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10人に1人が本を出版する国。アイスランド本屋でモチベーションを買う

アイスランド選挙の滞在中は本屋に何度か立ち寄りました。この国は読書好きが多く、10人に1人が本を出版するらしい。なにごと。

本屋の数も多く、「本屋がこれから生き延びていくには?」を考えるヒントがたくさん詰まっている国だなと思いました。

「本を売る」ことだけで商売しておらず、カフェと融合、居心地のいいソファやイスでコーヒーを飲みながら本を読めたり、文房具や子どものおもちゃなども売っていたり。バーになって音楽演奏しているところもあり、お土産をきっかけに観光客を本屋という空間に立ち寄らせるのも上手。

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9日間の滞在中に何度、本屋にふらりと入ったことか。

「取材ノート買おう」

「お土産買おう」

「アイスランド社会と政治の資料が欲しい」

「のど沸いた」

「休憩したい」

などなど。違う目的で本屋に何度も何度も入店しました。

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アイスランドでは仕事の資料として10冊くらいは本も買ったかな。

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その中の4冊はアイスランド語の語学勉強のための本でした。

アイスランド大学の図書館には語学の教科書がたくさん山積みされていて、もう天国!

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実はこの本はネットで印刷もできるのですが(ノルウェーの語学教室からPDFで提供される)、でも私は印刷した紙の束よりも、ちゃんと本としてまとまっている教科書のほうがやる気が出るんです。

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なんだか、全然違うのよ。


北欧だから紙は価格が高いし、「その分の元をとるぞ!」とも思う。

本棚に教科書が並んでいる光景も好き。

教科書をぼろぼろになるまで使い込むのも好き。

本のページをぺらぺらとめくるのが好き。


教科書は早速使い始めています。モチベーションってお金で買えるものと買えないものがあると思うのですが、教科書や有料アプリ、有料レッスンは買える。私はこれのお陰で勉強習慣を継続することもできます。


アイスランドは読書好きが本屋観光もできる意外な国です。

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『中等教育資料』10月号で「若者・社会を動かす北欧の教育と政治」を寄稿しました。Kindleバージョンのサンプルで全文読めますぞ。

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9/27~10/3のフィンランド語の勉強記録 合計12時間くらい

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9/27~10/3のアイスランド語の勉強記録 合計8時間半くらい

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・アイスランド語のオンライン教室(ノルウェーの成人教育学校のクラス)90分

『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。