIA +のIはインターセクシャル、Aはアセクシャルを意味する。そして、それでもまだ拾いきれていないかも、という思いを残した「+

カテゴライズの問題なんてどうでも良いんじゃない?という方も多いかもしれない。皆が本当に「みんな違ってみんないい」という認識の中に生きているのなら、私もカテゴライズは必要ないと思う

だけど、この社会はそうじゃない。

人はある程度体系化されていないと物事を認識できないし、この社会にはいろんな課題が存在していることにすら気づけない。哀しい哉私も気づけていないことが沢山あるのだろう。

カテゴライズすることで、体系化することで、本人も周りも生きやすくなるなら、カテゴライズはある程度意味のある行為なのかもしれない。もちろん、「こういう人」というカテゴリーに押し込めることで一人一人が見えにくくなるっていう弊害があるから、カテゴライズは終着点ではなくて、あくまで「みんな違ってみんないい」へ向かう過程だとは思うけど。

「普通」ではない性のあり方があること、というかそもそも「普通」ってなに?という問いが当たり前になること。

LGBTQIA +の存在は単純に性のあり方に多様性をもたらすだけでなく、人の感じ方・生き方の多様さを表出させるのに大きな役割を果たしているだろう。

LGBTQIA +といえば、鮮やかなレインボーフラッグがトレードマークだ。

ちなみにアセクシャルのシンボルフラッグは4色のストライプ。上から、黒、グレー、白、紫が並んでいてかなりシック。

アセクシャルはよく、グレーで表される。「他者に性欲を抱かない」ことを象徴する黒と、「他者に性欲を抱く」白の真ん中らしい。グレーって色んな濃さがあって、でも全部グレー。この感じ良いなあ。

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