見出し画像

映画館で映画を観る意味、価値は?

俳優を目指していた経歴上、映画はよく観てきた。これからこのnoteでもオススメしたい映画なんかを紹介していこうと思うんだけど、ふと映画を映画館で観る意味?価値?って何だろって思い浮かんだ。

今は昔、以上に手頃に家で映画を観る事ができます。レンタルビデオ屋まで足を運ばなくてもテレビで、パソコンで。しかも料金も定額で見放題なんていう時代。こうしてみると映画館まで足を運んで、チケット買ってまで観る必要ってある?、少し我慢すればいずれ家でもみられるようになるんだしと思えてくるのも仕方がない事だとも言えます。

わたくしも演技の勉強のため、という目的を含めて観る場合は家で観る場合が多いです。よほど話題になっていない限り今、公開中の映画を選択した記憶はあんまりない。

が、だからといって全く映画館で映画を観ていなかったわけではありません。演技の勉強を始めた最初の1年間はアカデミー賞を受賞した映画は必ず映画館で観るというのをやっていましたので。

それに幼い頃は主にドラえもんやクレヨンしんちゃんの映画を観に行きましたし、あとは学生時代、友達や彼女と観たりと・・・。

そこから見えてきた映画を家で観た場合では得られないもの、映画館で観た場合との大きな違い、メリットを書いて行きたいと思います。

映画は映画館で観る事を前提に作られている。

言われてみれば当たり前の事です。監督やスタッフさんはあの大スクリーンで映し出される事を頭に入れて、映画館の音響で流れる事を考えて作っています。

やはり特に音響効果に関しての恩恵は凄まじく、家で気軽に映画を観る人の家に高価なスピーカーが備えつけれているか?と言われたらそうでない場合が多いと思いますし、自宅で、個人で用意できる物と映画館という施設に備え付けられているスピーカーではやはり比べ物にならないでしょう。

これにより何気ないシーンでも映画館で観る事によって「凄い」と思えてしまうんです。例えばヘリコプターが空を飛んでいる映像と共にそのプロペラが回る音が鳴り響く。これ、映画館で観るとすごい迫力なんですよね。まるで映像の中に居るような臨場感を味わえます。

映像なんかも大スクリーンで観てこそ、感動してしまう、本当に価値があるものって実はあると思います。広大な自然を上空から撮影した、大都会の綺麗な夜景、そんな映像を大スクリーンと音楽と共に観た時はそれだけで圧巻です。

ドラえもんだとタケコプターで空を飛ぶシーンも多いので、そんなシーンを大スクリーンで観ただけで子供時代は胸が躍ったものです。

このように大スクリーンで、迫力の音響で観れば感動するというのを狙って作られているシーンもあるって事ですね。そんな意図があるならその作品を本当に楽しむには映画館で観るのが一番良いのでしょう。

記憶に残る、思い出に残る。

ちょっとライト層にはピンと来ないかもしれない事を書きましたが、何よりこれが一番のメリットというか、違いなんじゃないですかね?

小学生時代から今まで、映画館で観た作品名は全て覚えているんですよ。

そんなに数が多くないっていうのもあると思いますが、逆に家で観た映画ってあんまり面白くないと直ぐに作品名を忘れてしまうが、映画館で観た作品はたとえいまいちでも覚えています。

なぜ覚えているかというと、ただ単に映画を観るという行為に留まらない過程が映画館に着くまでに、映画が終わった後にもあって、それとセットになって頭の中に記憶されるからでしょう。

なぜこの映画を観る事にしたのか、友達と話し合った時のこと、映画を観る前、一緒に観る友達と待ち合わせをするがその一人が遅刻したこと、終わった後にあの登場人物、お前に似ていたなとかふざけ合ったりと・・・これらも全て記憶にあります。

もちろん観賞中、場内が爆笑の渦で包まれたのならそんな光景、忘れるはずありませんよね。クレヨンしんちゃんの映画を観た時は特に観ている人と一緒に笑ったなという事で父親も未だに面白かったなと記憶に残っているそうでした。

映画館で観ると言うのは単に映画を観るという事に留まらず、そこには人との交流が生まれるので、家で手軽に観た場合と比べれば濃い体験ができるという事でしょうね。

そしてそんな作品の中で特に面白かったものはまた家でも、映像ソフトを買って観たくなる事も多い事でしょう。

そこで当時、一緒に観に行った人と思い出話でも語りながらまたその作品の素晴らしさに浸ってみるのも一興ではないでしょうか?


この記事が参加している募集

映画館の思い出

現在「自分のビジネス」を構築中なのでこれはためになったと感じてくれましたら是非サポートをお願いします!