見出し画像

【募集要項】小学生探究グランプリ「コピーライター」(締切:11月11日)

今年の6〜8月に実施した、第一回小学生探究グランプリ「建築家」。初めての試みでしたが、国内外から約100作品もの応募がありました。しかも、とても小学生が手掛けたとは思えないハイクオリティーなものばかり!

どれをグランプリにしようか非常に迷いましたが、プロの建築家である審査員の方々と徹底的に議論した結果、グランプリ1作品・優秀賞2作品を選出いたしました。選考に残った16作品はもちろんのこと、それらに対する審査員の示唆に富む講評のおかげで、なかなか見応えあるものとなった最終審査会。お見逃しになった方はぜひご覧ください!

そんな幸先のいいスタートをきった小学生探究グランプリ、さっそく第2回のテーマを公開します!

第2回小学生探究グランプリ: なりきり!コピーライター

※公式ホームページはこちらから!

「コピーって印刷機でやる、あのコピー?」
「ライターって火をつけるやつ?」

いいえ、違います。CMやポスターなどの広告に添えられていることばのことをコピーというのです。

子どもたちも見聞きしたことがある最近のコピーでいうと、『トントントントン ヒノノニトン(日野自動車)』や『アゲリシャス〜(ゼスプリのキウイ)』『何もないから、なんでもできる(あつまれどうぶつの森)』『これは、日本一慈(やさ)しい鬼退治(鬼滅の刃)』などでしょうか。

商品・サービス・作品の魅力をシンプルな言葉で伝えるのがコピーの役割。そして、ライターとはそれを書く人のこと。広告づくりの裏側にはコピーライターとよばれる人が必ずいて、どんなふうに表現すればそのものの良さが伝わるだろうかと日々"ことば"を使って試行錯誤しています。伝え方がいまいちだったらみんなの手元には届かない(みんなが知ることはない)商品・サービス・作品もあるかもしれません。そのくらい、コピーは重要なんです。

ということで第二回目となる小学生探究グランプリでは、全国(全世界)のことば好き・表現好きの小学生にむけて「コピー表現(ことば)」を競い合うコンテストを贈ります。

テーマは3つ。

自分が好きな作品のコピー
② 「小学生探究グランプリ」のコピー
自分が注目する社会問題に関するコピー

このうち1つだけに応募しても、3つのすべてに応募してもオッケーです。さらに今回はなんと、1つのお題に対して候補となるコピーを5つまで応募できちゃいます(つまり、最大15コピー応募できる)!

グランプリで競うのは、コピー(ことば)とコンセプト説明文(コピーに込めた想いや意図)だけ。前回の建築家とは大きく異なり提出物は極めてシンプルですが、少ない言葉と説明にどれだけの想いを込めて意図を伝えられるかが勝負です。ちなみにプロのコピーライターも、同じような形式で競い合っているんですよ。まさに、プロと同じ土俵に立つわけです!

審査員はプロのコピーライターに、プロの編集者、そしてプロの探究者(校長いわたく)が務めます。

9月審査員

(左から:コピーライターの小西利行さん、元greenz.jp編集長の兼松佳宏さん、a.school校長岩田拓真こといわたく)

小学生以下であればどなたでも応募できる本グランプリ、募集締め切りは11月11日(土)コピーライターの日です!コピーづくりに没頭しませんか?

募集要項: 伝わるコピー

1. 募集対象
12歳(小学6年生)以下の方
※未就学児の方でも応募可能です。

2. お題
お題① 自分の"好き"を伝える
〜自分が好きな「作品」のコピー〜
・自分が好きな作品を1つ選び、その作品の特徴や魅力が(知らない人にも)存分に伝わるコピーを考えて下さい。
・本、マンガ、ゲーム、アニメ、映画、音楽など、どんな作品でもOKです!

お題② クライアントの"魅力"を伝える
〜「小学生探究グランプリ」のコピー〜

・小学生探究グランプリの応募者が今後増えるように、本グランプリの魅力が伝わるコピーを考えて下さい。
・グランプリのテーマは毎回異なる(第一回:建築家、第二回:コピーライター 等)ため、テーマに限らず使えるものが望ましいです。
・グランプリや優秀賞に選ばれたコピーは、今後のグランプリ募集時にHPやSNSなどで実際に使用させていただきます。

お題③ 社会の"課題"を伝える
〜自分が注目する「社会問題」を啓発するコピー〜
・自分が問題意識を持っている社会問題を1つ選び、その社会問題について人々に伝えたいことを考えて、コピーを作って下さい。
・環境、教育、文化、経済、倫理、人権、労働、人口、医療、地域、資源、安全、食料など、どんなテーマに関する問題でもオッケーです。
・このように、商品の宣伝や企業のイメージづくりなどではなく、社会啓発を目的とした公共のための広告を「公共広告」と言います。
・なぜ自分がその社会問題に問題意識を持っているか、社会が具体的にどう変わってほしいか、という想いを大切に表現して下さい。

3. 提出物
①コピー
②コンセプト説明文(
コピーに込めた想いや意図
※いずれも文字数制限があります。①コピーは最大40文字、②コンセプト説明分は最大400文字です。
※様々な観点から審査をしますが、いちばん大事なのは『伝わるか?』というポイントです。

4. 応募方法
応募したいお題にあわせて、以下のフォームより応募下さい。お題ごとにフォームが分かれているのでご注意下さい。
① 自分が好きな「作品」のコピー
② 「小学生探究グランプリ」のコピー
③ 自分が注目する「社会問題」についてのコピー

※1つのお題に対して最大5作品までの応募が可能です。つまり、3つのお題に対して合計で最大15作品まで応募可能です。
テーマごとのコピー作成シートもありますので、コピー作成時にお役立てください。
【学校などの団体応募を検討の方へ】
こちらのフォーマットをダウンロードしていただき、info@aschool.co.jpまでメールにてご提出ください。

4. スケジュール

募集開始:2020年9月14日(月)
募集締切:2020年11月11日(水)24:00
結果発表:2020年11月21日(土)16:00〜 Youtube上で生中継予定

5. 表彰
①〜③のお題それぞれに対して
・グランプリ(1作品)
・優秀賞(2作品)
を選定予定です(全9作品)。
※受賞者には、審査員が厳選した「ことばグッズ」をプレゼントします!

【審査員】
小西利行(コピーライター)
POOL INC.ファウンダー。コピーライター/クリエイティブ・ディレクター。大阪大学卒業後、博報堂を経て、2006年に独立。「伝わる言葉」を掲げ、CM制作から商品開発、都市開発までを手がける。主な広告の仕事に、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」、「プレイステーション」、日産自動車「セレナ」(モノより思い出)など。著書に『伝わっているか?』(宣伝会議)、『すごいメモ。』(かんき出版)がある。

兼松佳宏(元編集長)
京都精華大学人文学部特任講師。元greenz.jo編集長。ソーシャルデザインをテーマとするウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、2010年から2015年まで編集長。その後“フリーランスの勉強家”として独立し、現在は京都精華大学にて、ソーシャルデザイン教育のためのプログラム開発を手がける。著書に『beの肩書き』『ソーシャルデザイン』がある。

岩田拓真(a.school校長)
a.school代表兼クリエイティブ・ディレクター。読書や音楽・美術鑑賞から自然探索まで、なにをやっても「わくわくする学び」「斬新なきりくち」を探してしまう。父親2年生として日々試行錯誤中。経営コンサルティング会社Boston Consulting Groupに新卒入社後、コンサルタントとして修行を積みつつ、週末起業として教育NPOの運営に携わる。2013年にa.school設立、2014年より本郷校開校。京都大学総合人間学部卒、東京大学大学院工学系研究科修了(工学修士)。

よくある質問

応募者のみなさまからいただいた質問をもとに、随時更新します!

1.「コピー」の書き方がわかりません。どうすればいいですか?
テレビのCMや街なかのポスターなど様々な広告を観察して、そこにどんなコピー(ことば)が載っているかを探ってみましょう。その表現を観て自分がどのように感じたかをことばにしたり、プロのコピーライターはなんでそんな表現にしたんだろう?と考察したりして、自分がつくるコピーの参考にするのがオススメです。

また、プロのコピーライターがコピーについて書いた本を読んでみるのもいいかもしれません。いくつか紹介するので、参考にしてみて下さい。他にもいろいろな本があります。

2.「コンセプト説明文」にはどんなことを書けばいいですか?
コピーに込めた想いや意図を書いて下さい。特に、対象となるもののどんな魅力や良さを伝えたいと思っているか、どんな人に伝わってほしいと思っているか、どんな具体的な行動やシーンを生み出したいと思っているか、なぜそのような表現にしたのか、などの側面について丁寧に解説するのがおすすめです。コンセプト説明文も、ありきたりの言葉を使うのではなく、自分なりの言葉でじっくりと語って下さい。

a.schoolの探究学習「コピーライター」(なりきりラボ)のご案内

探究学習塾a.school(エイスクール)の「オンライン探究コース」では、2020年9月〜10月の2ヶ月間で「コピーライター」を徹底探究する授業を開講しています(授業内容の詳細については次の記事をご覧下さい)。

少人数制の授業を通じて、コピーライターの世界の奥深さや面白さを伝えたり、さまざまな言葉表現のワザを伝授したりするだけでなく、生徒一人ひとりのオリジナルコピーづくりのプロジェクトに講師やメンターが伴走します。「コピーの授業を受けてみたい!」「コピーづくりをサポートしてほしい」「仲間と一緒に切磋琢磨しあいたい!」といった方にオススメです。

「オンラインプラン」は世界各地どこでも受けられるので、ご関心のある方はぜひリンク先のページよりお申し込み下さい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?