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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.101

そして、巡り巡ってIDEC。
地域密着型支援担当者の方と日程調整のやりとりメールの末、その担当者(仮にI藤ちゃんとしておこう)と、相談員である中小企業診断士(仮にA山さんね)、そして、わざわざ横浜市経済局(仮にI川さんでいいか)も帯同、2021年6月10日に御三方で当社に来社した。

事前に挙げておいた経営課題は次の三つ。
1.新規顧客開拓
現状打開のために新規営業による顧客確保をしたいが、コロナ禍により直販並びに代理店共に営業活動が出来ていない。
2.認知度向上
外部へ向けてのアピール策が無い。コストをなるべく抑えた上でのPRを行ないたい。
3.コスト削減
配送料を主として、売上原価の低減を果たしたい。

主な相手はA山中小企業診断士さんとなるのだが、私は三名からの問いに応じて、サプリメント in ウォーター MCMのめぐみの特徴やこれまでの沿革、営業や販売活動を通じて感じてきたことなどを滔々と述べた。

当社の目的は、「お客様の生活を豊かにするアイテムを提案すること」である。
サプリメント in ウォーター MCMのめぐみにしても、お客様が本来求めているのは、あくまでも生活アイテムとしての水である。

「美味しいお水に、勝手に健康が付いてきている」というのがお客様の感覚なのではないかと考えている。
だからこそ「サプリメント」や「健康」だけに拘るのではなく、希少価値の有るもの、付加価値の高いもの、プレミアム感が有って、手にすることで皆さんの生活が潤う様な商材を、将来的には色々と提供していきたいと考えている。

「健やかに楽しく」という経営理念を大切にし、生活を豊かにしてくれる商材を持っている他の企業とも協力して、新しい取り組みをしていく。
その様なことだ。

質問は回答を、回答はさらなる質問へと会話は重なり、初回面談は二時間を超えたのだった。
実は、この面談で、先に掲げた経営課題がスパーンと解決するなどとは思ってはいなかった。
私は、久しぶりに、また、コロナ禍以降の世の中に於いて、第三者がサプリメント in ウォーター MCMのめぐみに対してどんな印象を持ち、評価を下すのかを知りたかったのだった。

しかし、意外と言っては失礼だが、数多の中小企業に指導をしてきたのだろうA山中小企業診断士さんは、これまで考えていなかったことについて幾つかの示唆を与えてくれた。
これまで中小企業診断士というものとまともに関わったことが無かったのだが、なるほど、その資格を得ようとする者が相当いるのも頷ける。

A山中小企業診断士さんは、その日の会話で炙り出した幾つかの行動目標をベースとして、具体的な中長期事業計画を作成することを推奨してきた。
勿論、これまでに何度となく事業計画は作っていたのだが、創業時の融資の失敗、それと或る計画がオジャンとなってからはバカバカしくなって作成をほっぽってきた。
だが、A山中小企業診断士さんに言われ、やる気が出てきた。


さて、行動目標は、「認知度向上によりMCMのめぐみ顧客を増加させる。天然水に関してはPRは行わない」こと。
・既存顧客との関係性維持及び向上により、紹介キャンペーンを活用
・SNS(Facebook、Twitter、Instagram)による日々の発信
・スポーツイベントでのPRの再開
・Amazon、Yahooショッピング等の外部ECショップの活用アップ
・アフィリエイトによるPRおよび拡販
・WEBサイトリニューアルと同時にWEBマーケティング再開
・本社近辺地でのポスティングで顧客開拓
・代理店説明会、研修会の開催
・他業種とのコラボ
・水以外のクロスセル商品の販売
・CM動画制作
・地域限定による自社配送
・MCMのめぐみ製造工場の内製化

今やれること、やれないこと織り交ぜているが、こんな考えを元に、三ヵ年計画を作成したのだった。
それをI藤担当者ちゃんにメール。
2021年7月5日の御三方が再び来社。
中長期計画の噛み砕き、進め方などの話し合いで、この日も一時間半。

最後に、A山中小企業診断士さんが出してきたのは分析シートで、商品ごとに、誰に、何を、どのように、という三ポイントを埋めるものであった。さらにそれを展開して作成するコンセプトシート。
正直に言うと、世の中でよく見掛けるSWOTシートなどのツールを、私はあんまり信頼していなかったのだが、このシートを提示された時に、私は或る感慨を得たのだった。


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