魚を漬ける: 平日の食卓を充実させる知恵
週の半分は夕飯のメインを魚にしたい。
しかし魚料理は肉料理に比べて面倒だ。
予め漬けておくようにしたら、めちゃくちゃQOLが上がったよ、という話。
なぜ週の半分を魚にしたいのか
子供達に出来るだけバランス良くいろいろなものを食べさせてあげたいと思うから。
青魚は頭に良いと言うし。私自身、子供の頃の食卓は魚メインの日が多く、おかげで魚を食べるのが綺麗だと褒められるようになった。
だから食卓に魚を並べたい。
魚が面倒な理由
魚は、肉に比べて小さい割に鱗を取ったり骨を取ったりと下処理が多い。まな板や包丁に匂いもつきやすい。
切り身の魚でも塩をしたり、酒をまぶしたりの下拵えがベター。サボると生臭くなることがある。
肉なんて、パックから出してフライパンに放り込めばいいのに。。。魚料理は気を使うのだ。
だから漬けておく
最寄りのスーパーは鮮魚の種類が豊富。
店内で捌いていて、丸のままの魚も、頭と内臓を除いた魚も、お刺身用の柵も、なんなら端っこやアラも並べてくれる。
これを買ってきて、適当に切ったり骨をとったりして、調味料に漬けてジップロックで冷凍しておく。
そうすると、平日の魚料理がめちゃくちゃ楽で、楽しくなることを知った。
何を何に漬けるか
適当な味付けで、なんでも美味しくなる。塩、醤油、味噌などなど。
塩を軽くを振っておくのが一番楽。
身に塩味が染み込んで、臭みが抜けて美味しくなる。料理する時に好きな味をつけられるので、汎用性も高い。
醤油は酒で薄めて。
甘めにしたければ酒の代わりに味醂を使う。サバなど味が強く臭みが出やすい魚は、生姜やニンニクを入れるとパンチが効いて美味しい。解凍してそのままグツグツ煮れば醤油煮、小麦粉を叩いて揚げ焼きにすれば竜田揚げ。
味噌もほぼ醤油と同じ。
酒か味醂で塗りやすい硬さに伸ばしてから魚の身を包むように塗る。解凍したらそのまま煮て味噌煮。味噌を落として焼いても美味しい。
これくらい仕込んで1週間ちょいくらいで使い切る。
朝、冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、帰って15分で熱々の魚料理が食べられる。
特に感動したのは粕漬けだった。
最初は酒や白味噌や味醂を混ぜて、ちゃんとした粕床を作った。めちゃくちゃ美味しかった。売り物かな?ってくらい。
粕床作りがちょっと面倒だったので、塩と酒を目分量で適当に混ぜて塗ってみた。十分に美味しかった。グリルで焼くと、ちょいと甘くて酒粕の焦げる香ばしい香りがついて、お店で出てくるおかずみたい。
子供たちもパクパク食べてくれる。
番外編として
刺身の漬けも美味しい。一晩しか持たないので、月曜限定だけど。
夕飯を漬け丼にすると家族のテンションが上がる。マグロ、ブリ、カツオ、タイ、、、どれも美味しい。カツオはポン酢ベース、タイは胡麻ベースの漬けダレにすると良いです。
週の半分は魚
今では楽々、週の半分は魚を食べている。
週末に漬け込むところから楽しい。何味にしようか迷いながら、何袋もつくる。冷凍庫にしまい、平日の朝、「今日はこれ食べよう」と思ったものを冷蔵庫に移しておく。朝からずっと、夜が楽しみになる。
美味しく浸かってるかな?焼こうかな、煮ようかな、揚げようかな?
今日もほくほくと魚を漬け込んでいる。
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