ノルウェー皇太子妃の息子が「プレイボーイのモデル」と交際中 王室が全面抗議
ロイヤルファミリーの、「私たちのプライベートには過剰に干渉しないでほしい」という言い分は、どれほど通用するのだろうか。
物価が高く、高い税金を払う北欧ノルウェーでは、納税をしない王室に対して、厳しい批判が飛ぶことがある。
ここ数年間で目立っている批判といえば、メッテ・マーリット皇太子妃の息子であるマリウス・ホイビー氏の動向だ。
※25日に情報を追加しました(記事後半)
かつて、一般人であったマーリット皇太子妃。ホーコン皇太子との結婚前には、別の男性との間にひとりの子どもを身ごもっていた。その息子マリウス・ホイビー氏には王位継承権はないが、公式な王室のイベントには姿を現すこともある。皇太子と皇太子妃の間には、その後、王位継承権をもつ2人のこどもが生まれる。
21歳のホイビー氏は、マスコミに報道されても仕方がない「公人」なのか。過剰報道はされるべきではない「一般人」なのか。
ホイビー氏を公人ではないとするノルウェー王室の見解は、ノルウェーの現地メディアからは理解を得られていない。
ホイビー氏は、インスタグラムを一般公開しており、5万人以上のフォロワーを持つ。この数字は、人口520万人の小国ノルウェーでは、芸能人やインフルエンサーと同じような影響力をもつ。
人気ドラマ『SKAM』にエキストラ出演をしたり、現地の商品売買サイトに、私物を売り、王室の住所を掲載するなど、一般人とは言い難い行動が指摘されていた。
批判されることは、わかっていただろう。
それでも、自分の結婚が原因で、静かな私生活を送ることができない息子をマーリット皇太子妃は、必死に擁護する。
昨年の1月、ホイビー氏の留学が発表された。同時に、皇太子妃は、ノルウェーメディアの過剰報道を非難した。
しかし、報道陣側は、一斉に、「ノルウェーでの王室報道は、他国と比較してひどいものではなく、一般人という主張は身勝手すぎる」という姿勢で対立していた。
行き過ぎた王室報道といえば、ノルウェーではゴシップ雑誌の『Se og Hor』だろう。
この雑誌は、芸能人や王室関係者の私生活を面白く取り上げる雑誌だ。美容院や病院などには必ずといっていいほど置いてある。「私はこれを買っている」と人々は堂々と言わないかもしれないが、こっそりと面白がって読んでいる。
筆者にとっては、どうでもいい恋愛ネタが多いので、普段は読まない。だが、『メッテ・マーリットの息子が、また恋に落ちた。今度のお相手は、プレイボーイのモデル』という雑誌の表紙をスーパーで見た時は、「またひと騒動ありそうだな」とは思った。
ホイビー氏は、アメリカで別の女性と付き合っていたが、別れて、ノルウェーに帰国していた。
新しい恋人は、ノルウェー人モデルのユリアンネ・スネッケスタ(Juliane Snekkestad )さん(21)。雑誌によると、現在ロンドンで同棲中。
関係がばれた原因は、スネッケスタさんのインスタグラムだった
Photo&Text: Asaki Abumi
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