見出し画像

悩みどころ

今日も変わらず、自分の文章を眺めておりました。世の中の物書きさんは、一体どれくらいの時間を推敲に費やしているんだろう。

私はというと、何日も繰り返し読まないと、なんだか不安になってしまいます。
今書いている小説も、もう3日間くらい推敲している。
1日でサクッと終わればいいんだけど、推敲しているうちに、「このセリフは変なんじゃないか」とか「同じような表現被ってる!変えよう」とか、思うことが多いのです。そして、文章は寝かせた方がなんとなく客観的に読めるので、日は必ず跨いで推敲しているようにしています。(とか言ってるけど、締切に追われてできないこと多々😿)

遅筆だし、なかなか文章決められないし。
そんな感じなので、いつもかなり時間がかかってしまいます。
早くできるコツがあればな😿

私は先にセリフをガ―ッと書いちゃって、あとから情景描写をト書きのような感じで挟む書き方をいつもしているのですが、このト書き的な部分が本当に難しい。どこまで書けばいいのか。いつも悩みどころです。

ただ、セリフはめちゃくちゃスムーズに決まります。キャラが動いてくれるのがありがたい。ここでこの人なら、きっとこう言うだろうなとか、こういう表情するだろうなとか、そんなことを思いながら書くと、キャラへの愛着といいますか、感情がこもります。

最近大好きな本を読み返して思ったのですが、キャラが固まっていると、セリフが光るなー!と。
「やめろ!」とか「その通り!」とか「なるほど」とか、そんなシンプルな良くあるセリフでも、キャラが固まっていると存在感が増すと言うんでしょうか。キラキラ光ってちゃんと印象に残るなあと。

唐突ですが、以前ある脚本家さんのセミナーを受けたことがあります。
その方はオリジナル脚本がドラマ化になるくらい、いわゆる売れっ子の脚本家さんで、ドラマの名セリフはTikTokとかでも流れているくらいなのですが、「普通のセリフを名セリフにしたい」と話していたのがとても印象的でした。

何気ないちょっとしたセリフを光らせるには、やっぱりキャラの魅力なんだろうなと、その時しみじみ感じた次第です。
(私の場合、無理に格好つけたセリフを入れると、後から読み返して白けることが多いので、その辺も気を付けています笑)

これもメモ書き程度なのですが、忘れないためにも書いておきます。

その脚本家さんのセミナーは質問コーナーもあって、「嫌なキャラだけど、ちょっと良いところも見せたい。どうしたらいいですか?」みたいな質問が寄せられていたのです。その時の回答が「嫌なキャラを嫌なキャラと作者本人が思っているなら、それは大きな間違い。嫌なキャラにこそ、魅力がある。物語を面白くする。嫌なキャラこそ、魅力的に書いてください」みたいなことを言っていて、頭ぶん殴られるくらいの衝撃を受けました(笑)

嫌なキャラはなんとなく嫌なヤツって感じでつい書いてしまうけど、その嫌なキャラなりに正義というか、信念みたいなものもあるし、言い分があるんですよね。良いところも悪いところもあるのが人間ですから、そういったところもセリフの一つひとつに込められたら、きっと物語にも厚みがでるんじゃないかと思った次第です。(全然できてないけど)

私の小説でいうと、今のところ主人公にかなりきつく当たっている「丹後」というキャラがまさにそれなのですが、彼には彼なりの考えや信条があって、それが行動に移っている。そんなところも、これから掘り下げて少しでもしっかり書けていけたらいいなあと思っています。最近はまったく登場していないのですが(笑)

そんな私の小説はこちらで読めます!

月・水・金の21時に公開しています。
宜しければぜひ、お立ち寄りください♪

今日も読んでくださってありがとうございました☻
良い週末を(^・^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?