セクゾが改名するらしい

私の贔屓にしているグループは「Sexy Zone」と言って、初めてみたら三度見まったなしの名前をしています。そんなついぞ大好きになってしまったグループが改名するらしい。さっきFC動画が上がったばっかりで、私もまだ困惑しています。でも今思うことを、残しておこうかな、と思ってこうやって深夜にキーボードを叩いています。

連日ニュースを見れば、「ジャニーズ事務所」関連の報道ばかりが映し出されています。友達に会えば「ジャニーズ大変だね？」と苦笑されたり、美容院に行けばジャニーズに対する持論をここぞとばかりに展開されたり、いろんな人に「みんなで事務所辞めればいいんじゃん？なんでやめないの？」とか言われたりする毎日を送っています。正直、私は「どうやって笑えばいいんだっけ」ってその度に思います。

私はジャニオタ（代わりの言葉が見つからないのでこうやって書かせていただきます）ですので、事務所のタレントがその名前にどれだけ誇りを持ってアイドルという職業を全うしているか、というのはずっとどの推しに対してもひしひしと感じていました。

「さっすがジャニーズ！」と言われるのも、「ほんとにジャニーズ？笑」と笑われるのも、「ジャニーズ」という誇りをずっと持ってお仕事をしているからこそ、周りからのリスペクトを得て生まれた文化であると思います。
彼ら自身がその冠を強く、多くの意味を持たせ、確固たるものにしてきたのだと私は思います。

ここでいう「ジャニーズ」というのは一つの響き、骨組みに過ぎません。ジャニーさんの作り上げた帝国、という意味で書いていないのを承知していただきたい。でもその響きには文化が含まれていると思うのです。それを表す他の言葉が見当たらないということです。

ここで「ジャニーズ抜けたら推しも推さなくなるの？」と言われたりします。私は「NO」ではあるものの、それとは別にジャニーズの文化が大好きです。トンチキな歌詞、トンチキな舞台、デビュー文化、ドームの特別感、洗練され過ぎていない、耳ごごちの良いポップでキュートな曲とか。「ジャニーズ」という枠が強固な故の先輩後輩関係も大好きです。デビュー前はこの人とこの人は同じユニットだったんだよ、みたいな。あとは別のグループの曲をカバーしたり、コラボしたり。グループの垣根を超えて仲良しなグループがあったり、その二人がついに舞台をやれたり、とかそういう「特別」をたくさんくれるのはジャニーズです。

滅多に会えないから、たまにいくライブが一生の宝物になります。なのにチケット代は10000円も行きません。学生の子がお金を貯めて十分行けたりします。

「ジャニーズ事務所」はジャニーさんが創始した会社ではありますが、いろんなタレントたちやスタッフさんが積み上げてきた豊かなエンタメの宝庫であり、多くの人を夢中にさせる技量があるのです。私はそれを思うとこの結果が切なく思えますし、やるせないと言った思いもあります。

そんな中、我が推しグループのセクシーゾーンもとうとう大きな転機を迎えます。

名前というのはただの響きであり、変わっても本質が変わるわけではありません。

ただ、やっぱりセクシーゾーンがセクシーゾーンでなくなることはただただ寂しい。ある種、ハンデのある名前であると思うのだけど、彼らが彼らなりに育ててきたことを思うと胸がぎゅっとなります。

ケンティーが「セクシーサンキュー」と言ってセクシーゾーンをよりポップで大衆的にしてくれたのも、風磨が「俺セクシーゾーンっすよ？」と半ば自嘲的な笑いにしてくれたのも、私は彼らの努力の結晶であり、大切な思い出と思っています。時代を創ったり、Sexy summerに雪が降ったり、Real な sexyだったり、最近は「三、二、一、sexy….」だったりしたわけですからこれ即ちマジで寂しいです。

彼らの「セクシーゾーンで~す！」という挨拶の声の高さもテンポも当たり前みたいに思い出すことができます。年を追うごとにどんどん馴染んでいったし、私の中でもそれが聞けることが当たり前の幸せになっていました。

ああでもそうか、このタイミングでセクシーゾーンもまたエンジンをかけ直すんだなと思います。

FC動画を見て、彼らの愛を抱えきれないくらい受け取りました。マリウスの卒業報告だってそうでした。「僕たちを応援してくれるファンにはまず一番に報告を」そういう姿勢が言葉だけでなく、本人の口から聞けることとかスピード感からも痛いくらい伝わるのです。

たかがアイドルとファンとおもわれる方もいらっしゃるでしょう。でもされどアイドルとファンだと思うのです。私は彼らの景色の一つの光になれればそれでいい、それを大切にしてくれる人だってわかるからです。

デビュー曲で「大人が決めたやり方、それが正解なの？」と幼子の風貌で一生懸命歌っていた彼らは時を経て、「大人になった今　わかった気がした　答えは誰にもわからないことを」と歌います。

私はこの改名は、彼らが自分たちだけの道を自分たちだけで開拓するためのものだと受け取りました。彼らの素敵なところが変わってしまうこととかに一抹の不安もありません。FC動画で、いつものwith youポーズをしだして、聡ちゃんが動画を切り忘れてほんわかした雰囲気で動画が終わった時この人たちは変わらないだろうと泣くほど安心しました。

最高に満たされています
裏も表もないですごめんねもう全俺が愛だぜ

本音と建前/Sexy Zone

びっくりするよ、この歌詞に書いてあること、言葉じゃなくても受け取った記憶があるんだもん。

だからね、めっちゃ寂しくてデビュー曲どうすんだろとかクマとかセクシーサンキューの行く末とかセクシーサマーの行く末とかめっちゃ不安だけど、だけどセクシーたちが納得する形が私たちが納得する形だろうと思うから、どういう決断をしても尊重したいな、って思うよ！！！！！！って思います。（クソでか感情）

あんなに赤ちゃんみたいだったセクシーたちが、自分たちの道を自分たちで決めて、今大海原に漕ぎ出そうとしてると思うと、私は本当に応援するばかりです。もはや成長を思うと涙がちょちょぎれる。（全員歳上だけど）
でもこれってさ、当たり前にできることじゃないと思うよ。セクシーたちに絶対的な信頼があって、彼らが私たちのことを思ってくれるって確信があるから応援し続けることができているんだな、って今日のことを振り返ると思いました。マジセクシーサンキューすぎるって、、、、

だからね何が言いたいかってさ、事務所がどうなろうと名前が変わろうと、ずっと（現状まだ）セクシーラバーズをやめることはないなってその確信があるってことなんです。

真相に関係ない外野の機嫌は窺わないし、やりたいことしかできないしね。そんな感じで混沌極めた怪文になってしまいましたがご容赦いただけると幸いです。

セクシーたちの新たな門出、これをチャンスと思ってバチこり売れような。

追記
世の中で「sexy」は一応全然禁句じゃないから続けてもいいんじゃないかと思いますよ。セクシーたちは紛れもなくセクシーで魅力的だし、それをずっと大切な言葉として言い続けられればいいなって思います。