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【お悩み相談】休んでばかりの同僚への怒りについて

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー 朝比奈 卵です

本日はオンラインカウンセリングココロノマルシェへ回答いたします

本日のご相談はこちらです

一体どうしたら休んでばかりの同僚への怒りが消えてくれるのでしょう
去年の4月に産休育休から復職した同僚がまた今年の5月から産休育休に入ります。復職後も子供のことで急な休みが多く、ずっと時短勤務です。
その同僚の仕事のカバーを私がすることが多かったのですが、やっと安定して休まなくなってきたところにまた長期の休み。

これを聞いた時には愕然としましたが、繁忙期はまだ休み前だから乗り切れるし、産休育休カバーで派遣スタッフを採用すればなんとかなるか。と気持ちを持ち越し、ここ数ヶ月、心の平和を保っていました。
ですが、今日、会社の上の方からコストの問題で休みカバーは採用できないと言われました。この同僚の休みとは別にチームメンバーを減らされ、そのメンバーの仕事をかぶっただけでなく、別の仕事も追加され、それに加えてこの同僚の仕事のしわ寄せ。
同僚がまた休みをとって自分に皺寄せが来ることの腹立たしさを、なんとかなる、できることだけやろうと消化し、落ち着いたところに、またこういう刺激される問題が起こる。。。一体どうしたらこの問題(休んでばかりの同僚への怒り)は自分から消えてくれるのでしょう。

ちなみに私は独身で、結婚歴も出産歴もありません。年齢的にこれから子どもを持つことはありません。それを望んだことも正直ありません。
また子供の頃から他人に迷惑をかけることも、かけられることもとても嫌いです。(迷惑をかけないというのは無理なのは分かってますが、かけたら自己嫌悪、かけられたら苛立つ)
仕事はできる方です。会社での評価も高く、バリバリこなすタイプです。前職は激務で15年ずっと忙しかったのですが、楽しんでやっていました。しかし、コロナになって自分の生き方を見直して、もっと仕事以外の生活を楽しもうと今の会社(のんびりした大手日系企業)に去年転職しました。のんびりできたのは去年だけで、これからはまた前のように激務になりそうで怖いです。激務から逃れられない運命なのかもしれません。

まとまりがなく長文ですみません。この気持ち持っていき方をアドバイスいただければと思います。よろしくお願いします。
けいまるさん

けいまるさんはじめまして
アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー朝比奈 卵
と申します。
休んでばかりの同僚の仕事のほかに
仕事がたんまり…
これでは怒りたくなるのも当然ですよね…
ひとまず呑んで愚痴りませんか?
と、個人的にはそう思うばかりなのですが、
それだとご回答になりませんので

今日はこころの仕組みという面から「怒り」という感情についてお話させて頂ければと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

「怒り」というのはとても不快な感情で、
できれば感じたくないのですが、
そんな「怒り」は、わたしたちにとって
大切なものを見せてくれる存在でもあります。
けいまるさんも既にご存知かもしれませんが

怒りは「感情の蓋」と言われ(二次感情)
怒りの下に本当の気持ちがあると言われます。

主として

分かって欲しかった
愛して欲しかった
助けて欲しかった

これら3つの要素に波及した気持ちであり、
それが叶わなかった時、わたしたちは心に痛みを感じ、怒りと現れます。

例えば、
もっと配慮して欲しかった
気持ちを分かって欲しかった

などなど

この怒りの下には一体どんな気持ちがあるだろう?ご自分の本当の気持ちを探し、寄り添ってあげることもひとつ
(ぜひカウンセラーと一緒にされることをお勧めします)

また強烈な怒りや、なかなか抜け切らない怒りについては
「いいかげんにして!」「おいこら!」などなど強烈に感じたままの感情を「お恨み帳」などで書き流して頂くというのが
先決となりますので、その後、余裕が出ましたら怒りの中身を見て行かれるというのがよろしいかと思います。

そして、
怒りからの大切なお知らせがもうひとつ
それは

自分が制限しているもの、禁止しているものが見える。

というものです。

人は自分に許可していないことを誰かが簡単にやっている(ように見える)と大きな怒りに繋がることがあります。

例えばダイエットをしている横で美味しそうにケーキ食べている人を見たら腹立たしくもなりますよね。

「私がこんなに我慢しているのにー!」

こんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?

今回のご相談では

>去年の4月に産休育休から復職した同僚がまた今年の5月から産休育休に入ります。復職後も子供のことで急な休みが多く、ずっと時短勤務です。その同僚の仕事のカバーを私がすることが多かったのですが、やっと安定して休まなくなってきたところにまた長期の休み。

「休むこと」について

> 子供の頃から他人に迷惑をかけることも、かけられることもとても嫌いです。(迷惑をかけないというのは無理なのは分かってますが、かけたら自己嫌悪、かけられたら苛立つ

「迷惑を掛けること」について

けいまるさんが頑張って、休まず、迷惑を掛けずにいた分、反対のことを易々としてくるようなこの同僚への大きな怒りに繋がっているのではないかと思います。

>コロナになって自分の生き方を見直して、もっと仕事以外の生活を楽しもうと今の会社(のんびりした大手日系企業)に去年転職しました。

ということでもありますので、私からは

今までご自分の中で制限や禁止してきたことを

少しゆるめてみませんか?


そんなご提案をさせて頂ければと思います。

具体的にどのようなことかと言いますと、
けいまるさんが仮に
昔と同じような仕事環境になったとしても、
前のようにバリバリやらないでもいい
という選択肢を持つことを自分に許す
ということもひとつではないかなと思います。実際には
周りの人に助けてもらう
人を頼る
お願いする
などなど…

そんなことしたら、迷惑になる!

と思われるかもしれませんが、
自立の立場の方が上記のことを用いると

迷惑とは真逆の性質になるのです。

例えばこんな話があります。
いつも強いリーダーシップを執っていた社長が不渡りから会社は倒産寸前、どうにもならない状況に社長が弱みをみせると、
これまでじっと見ているだけだった社員が総立ちで力を発揮し会社を救った。

つまり
頼る→相手の力を引き出す
弱みをみせる→相手の強さを引き出す

頼る、弱る、頼む、というのは一見ネガティブに見えるのですが、時に相手のポジティブを引き出すことに繋がる要素でもあるのです

けいまるさんは本来、他の人の何倍もの仕事をこなせる能力とエネルギーをお持ちだと思うのですが、そこをあえて少し落としてみる。すると

周りの人が力を発揮し始める


そんな効果が期待されます。

不思議なのですが、「バランスの法則」というもので、私達は互いの足りないものを補足するように動くという習性があります。

人は無意識にバランスを取り合う生き物なんですね

チームという組織もそんなそれぞれの(無意識的な)バランスから成り立っていますので、そのバランスを崩すことで一方に偏り過ぎていたエネルギーを調整する。自分らしく整えるということにも使えたりします。

まずは余裕のある仕事、自分でもできるけど、、ちょっと頼んでみようか?と小さなバランスを崩すことから始めてみられることをお勧めします。

これまで15年もの長きに渡り、会社に、人に、社会にたくさんのものを与えて来られたけいまるさん。

その恩恵は計り知れないと思います。


そんなけいまるさんだからこそ、次はその恩恵を「受け取る」というステージに入られたのではないかなと個人的にはその様に感じました。

豊かなエネルギー(生命力、セクシャリティ)に溢れ、社会人としての能力にも抜群に長けているけいまるさんが、これから思い描く通りの仕事&プライベートの時間をたくさんたくさん過ごせますように!

本日はご相談ありがとうございました。

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー朝比奈 卵

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