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Vol.9 どんどん痩せにくい身体を自らつくる


本来、自分はどうありたいのか!?

「3ヶ月で-10kg」とか…。「短期集中型ダイエット」とか…。
私は健康になりたいはずなのに、そのことは考えずにただただ体重を落とすことに夢中になるのは、まだまだ変わっていない。
人間に埋め込まれた感情や習慣を変えるのは容易ではないということ。
米国留学中に増えた8kgをどうにか減らすべく、食事制限やホットヨガをして短期間で必死に落とした。
体重が落ちると心は安定し、社交的になれる。
「8kg落ちたらお洋服を買おう」
「8kg落ちたら○○に会おう」
「8kg落ちたら○○に行こう」
ほとんどの行動が体重に縛られていた。
正直食べなければ体重は減る。
健康とかサスティナブルとかを考えずに、その瞬間体重を落としたいだけなら、それが一番早い。
しかし、美しく継続的な健康を目指すのであれば話は別。
当時の私は体重に縛られていて、本来どうありたいのかの目的を見失っていた。

オーストラリアへワーキングホリデー

アメリカ留学から緊急帰国し、留学先に戻ることはなかった。
ただ、アメリカ留学のおかげで、少し英語が話せるようにになってきたので、今度は海外で働いてみたいという気持ちが芽生えた。
海外で収入を得られるビザは限られているので、ワーキングホリデービザを使ってオーストラリア行きを決めた。
「せっかく8kg落としたのだから、次は絶対に太らないぞ!!」
そう思っていたのに、オーストラリアでまた同じく8kg増えた…。
何かがおかしい?こんなに簡単に太ったっけ?もはや空気飲んで太ってない?
そう感じるようになった。
そう‼私は何度も痩せたり太ったりを繰り返しているうちに、自分自身で太りやすい身体を作っていたのだ。

私を変えたオーストラリアの生活習慣

オーストラリアの生活に馴染む中で変わっていった私の習慣。
①早朝から行動する
②運動はダイエットのためではなく習慣
③食事の質の選択
④働き方
オーストラリアは朝行動して、夜は早めにお家に帰って家族と過ごすという習慣が根付いていて、夜遅くまで仕事をしていることは違法レベルで嫌がられる。そんな習慣もあり、ジムやカフェは朝5時から賑わっていて、カフェは14時頃にはクローズしてしまう。
そして、運動をストレス発散や習慣にしている人が多く早朝からフィットネスコミュニティは賑わっていたり、ママやプレママも多くいて、ジムにはベビールームやシッターさんが当たり前にいる。同時にペット連れも多い。
また、移民が多く多国籍の人が暮らすので、宗教の関係もあり食の選択肢が多い。動物性を食さないスタイルや野菜中心のスタイル、またアレルギー対策にグルテンを避けるスタイルなど、さまざまな選択で美味しい食事を楽しめる。
そんな国に暮らしていたら、運動や食を選択しない理由もなく、近所のジムをいくつかトライアルしてみた。そこで出合ったクロスフィットは純粋に1時間が楽しすぎて、すぐに入会を決めた。

クロスフィットとの出合いがまず心を変えた

近所のクロスフィットジムはラグビー場の裏の倉庫内にある様なジムでラグビー場内を走ったり、応援席の階段でを上り下りしたり、ジムにはさまざまな人がいた。
ゴリゴリのマッチョもいれば母と同世代ぐらいの人、イスラム教徒の衣装でトレーニングする人、ママや妊婦さんなど…。その誰もがアクティブで「こんなのできない‼」なんていう人は1人もいなく、できないことにも励まし合いながら挑戦していく。そして、終わるまで応援してくれる。
大人になって運動部を体験しているような感覚で1時間あっという間に過ぎていた。楽しくて、当たり前に週5回は通うようになっていた。
4時半に起きて、出勤前の5時クラスに参加して、シャワーを浴びて出勤する。
その生活が、仕事の生産性もあげて、明日もジムに行きたいからダラダラと会社にいるのを辞める。なんだか、どんどん身体が軽くなってきたし、いろんなことが前向きに進んで心もハッピー♡
気づくと私の生活に欠かせない時間になっていた。
そして、全く気にしなくなっていた体重のこと。でも鏡を見ると、引き締まっているし、何だか今の自分がすごく好き♡
この頃から体重の増減もなくなり、食事を楽しんで好きな身体でいられることこそ私の理想の健康だ!と気付けた。
そして、摂食障害のような衝動はこれ以降全く出てきていない。

「私、食べても太らないんです」はホントだったんだ!!
Vol.10へ続く…。

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