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一年半でリクルートを辞めて、おじさん二人のベンチャーに転職しました。

新卒で入ったリクルートを退職しました。しかもたった1年半で。備忘録も兼ねて、その経緯を振り返ってみたいと思います。

今までお世話になった方には、感謝の気持ちを込めて。
これから出会う皆様には自己紹介代わりになりますように。

そして、「自分のキャリア、このままでいいのかな?」漠然と悩んでいる方に、こんな例もあるのだと知っていただけたら嬉しいです。

自己紹介

1996年栃木県生まれ、地方の公立校から東大へ(当時書いた受験記をいつの日か公開したいくらいには勉強した)。大学では教育学部教育心理学コースに在籍(ほぼ部活に明け暮れる日々)。19卒でリクルートに入社、一年半で退職し、2020年11月から、株式会社ミライフに入社して一か月がたちました。

リクルートに入社した理由

リクルートとの出会いは「就活生の悩みをフラットに聞きます!」というキャリア面談。お会いする方全員が素敵で、自分に向き合ってくださったことがとても嬉しくて。自由闊達だけど、バリバリ働いて、目の前の顧客に向き合う様子や、「目の前の人を幸せにして、介在価値を発揮する!」という言葉にも惹かれ、会うたびに好きになっていきました。

就活生のころ、どの会社にどんな仕事があるか、具体的にはどんな風に働くかなんて、OB/OGの話を聞いても、全然ぴんと来なかった記憶があります。自分が何をしたいかさえわからなかったけど、何者かにはなりたかったし、なれると根拠もなく思っていました。リクルートにはその環境がある!と思えたのも入社の理由だったかもしれません。

入社早々に挫折

入社して出会ったのは、「リクルートは修行の場として入社した!」とか、「ここで絶対に一番になる!」とか、強い想いを持った同期たち。ただ誰かの役に立ち、何者かになりたかっただけの私は、彼ら彼女らのエネルギーから来る行動量と成果にただただ圧倒されました。

わからないことだらけ、周りを見ると優秀で素敵な人ばかり。それなのに誰にも頼れない。自己肯定感も自責の意識も強いはずの私が、他責大魔神に。気が付くと環境のせいにしている自分がすごく嫌でした。

それでも、周囲の人に支えていただいて、だんだん仕事が楽しくなりました。

職場の先輩が、そんな私に声をかけ、ごはんや飲みに連れてってくださったり、壁打ちに付き合ってくださったり。時には厳しい言葉もかけていただきました。同期の存在にもとっても救われました。

機会は自分で作るものだ!と知り、人を頼ることができるようになると、少しづつ仕事が楽しくなっていきました。お客さんにもよくしていただき、営業ではなく、一人の人間として向き合っていただきました。愛しかないです。本当に本当にありがとうございました。

なぜ転職をしたのか?

「仕事は楽しいけど、このまま一生続けるのかな?この先のキャリアになんとなくワクワクしないな」

「個人の人生の幸せにもっと寄り添いたいな」

と、心のどこかの違和感から、仕事に全力投球しきれない自分がいました。

リクルートには、目の前のお客さんのためになることが自由にやれる環境は整っていました。しかし、売り上げを追い続ける以上、完全にお客さん目線になれているのか?ずっとお客さん目線でいることはできるのか?自分のこの行動が、打算なのか、本心なのか、誰のために働いているのかわからなくなる瞬間がありました。

そして、少なからず今の仕事にモヤモヤを抱え、鬱屈とした思いを抱えながら働いている自分、会社の同期、友人がもっといきいきと働けたらいいのにな~と思っていました。みんながいきいき働ければ日本はもっと良くなるのに!!!!と。

ミライフとの出会い

そんなとき、ミライフキャリアクリニックという事業に出会います※。「モヤモヤ以上、転職未満」という言葉がかなり上記の思いに刺さりました。代表のnoteやミライフのHPをあさるように読んだのでした。

ミライフキャリアクリニックは、「モヤモヤ以上、転職未満」のキャリアの悩みを持つ方々に向けたキャリア教育プログラムです。

「自分、このままでいいのか?」という漠然とした不安に対して、豪華な講師&メンターと、同じテーマに取り組む仲間と一緒(コミュニティ/ピアメンタリング)に、自身のキャリアと向き合い、3カ月かけて、自身が目指す旗を立て、人生が変わるきっかけを作ります。

どの記事を読んでも、どのnoteを読んでも、共感できるこの感覚は、就活生の時、探しても探しても見つからなかったものでした。

会社の同期に背中を押され、明らかにエージェント未経験者を採用する気配のないエントリーフォームから、話をしたいです!と連絡をしました。

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代表から返事が来て、zoomにて話すことになって、案の定、「うちは今経験者しか採ってないのよ~」とのこと。普段は人聞きの良いタイプなのですが、なぜかこの時ばかりは食い下がって、「ボランティアでもなんでもよいので手伝わせてください~!」と懇願。「そんなに言うなら一回サービス受けてみたら~」ということで、締切後の社長特別枠でキャリアクリニックに参加することになったのでした。

たった3か月、されど3か月で人生変わりました。

参加したミライフキャリアクリニック(以下MCC)で人生が変わります。MCCは下記3つのプログラムで構成されていて、徹底的に自分のキャリア向き合う環境でした。

自分を知る(自分の強み、弱み、自分にとっての幸せとは?を考えました。未来を考えるワークで、このままだと私はきっと後悔する!もっと情熱的に働きたい!と気がつきます。)

他者を知る(社会人になってからやりたいことを見つけ、ベンチャーに飛び込んだ方をご紹介いただき、話を伺いました※。皆さん輝いていた。。。!)
心に残る言葉をたくさんいただきました。

「今の仕事が価値のある事だと信じられるから、what 軸での迷いはない」
「月曜日は全然苦痛じゃない。日曜の夜は旅の前日みたいな気持ち」
「得意か苦手かなんて、やってみなきゃわからないよ!」

旗(目標)を立てる(なんでもいいから目標を立てて一歩踏み出す!)

という3部構成なのですが、旗を立てる前に、事件が起こります。

ミライフ未経験採用と、会社から人事異動の内示が同時に発生したのです。

異動先の新天地で心機一転頑張るのか、二度と現れないかもしれないミライフ未経験採用のチャンスに飛びつくのか。自分の未来は自分で責任をもって選ばなくてはいけないと知ってはいたけど、こんなにすぐに、思ってもいなかったタイミングで現れるなんて、、、!
自分の本当にやりたいことは何か、どんな未来を描きたいか、向き合うタイムリミットがどんどん迫っているのは結構辛かったです、、。

そしてミライフに入社を決めました

理由は3つ。MCCで自分と向き合ったからこそ、出た結論でした。

人の幸せなキャリアに寄り添うことができる事業、会社だと心から信じられたこと。
(キャリアクリニックに参加して、自分も、周りのメンバーも変わっていく実感をひしひしと感じられたことも大きいです)

5年後、10年後の自分にワクワクしたこと
「幸せに働く人が増え、日本がもっと元気になる未来」のためにエネルギーを使いたいと思いました。

転職しなかったら後悔すると感じたこと
リクルートでやり残したことは正直いっぱいある。それでも、この転職の機会を逃す方が後悔する!と思いました。
社長から言われた言葉にも背中を押されました。
「自分のために決めること。未来の自分にごめんって言わない決断をね。」

会社には大変ご迷惑をおかけしました。たくさんお世話になったのに、活躍して恩返しするどころか、恩を仇で返してしまった。それでも、「自分の人生だから!がんばれ!」と新たなフィールドでの活躍を祈って送り出してくださいました。(どれだけ素敵ないい会社だったか伝わってほしい。)

入社して1か月たちました

毎日とてもとても楽しいです。尊敬できる人と、心から共感できる事業ができる幸せを日々かみしめています。一日でも早く、たくさんの人に素敵な価値を提供できるよう、頑張っていきたいと思います!

※気づけば4000字近い大作になってしまいましたので、何をやっているかはまた別の機会に書きます。とりあえず毎日が最高です!

自分の行動を振り返って思うこと

よかったこと
・行動していたこと
ミライフと出会い、何かを感じて連絡して、クリニックに参加して、と行動していたからこそあったご縁だと思います。
これをPlanned happenstance theory(計画的偶発性理論)と呼ぶそうです。

①幸運に出会えるように行動し、学び続けること(好奇心、持続性)
②偶然の出会いや出来事を、幸運だと気付く感性を磨くこと(イメージ、タイトル)
③偶然に出会ったあと、それを幸運に結び付けられるようにチャレンジすること(柔軟性、楽観性、冒険心)
https://mutsubi-a.jp/itsuka/info-itsukka/20181220/ より引用

今後に活かしたいこと
・ちゃんと目の前のことをやり切ること
リクルート退職時に、もっとやりたいことあったなあ!もっと頑張ればよかったなあ!何か成し遂げたかったなあ!とゆるく仕事してきた1年半をちょっと恨みました。
目の前の事をやり切ることは結果にもなるし、次のキャリア選択を豊かにすることにもつながると思います。(面談でいろんな方のお話を聞いていても感じます!)

これからの思い

世の中に幸せで自分らしいキャリアを選択する人を少しでも増やせるように邁進するのみです!!

少しでもキャリアに悩んでいる方、お気軽に人生相談しにきてください。


\長文をお読みいただきありがとうございました。/

今まで出会ってくださった方々と、

これから出会う人々に愛と感謝が伝わりますように!!!

※ミライフとの出会いのきっかけ:もやっていた時にコーチングをしていただいた会社の先輩が代表のnoteをFacebookでシェアしていた。リクルートに入社してなかったらミライフと出会っていない。縁って恐ろしい。その先輩のnoteもとっても素敵なので読んでほしい。素敵な人、尊敬する人しかいない恐ろしい会社だった。

※インタビューさせていただいた皆様、本当にありがとうございました。

ワンダーラボ副代表の中村さんにもお話を伺いました!皆さん自分を生きていてかっこよかった!

※ミライフのnoteも書いたりしてます。


もしよろしければ!!!