ニュースで語学を学ぶときは「のんびり」モード
☆写真はオスロの数年前の冬
フィンランド公共局YLEの「やさしいフィンランド語ニュース」を今日はこんな感じで勉強しました。
私は勉強方法を日々、毎週アップデートしているので、同じニュースサイトでも教材としての利用方法が時期によって異なります。
今日はこう。まずは12月5日土曜日のニュース
このラジオを1度聞きます。
その後フィンランド語の全文をグーグル翻訳に英語にコピペします。
ジャーナリストとして仕事する時はグーグル翻訳は使っていませんが、フィンランド語の語学勉強の時はうまく利用します。
このニュースサイトにおいては「全文を自分で辞書を使いながらしっかりと翻訳」しようとはしていません。日本の学校での英語の授業、上智大学のフランス語学科ではそういう「しっかり翻訳」作業をよくしていたけど、このニュースサイトではそこまでがっつりやろうとはしていない。それだと体力も時間ももっと使うので、毎日ニュースをチェックする習慣がつきにくそうだし。
なんとなく、大体わかればいい。
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このニュースサイトを見る時の目的は
ニュースの内容が大体わかればいい
リスニング力を鍛える
新しい単語を1~3個知ることができればいい
ジャーナリストの仕事の一環としてネタ探し
単語は丸暗記しようとしていない
新しい単語は何個も覚えようとはしていません。詰め込みすぎても暗記できるほど頭がよくないので。「この単語、これからも使いそうだな」と思ったら何回か声に出して、「いつか頭に定着するといいな!」くらいの感覚。
例えばこの今日のサイトでいうなら、
voi olla lainvastaisia (違法かもしれない)
tihkusadetta (霧雨)
このふたつは「いつかちゃんと定着するといいな」と思った。丸暗記しようとはしていない。どうせ忘れる。まぁ何度も繰り返し、いろいろな場面でその単語に何回か出会うことがあれば、いずれ定着するでしょう、というくらいの気持ち。
関心度が高い・低いニュースを分ける
その日のニュースにもよるけれど、ちゃんと理解しようとする内容のニュースはすぐさま判断して優先順位を頭の中でつけます。
例えばこの日のニュースなら、
フィランドでのコロナ感染状況
バルト海での政治事情
アメリカ軍のソマリア撤退
フィンランドの独立記念日
フィランドの天気
「バルト海での政治事情」と「アメリカ軍のソマリア撤退」は私の中で優先度低めで、残り3つは高めでとなんとなく判断しました。全部のニュースをちゃんと理解しようとするとエネルギー使うので。
それで優先度の高い3つの内容の単語をよく確認したり、ラジオで音を何回も聞きます。
机から離れて音を何度も聞く
このニュースサイトは何度も何度も、5回も10回も繰り返して聞くことが多い。リスニング力の筋トレ。
こういう時はずっとイスに座ってパソコン画面をじっと見つめている必要はないので、部屋の別の場所に移動して、ヨガとかをしながら聞いていることも多いです。
そうしていると、「あれ、この単語はどういう意味だっけ?」、「この文法、そういえば前に学んだな」とかの気づきもある。
ニュースは「のんびりモード」の分類
私の中でたくさんある教材の中で、「すごく集中力が必要」と「のんびりモード」でそれぞれの教材がなんとなく分類されています。全部の勉強時間が「超集中」だと疲れちゃう。
ニュースはじつはのんびりモード分類。ディズニー映画をフィンランド語で鑑賞する時と同じ分類。
語学サイトのInnovativeとかで文法とかをむんむんと考えて、「あ~、頭使ったな、ちょっと気晴らししたいな」、「気を抜いてちょっと勉強したいな」という時はニュースキャスターのお話を聞いたりします。
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今日はフィンランドは独立記念日なので、公共局YLEの別のテレビ番組を見ながら、独立記念日のセレモニーとかも見ています。
たまにスウェーデン語での説明もあるのでわかりやすい(フィンランドではスウェーデン語も公用語)
このような番組を見ている時は、語学勉強というよりは、もうほとんどジャーナリストとしての文化を学ぶ時間・ネタ探しですね。
ニュースサイトは教材として便利~。
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☆語学ができたから出版できた本。カラー写真150枚と写真集として北欧政治を知ることができる内容になっています。
『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。