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Road to 茂呂史生講演会 #19 現場と繋がる 兼松明日佳さんの場合

このnoteは、10月29日に開催する茂呂史生さんの講演会当日まで毎日更新されます。

過去記事は、こちら😃 講演会詳細は、文章の最後に

10月29日に向けて、現場の声を聞かせていただきたくインタビュー第3弾
ありがたいことに、9月27日時点で11名のインタビューをさせていただいております。
※今後も増えていきます

学んだエリアと関連する方から、順不同で紹介していきます。

現場と繋がる 兼松明日佳さんの場合

⚫︎兼松明日佳さんの場合

兼松明日佳さん 鍼灸師マッサージ師
ADHD/LD
はり灸とマッサージMOEGI 院長
居場所 engawa 代表


自身のADHDを診断されたのは、この2〜3年
小学校時代から、周りとの違うと感じることが増えた
何より算数の授業についていけない、学年が上がるたびにわからなくなっていく

中学の時に10点とか取ったり、何でわからないのかがわからないのが辛い時期が続く

他の教科は普通にできていたので、推薦などを駆使して大学を卒業

その後に、鍼灸師を目指し専門学校へ

暗記系は、特に苦手意識があり、自身で声を録音して聞き返すなど工夫して学科は何とか乗り越えた

しかし、致命的に手元の不器用さがあった

目指したものの、鍼灸師としてやっていけるのか不安もありながら

何とか、国家試験を取得し、現場に出る。

⚫︎勤務期は憂鬱


資格取得後は、いくつかの鍼灸院などで勤務する。

ADHD特有の、注意欠如

整理整頓が苦手で、ミスは多く、職場には迷惑をかけている意識は募る

コードが絡まったのを解けなかったり、とにかくできないことが多い

周りのサポートもあり、4年ほど勤務を続けてきた。

とにかく、しんどい勤務期

⚫︎独立して変わった世界


施術のコンセプトや、価値観は勤務期に明確になっていったという

一人にかける時間や想いのリズムが、周りのスタッフと合わなくなっていて
なぜ自分が、鍼灸師になりたかったのかを見つめ直す時期もあった。

鍼灸だけに固執すべきか、他のものも活かして癒すべきか

「独立したら世界が変わった」

独立してみてどうでしたか?と問うた答えである。

組織や社会と合わないリズム、不協和音の中続く勤務からの解放
生きやすさを感じ、楽になった

聞き方によっては、組織に馴染めず逃げ出したとも聞こえるのだが
全くそんなことはない、兼松さんの場合は全部良い方向に働いた。

経歴や施術など含めて、自信なさげに答えつつも

何か奥に確固たる決意が見えるのは「独立」が答えあわせだったからかもしれない

森林セラピーや、ヨガなどを加えてのコミュニティ形成などは、わからない人にはわからない領域

Moegiもengawaも、必要としてくれる人がいたことが答えだ

兼松さんだから紡げる世界観では沢山のパーツで彩られている。

それでいいのだ

⚫︎質問

Q.ADHDと鍼灸マッサージって当事者からみて体感はどうですか?

A.緩みが気づきになる

過活動や、過集中になり、やりだすと止まらない気質
気がついたら体がかちがちになり、頭も閉じて、視野が狭まる。

鍼灸、マッサージで他者介在があることで緩み、気づきが与えられる。
それにより、自分の立ち止まる必要性を教えてくれる。

当然体調も良くなる。

Q.改善したい社会課題はありますか?

A.多くの人が言えるようになってることは良いこと

有名人のカミングアウト含めて、特性に対して言いやすくなっている。
隠す文化から、世間が変わってきている途中だと思う。

まだまだ理解されない部分もあり、迷惑かけてしまう部分もある。
公表し、発信することでの誹謗中傷もまだまだある

理解が進まないと、何で出来ないのかがわからないまま

社会の認知が進むと、さらに変わって来ると思う

⚫︎まとめ

兼松さん ありがとうございました。
先日noteに書いた石川勝章さんからのご紹介で繋いでいただきました。

長く感じていた生きずらさが、独立開業で花開く瞬間

世界が変わったのが、話していてもとても伝わりました。

聞いていて、こちらも清々しかった

兼松さんの世界観は、どこよりいいとか、比較するもののない

唯一無二

だからこそ輝いて聞こえたんだろうなと


ただ、辛いから特性あるなら独立したらいいって話でもなくて

お客さんから「丁寧」と言われる兼松さんの世界観は
ちゃんと辛い勤務期を経ているから生まれているようにも思う
ギリギリやってこれてるのは自身の努力と工夫、周りの理解、環境の成せる技

必要とされるところまで昇華してから咲かせてる

表現したい世界観のための苦労は、特性の有無問わず必要だけど
この辺りは、よく考えた方が良さそうだ。

もちろん、人のグラデーションによるところが大きい

簡単ではない

講演会詳細

申し遅れました、HealthConnect合同会社 関口満といいます。
(日本体育大卒/鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/アスケア治療院院長)

今回弊社で初めての講演会を主催いたします。

共同代表の鷹巣晃助と共に、一人でも多くの方に聴いていただきたくてて、今回70名入れる会場を抑えました。(現在42名の参加)

満員で、当日を迎えたいので、ご興味ある方いらしたらお声掛けください
シェア、リポストも嬉しいです😃

10月29日ユニコムプラザさがみはら にて

世界を変える子供たち 著者 茂呂史生さんにご登壇いただき
発達障害は才能である」をテーマに、お話しいただきます。
また対談「発達障害と鍼灸マッサージの可能性」を企画しています。

このnoteは、開催当日まで毎日更新します。

開催に至る経緯、企画趣旨と準備や決定後からの変化など

どこかのタイミングで興味を持っていただき、ご参加、共感、協賛いただけたら嬉しいです。チラシの配布先も募集中です☺️

チラシ設置協力(敬称略 設置順)

アルド治療院(青葉台)
licoco(青葉台)
東京有明医療大学
ラクダハウス(藤沢)

事前申し込み

スポンサー募集

共感いただける方、応援したい方はお声掛けください
個人法人問わず、一度お話しさせてください
今回だけで終わらず、今後も社会と健康をつなぐイベントを開催していきます。

お問い合わせは、HealthConnect合同会社 関口・鷹巣に各種SNSよりご連絡ください

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