課金する人だけがファンなのかどうかっておはなし
写真は2年前のわたしです。こわいですよね。
こわいといえば、Twitter上で音楽家とお金の話が思ったより荒れていて、ちょっとびっくりしています。
いや何が荒れてるって、同業者同士でドンパチというか、なんかもはや後ろからぶん殴っているみたいなTweetも散見されておりましたな。
なによりファンの人たちがポカンとしてやいないかしらと思いつつ、ちょうどここには自分の畑もあるので今のいち個人の考えを書いておこうかと思い、筆をとるわけです。
義務ではなく選択
まずアーティストに思うこと。
自由な業態で生きている人たちであれば特に
ビジネス感に関してはこだわりがあるならば、価値観が合うひととやったらいいと思う。
でも、そのやりかたはあくまでひとりひとりの選択であって、正しいとか間違ってるとか、一つのジャッジ(してないひともいる)委ねるものでもないのかなって思います。
その中で自分の理想を発信したり、それに向けて学習していく、というのはそれだけなら誰も傷つけないし、発見があるのでやりたいならやって損はないよなぁと思います。
ともかく誰のせいでもないことを誰か(自分含む)のせいにしても仕方ないし、「自分にとって何が嫌だったかわかったじゃん、とりあえず"そんなこと(と思う事)いうひと"とは仕事しなくていいんじゃない?相性ってあるから」以上でも以下でもないかなと思っています。
いろんな方法がある中で
まずやってみたい人、様子を見たい人、今のところやりたくない人など色々な価値観があるのよね。
↑後ろに行けば行くほど、一緒にやりたい場合まずは自分がやっているところを見てもらって安心してもらうことの優先度が高くなる
とりあえず「どれかひとつしか正しくない」ということではなくどれも個々の「選択」なので
「納得いく選択を」「納得するパートナーたちと」まずは歩んでみたらいいと思う。
あと個人的には、そもそも魅力+努力+運だと思っているので、「努力が足りないからだめなんだ」は本人が思うのなら自由だけれど、他人に強いるスタイルは好みではありません。
魅力だって努力だって、みんなみんな溢れていると思うし、自分の眼鏡で全部見えるとは限らないんだから。
ということで、そろそろ本題に入りましょう。
本題:「行けない私はファンではないのか」問題
もうじゅうぶんお待たせしたので、結論から言いましょう。
そうそう、あなたももちろんファンです。
わたしは行けないファンの人のことは「いつか会えたら嬉しいタイプのファンの人」だと思っています。
色々なご事情で「なかなか会えないファンの人」もいます。
が、これもまた選択のうちのひとつ。
その上で毎回「あっ、あの人!来てくれてる!♡」
とわたしが思うように、暗いなりに、結構客席は見えているし、
よくライブにいって
「あの人と目があった!!!」ときゃっきゃしちゃうみなさん、本当に目が合った可能性、結構高いのです。
それと同時に、来てくれる人(=直接的にこの場またはその演者をささえてくれる人)に対しての溢れ出る感謝を無かったことにはできません。
応援にもいろいろな種類があるし、感謝もまた、色々あります。
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Tweetのリプライのなかには
お金のないファンだっている!
というファンの方のものらしき叫びも見ました。
無課金のあなたももちろんファンです。
たしかにテレビを無料で見られるのはスポンサーがいるからで、安い席が選べるのは高い席に座る人がいるからであることも事実で
そして、あなたの推しというのはいつ消えちゃうかわからない。
…というのも、残念ながら事実ではありますが、
その事実があなたのお気持ちを消すわけではありません。
「本命ならば会いに来る」という説もありますが、本命相手だって(え?なんのはなしだっけ)芸術家本人にもそういう時があるように、あなたにもどうにもならない時だってあるのも、あなたの推しはわかっているはずです。
遠いとかね。仕事が…などなど色々あるよね。
わたしの大切なサポーターさんのコミュニティであるSalone Aの会員さんの中にも、リアルでは一度もお会いしていない方もいらっしゃいます。
これに関してはサポーターさんなので無課金ではありませんし、その一つの行動という意味ではサポーターさんではない人より温度感はかなり高いのを感じるけれども、そんな温度感の高い方でも、たとえばやっぱり遠いものは遠いじゃない?
旅って疲れるし、体力って人によって違うし、そのほか色々あるじゃない。
正直わたしにも、そういう時もありますし。
(自分ではフットワークが軽いかなと思いますが、できない時はできない)
もしもこれが「いやここに来て自分のためだけにコンサートしろし!無償でな!」というようなことを言い出して聞かないなんてことであればナマハゲの顔して粗塩を撒きますが、
(かと言って無償で一生歌わないとはいってない)
今のところそのようなTweetは確認できませんでした。
とにもかくにも
応援の気持ちは嬉しいです。
そしてこのnoteをここまで飽きずに読んでくれていることも本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
そんな優しいあなたに、あなたの推しの代わりにお願いがあります。
というのも
あなたのお気持ちを親指ひとつで形にできる方法というのがあるのです。(壺をうる気ではありません)
①推しのエンゲージメントを高める
YouTube、Twetter、instagramなど
SNSはもはやはずすことのできないツールとなりました。
SNSにおけるエンゲージメント=リアクションのことです。
この気持ちを伝えたい!という方、真っ先に思いつくのがDMかなと思いますが、コメントがまた嬉しいのです。
なぜならエンゲージメントが上がるからです。
検索ワードだけではなく「長く観ているもの」で好みを把握されている場合もあります。
実際動画サイトによっては投稿者が「平均してどのくらいの時間継続してみられているか」を確認できることも。
推しにあなたのお気持ちや感想が届いたことによる推しの喜びだけではなく、一定数以上のリアクションがあることで
「お、このページは何やら盛り上がっているな。
しかも最近もりもり成長して気がするぞ」
と機械が判断をして、似た関心を持つであろう方におすすめしてくれるようになったりもします。
(リアクションはできたら…早いほど嬉しいです。)
機械はまだ人ほど人の心を察することはできないかもしれませんが、人が教えた仕事をしようとしてくれています。
リツイートやシェアなども、一見ご自分のお知り合いに拡散するだけに見えますが(だがそれもじゅうぶんにうれしい)それ以上のパワーがある、ということなんです。
(そういえばnoteも右下に♡のマークがあるんです。ぜひ練習がてら押してみてください。笑)
また親指ひとつ+α、こんな雰囲気ができあがると推しがもっと喜びます↓↓↓
②新しい人が入りやすい空気作り
歌の生徒さんのグループなどをみても、新しい人がみてたら"オープンスペースで"優しく声をかけてくださる方、その方にもわかる話をふってくださる方がいたりすると「うれしいな」と思ったりします。
これはネット上でもおなじこと。
・この輪に入ったら窮屈そうだと思わせる発言
・疑似恋愛ぽいひと(または独占欲が強そうな古参)がいる…!
・なんだか誰に対しても失礼な発言が目立つ
などはその逆の行動といえます。
推しの方針にあった環境作りに協力的な方がいるということはそれだけお見せするものを磨く時間が増えるということ。
アートが磨かれやすい環境になりますし、アーティストにとって時間はいつも足りないものでありかけがえのないものないので、時間を大切にしてくれる方のことはたいてい大好きです。
推しと一緒に盛りあがろう
人の意見ていつか変わるかもしれないし変わらないかもしれないけれど
いつだって推す人にも推される人にも推してもらいたい人にも、選択の自由があるし、相性って変動していくものだと思うのです(だからこそ信用は「築くもの」だったりもする)
せっかくだから、楽しく暮らしましょう♪
そして最後に
リアルでのエンゲージメントが心も含めあらゆる意味で次の仕事につながることもまたありなので、
もし「いつか会いたい」と思う人がいたら、できたらはやめに会ってあげてくださいね♡
きっとすごく喜ばれます。
さて…こんなことを書いた以上は、喜んでいただけるように精進いたしましょう。
読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
大切な時間を使って最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートはその時その時で私が選んだところへの募金として使わせていただきます。