見出し画像

美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.144

コロナ禍による資産占有の二極化、お金持ちと貧しくなってしまった人々の格差が広まった感があるのは、2020年中頃辺りからだっただろうか。
原材料費、物流費、人件費等の上昇、これらの要因を理由として様々なものがあれこれと値上げし始めた。

サントリー、サッポロ、キリンホールディングス、アサヒ飲料、日本コカ・コーラといった飲料メーカーも右に倣えであるが、どっこいウォーターサーバー業界に於いては、これがなかなかやり難い。玉石混淆のこの業界では、これといった特徴がそれぞれに出し難い。その為、値段くらいでしか他社と競えるものがないからだ。
そんななか業を煮やしたのか、とうとうというか、あまり名誉にはならない方向でいの一番に値上げを宣言したのはアクアクララだった。

それは2020年12月1日のこと。ウェブサイトに「アクアクララウォーターボトル価格改定のお知らせ」が出された。
自助努力だけでは従来の価格を維持することが出来ないので、2021年2月1日お届け分より、12Lボトルの価格を現行1,200円(税抜)から1,400円(税抜)にするというものだった。


確かに、当社に於いても段ボール箱などの仕入れ価格は上昇しているし、他社からも同様な話は聞いていた。だが、アクアクララのこの動きに追随する競合他社はいなかった。
さらに、2022年3月頃からの円安が加わって、益々とんでもない数の商品が値上がりする中でも、アクアクララ以外のウォーターサーバー会社はじっと我慢を重ねていたが、2022年10月1日には、とうとう同日以降のお届け分より新価格を適用すると、クリクラが「価格改定についてのお知らせ」を発表した。
こちらの価格変更は、12Lボトルが現行1,352円(税抜)から1,473円(税抜)になるというのである。


まずは、ワンウェイタイプが幅を利かせる様になる以前、かつてはツートップといえたアクアクララとクリクラが値上げに踏み切ったのだが、続いて2023年1月30日には、富士の湧水という老舗のメーカーが、価格改定のご案内を出した。
同年4月1日お届け分より、12Lボトルが現行1,523円(税抜)から1,573円(税抜)になるのだという。

https://www.fujinoyusui.net/water/common/pdf/news/230130_yusuiHPpage.pdf

さらに2023年3月1日には、マーキュロップという、これも老舗のメーカーが、「富士山の天然水」価格改定のご案内を出した。
同年4月1日お届け分より、12Lボトルが現行1,630円(税抜)から1,750円(税抜)への改定である。


はたまた、変わったところで群馬県の天然水を提供しているスノークレイも、2023年5月1日配達分より価格を改定した。
12Lボトルが現行1,500円(税抜)が1,650円(税抜)になったのだった。

https://www.032014.com/common/pdf/20230414_news.pdf


この五社は、いわゆるリターナブルタイプのウォーターサーバー屋さんで、配達員がルート廻りをしてお水をお届けし、同時に飲み終わったボトルを回収するといったスタイルだ。
宅配便でお水をお届けし、飲み終わったボトルは潰してペットボトルとして資源ごみで捨ててもらうワンウェイタイプでも原材料費の上昇はあるものの、燃料費や車両を中心とする物流費、従業員を擁する為の人件費の上昇はリターナブルタイプの方が如実に影響を受けることは容易に想像がつくので、これは仕方がないのであろう。
そしてつい最近、2023年5月29日に、サントリーのウォーターサーバーが、「天然水ボックス 価格改定に関するご案内」を掲出した。
2023年10月1日お届け分から適用で、改定額は、7Lボトルが現行1,250円(税抜)が1,350円(税抜)に。天然水ボックス1箱あたり100円(税抜)アップだから結構な値上げだ。

https://www.suntoryws.com/information/1421//

サントリーのウォーターサーバーは、バックインボックスというもので、リターナブルボトルともワンウェイボトルともすこし違っていて、ダンボール箱の中にビニールの容器が入っているというものなのだが、配送は自社で行なっているので、やはり事情的にはリターナブルタイプに似通っているのだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?