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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.28

時は前後するが、初回のTOMOSU RUNが終わって暫く、年も改まり2013年を迎えた。

ネチョネチョとした社内からの軋轢は相変わらずで、非常にやりづらい状況ではあったが、自業自得と言われてしまえばその通り。なんとか黒字化を目指すしかないのだった。
たとえ、幾らモンモン、ムカムカしようとも、だ。

この頃になると、SEOやリスティングのWebマーケティングの成果が全く見られていなかった為、大幅にWeb広告を抑制をし始めた。
Web広告を抑えたのに反して、前述のスポーツ支援については、人的関係を活かしての各種スポーツイベントでの商品協賛を引き続き行なっていた。
これについては、基本的には商品提供のみである為、費用的に多寡なものではなく、且つ、繰り返し行ない続けることで、それぞれの催しを通じての参加者への刷り込み効果を期待していた。つまり、今すぐ顧客になることはなくとも、いずれウォーターサーバーを必要とした時に、「ああ、あれがあったっけ」とMCMのめぐみを思い出して貰える様な布石作りだ。

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なお、スポーツ系PRの中でも最も派手なものと言える「ゴルフネットワーク 100切り選手権 MCMのめぐみCUP」も、初回の2012年に続いて2013年も冠スポンサーとなっていたが、これは、認知度向上の為に効果の高そうに思える施策として選択してのことだった。

100切り選手権は、視聴者参加型のゴルフ大会を三会場で開催して、最終的に大会の模様や結果をまとめてテレビ番組として放送するものであるので、応募期間から抽選結果報告、大会の開催、そして番組放送までの何ヶ月間もの間、多くのゴルファーを中心とするJ:COMの視聴者にアピールする機会となる。またさらに、J:COMユーザーに対して以前から行なっていた「サーバーレンタル無料+三ヶ月お水無料」の視聴者プレゼント企画との連携性も高まるであろうと考えてのことだった。

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その視聴者プレゼント企画は一応或る程度の成果は見せており、J:COMだけではなく、JCN、NTTぷらら、イッツコム、スターキャットなどのケーブルテレビ各社でもプレゼント企画を水平展開することで、直販に於ける無料お試し設置と本契約を少しずつ稼いでいた。


一方で、我々は代理店開拓も進めていた。
既存代理店からの紹介などで少しずつ代理店ネットワークも拡がりを見せ始め、東北地方や九州地方のそれぞれに、代理店をまとめるSV(スーパーバイザー)の様な役割を務める代理店も出来ていた。

試しに試しを重ねてのことではあった為、効果の高いもの、低いもの様々であったが、「初回お届けのお水を無料」、「販売手数料2倍キャンペーン」などの代理店支援の為の施策も、SVと相談をしながら都度実行していった。

プレゼントページ詳細01


また、2013年の春、MCMのめぐみがiTQi(International Taste Institute)の優秀味覚賞の最高値である三ツ星を受賞した。iTQiは、権威あるシェフとソムリエからなる「味」に焦点を当てた、世界で最も有名な独立した認定であった。
サントリーが取得してから一気に広まったモンドセレクションの様に、お金をかければ誰でも取得できるものではなかった(こちらは貴族が与える、特に根拠も意味も無い名誉賞なのだ。あらまぁ、まったくねぇ)。

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当時に於いて、ウォーターサーバーのお水でiTQiの三ツ星を獲得していたのは、MCMのめぐみの他に二社しかいなかったと記憶している。
サプリメント in ウォーター MCMのめぐみは、特許取得のサプリメントを配合していると言うことで、健康面でのバックボーンは既に持っていたのだが、このiTQiの三ツ星の受賞により、美味しさも担保されたことになる。
「美味しく飲んで、健康に」その両面が証明されたのだ。
これは、直販及び、代理店営業にとって、判り易く、アピールし易い武器を得たと言えた。

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これらの複合的な要因に、さらに季節的な要素もあり、2013年8月にはウォーターサーバーの設置台数も2,000台を超えた。ゼロから1,000台までのスピードに比べて、加速している。やはり初動が一番辛いものなのだ。


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