見出し画像

インターの卒業イベントでDr.Suessを振り返る【バイリンガルの娘を育てたわたしのストーリー⑮】

こんにちは。Asakoバイリンガル子育てです。
バイリンガル子育て歴18年。一人娘は昨年よりアメリカアイビーリーグ大へ進学、現在は夏休みで日本に一時帰国中です。

母である私も娘の一時帰国により少しペースが崩れ、投稿が滞りぎみでしたが、またペースを戻していきたいと思います📒

前回の投稿では娘の13年間のインターナショナルスクールライフのラストを飾る卒業式とプロム、そしてシニアウオークという卒業イベントに関して記事を書いてみました。

娘がドレスを着こなしてボーイフレンドにリードされながら参加した卒業プロムと卒業式の様子はこちら👇まだご覧になっていない方はお読みください。

https://note.com/asakobilingual/n/n478ad22a8ff9

今日は、前回書ききれなかった、私が個人的にとても感動した卒業イベントシニアランチについて書き残しておきたいと思います。

シニアランチとは、ママたちの有志がボランティアでシニア(12年生)たちにランチをふるまうイベントです。そんなに特徴のあるイベントではなくインターではよくあるポットラック(持ち寄り)パーティーのようなもの。

毎月1回、テーマを決めてそのテーマに沿ったお料理を持ち寄りますが
私はメキシコ料理の日にボランティアとして参加、タコライスなどメキシコ料理とママたちのハンドメイドのお菓子が並びました。

カラフルなハンドメイドのスイーツ

3月に大学の合格発表が出た後のイベントランチでしたので、ママ同士も

『大学決まった?どこに行くの?』
『うわ~おめでとう〜』
『ありがとう〜』
『ええっ、残念だったけどまだチャンスはあるわ!』

など それはそれはオープンな会話が英語と日本語で飛び交います。

インターでは、日本のように我が子の進学する大学や就職する社名を決して隠したりはしません。

事実として合格も不合格も堂々と報告しあうので裏表が全くなく、そういうオープンなところが私はとても居心地が良かったと感じています。

この日のシニアランチでは、外国人ママたちの素晴らしいセンスでアッと言う間にご馳走が並びました。

そして、ご馳走の他には子ども向け絵本 Dr.Seuss のキャラクターのバルーンが飾られていました。


実際に飾られていたDr.Seussのバルーン


ええ?高校卒業を迎える18歳にこのバルーンの装飾って子供すぎるのでは! と思いましたが よく見ると バルーンには素敵なセンテンスが!

それは絵本のタイトルにもなっていた言葉。

『Oh !the places you will GO!』
『Congratulations!Today is your day』

自分の道を歩きはじめる君へ。
おめでとう!今日という日は君のものだよ。

実際のセンテンスには続きもあります、、、

『You are off to a Great Places』
『You are off and away』

素晴らしい場所へ。
いざ旅立ちのとき😭😭😭 

ドクタースースの絵本シリーズはインターに通う子どもたちが授業でも必ず読んでいますし、英語育児をされている親御さんもほぼみなさん取り入れているバイリンガル育児の必読書とも言われています。


このバルーンに書かれたセンテンスも、その昔 私自身も娘への読み聞かせで何度もCDをかけて本をめくっていたもの。
当時はあまり響かず、ただ読み進めていたというだけでした。

そして、今日この場所で改めてこのフレーズを目にしたとき、新しい道を歩んでいく子どもたちに向けてのはなむけの言葉だったんだ!とパズルが繋がった気分になり胸が熱くなりました。

この日のもうひとつの目玉として、学校内にもうすぐ卒業を迎える生徒たちの幼少期の写真がずらりと飾られていました。

数日前に学校からメール連絡があり、子どもの赤ちゃんの時の写真のデータをメールにて提出するよう依頼がありましたがこんな形で感動的なデコレーションとなっているとは!
もうすぐ卒業だという実感が一気に沸いてきて、ますます涙を誘います。


12年生全員の赤ちゃん時代の写真が飾られていました

家に戻った私は、本棚にしまい込んでいたDr.Seussの本を引っ張り出してきてこの日はしばらくぶりにページをめくり、もうすぐ旅立つ娘との18年間の思い出をひしひしと噛みしめていました。

『Oh !the places you will GO!』
『Congratulations! Today is your day』
『You are off to a Great Places』
『You are off and away』

今、小さいお子さんに英語育児をされているママたちも、是非この『Oh the places you will GO!』を読んでいただきたいなあ。

そして、お子さんがいつか大きくなって遠く巣立って行かれるときにこの絵本をもう一度手にとられて、今しかないかけがいのない時間を振り返ってみていただきたいなあと思います✨

今日もお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?